エレボス(悪魔術師)VS伯爵司教 1

「っ!」

(自分の力についてなんか理解しやがったな)

空気の変わったエレボスを見てモラクスはそう考える そして

「フォールンゲイザー!」

エレボスに襲い掛かる

「、、、黒鐘ブラックベル

ガキン

「なっ!」

だがエレボスはそれを漆黒に染まった剣で受け止めた

「悪魔術、、、すさまじい力だな」

「嘘だろ、、、」

(契約して1日もたってないガキが俺の一撃を相殺しただと!)

「どんだけヤバい悪魔と契約をしやがった!ベルムート家だといえどもさすがにおかしいだろ!」

モラクスはそう絶叫するのであった




「ふっ」

(悪魔自体はこっちの方が下だよ。でも闇魔法の増加分でそれがひっくり返る、、、マジでチートだな)

モラクスが絶叫するのを見てエレボスはそうほくそ笑む

「魔眼は次使えば魔力切れで終わりだ、、、白兵戦でどうにかするしかない」

宿木はその場にエクレアを寝かせ剣を構える そして

「デモンズアクセル」

{身体強化}と魔法のダブル加速で一気にモラクスに

スパン

切りかった

「ぐぁ!!」

モラクスは回避はしたが首を切られた

モラクスの体はその場に崩れ落ち槍も手から落ちる  だが

「速いな」

後ろに控えている司教の一人がそう言いながら前に出る

(今の加速、魔法だけじゃないな、、、契約した悪魔の権能か?)

そしてそう考えて居ると

「モラクス様!」

「加勢させていただきます!」

モラクスが切り裂かれたのを見て控えていた司教が参戦しようとする 

しかし

「お前らは出るな。下手に全員で攻撃するより俺一人で戦って死ぬたびにお前らに魂を移す方が良い」

モラクスはそう言って押しとどめた

モラクスの発言は「お前らはオレのスペアだ」という意味だが

「わかりました!」

「我々の命どうぞお使いください!」

司教達はそれが至高の喜びのようにそう言う

「っち!異常者が」

「悪魔にかかわってるやつは全員異常者だよ、、、お前もな」

エレボスの悪態にモラクスは前に落ちていた槍を魔法のように地面から引き揚げ

そう言う

「そうかよ!だったら異常者どうしやりあおうじゃねえか!」

(もうやるしかねえ!逃げも隠れも何もできねえんだ!)

「デモンズアクセル」

覚悟を決めたエレボスは切りかかる

「フォールンゲイザー」

ドカン

二人の攻撃がぶつかり爆発が起こる






???

「爆発?」

「森の方角からですかね?」

「気になるわね。遠征帰りだけど見てくるわ。アベル、隊を率いて先に帰ってて」

「了解です。団長もお気をつけて」

「ええ。ウェスタでまた」

そうして女騎士、、、ヘルメス家騎士団団長{アンドロメダ・メーレン}は馬を走らせるのであった

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