教会までの道のり
ガチャ
「お待たせ」
「似合ってるじゃない。かっこいいわよ」
部屋から出てきたエレボスはしっかりとした服装に身を包んでいた
「丁度そろそろ大礼拝が始まるから行きましょう」
そうして二人は教会へ向かうのであった
「ところで、エレボスってセラフ教に対して何も思わないの?悪魔契約してるのに、、、」
「ああ、、、俺は特に何も思ってないよ。ただ」
「ただ?」
「俺の家は、、、絶対キレるな」
エレボスは言いづらそうにそう言う
「え?なんで?」
「問題。俺は何でその場ですぐに悪魔契約を結んですぐに悪魔の力を使えたでしょうか?」
「う~ん」
エレボスの出した問題にエクレアは考え込む
(悪魔についてある程度知識があった?家全体がそういう知識がある、、、ベルムート家の領地はアーデン魔国と隣接してる、、、っ!)
「ベルムート家は悪魔信仰の家でアーデン魔国と通じてる!?」
「そゆこと」
「ちょっと待って!そんな家に居て大丈夫なの?!そのことがばれたらエレボスも殺されるよ!」
エクレアは焦った様子でそう言う だがエレボスは
「大丈夫だろ。ヤバくなったら逃げるよ。闇魔法があれば逃げ切れる」
そう返した
「っ、、、本当にやばかったら私の名前出していいからね。私のことを命がけで助けたって言う功績があればセラフ神聖国の監視下にはおかれるだろうけど殺されないで済むだろうから」
「わかったよ。ヤバくなったら助けてもらうよ」
そうエレボスが言い終わると同時に
「見えてきた。あれがヘルメス家が誇るこの国最大のセラフ教の教会よ」
教会が見えてきた
「うぉ!でけぇ」
教会はそれだけが貴族の邸宅と見間違えるほどの大きさだった
「お父様達は教会の当主室に居ると思うから行きましょう」
「あ、ああ」
(デカいな)
そうエレボスが唖然としているとあるのよ
{アーデン魔国にもこれと同等の聖堂が7つあるわよ}
突然ベルがそう言ってきた
{7つ?ずいぶん具体的なんだな}
エレボスがそう言うと
{ふふ。悪魔と7という数字に何か覚えはない?}
ベルは面白そうにそう言って聞いてきた
{悪魔と7,、、もしかして七つの大罪か?}
{正解。この世界の最上級の悪魔は原罪の悪魔っていう7人の悪魔なのよ。アーデン魔国には各原罪の悪魔を称える聖堂があるのよ。それとアーデン魔国の中央魔都にはそれをはるかに上回る聖堂があるわ}
{へぇー。いつか見に行ってみたいな}
{、、、}
(絶対行くわよ。そうじゃないと、、、できないからね)
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