精霊とは
「出番ね。エレボス行きましょ」
呼び声を聞いたエクレアはそう言って立ち上がった
「具体的にエクレアは何をするんだ?」
「お母様が大礼拝の儀式をするのよ。それを私とマカロンが補佐するの。それでいつもならまずマカロンがほとんど補佐をして私は最後の締めをやるのよ。今回はその締めにエレボスの論功行賞を行うの」
そう言い終わると同時に二人は廊下に出た
「え?俺どうすればいいの?」
「お母様がエレボスの名前を呼ぶからそしたら壇上に出ればいいの。そしたら後はその場の流れに合わせればいいわ」
「なるほど。最後の締めっていうのは?」
エレボスがそう聞くと
「ふふ。まずエルピス家は水魔法の適性を確実に持っているの。そしてセラフ教の教えの一つに{神セラフは我々に火・水・風・雷・地・自然を与えたそして光と闇を我々は作った}っていうのがあるの。それで偶数月の初めに{六精霊祭}っていうお祭りがあるの。そして大礼拝って言うのはそれの後夜祭みたいなもので祭り締めに当たるわ。そしてその締めとして私の魔法とウィンディーネ様の力で生成した水を礼拝者に渡すの」
エクレアはそう説明した
「う、ウィンディーネ?」
(なんか前世で聞いたことあるな。水のすごい精霊だったよな?)
「六大精霊の一柱よ。エルピス家はウィンディーネ様の加護を受けているのよ」
「六大精霊?」
聞きなじみのない言葉にエレボスが首を傾げる
「そもそも精霊がどんなものか知ってる?」
「なんか水とか火を司ってる奴」
「まー、合ってるわね。六大精霊って言うのは火・水・風・雷・地・自然の各属性を司る精霊の頂点に位置する精霊よ。ちなみに精霊には区分があって上から
・六大精霊 6体
・十二天精霊 12体
・大精霊 100体
・上位精霊 1000体近く
・中位精霊 1万体近く
・下位精霊 10万体近く
・精霊 100万体近く
・微精霊 無数の居る
って感じね」
「ほへー」
(悪魔の階級と似てるな)
そうエレボスが考えると
{精霊と悪魔の階級を合わせるとね
大罪悪魔>六大精霊>王悪魔>十二天精霊>君主悪魔>公爵悪魔>大精霊>侯爵悪魔>伯爵悪魔>上位精霊>騎士悪魔>総裁悪魔>中位精霊>上位悪魔>中位悪魔>下位悪魔=精霊>>>微精霊
っていう力区分になるわよ}
「六大精霊って王悪魔より強いのか、、、」
「ええ。ちなみに聖騎士団長は炎の六大精霊、イフリートと契約している上に神聖術式もマスターしているから文字通り六大精霊本来の力を出せるのよ」
「へー」
そうして新たな知識をエレボスが得ると同時に
「着いた」
礼拝が行われている礼拝堂の壇上の横にたどり着いた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます