ベルとの出会い

「悪魔?」

「この羽見ればわかるでしょ。正真正銘の悪魔よ」

緑髪の悪魔はそう言うとエレボスに近づき

「私の名前は、、、そうねベルと名乗っておくわ」

そう名乗った

「俺の名前はエレボスだ、、、それで?代償に何を差し出せばいい?」

エレボスはあっさりと名乗り本題にすぐ入る

「話が早くて助かるわ。でも少しゆっくりと話しましょ」

しかしベルはそう言う

「そんな時間ないんだよ!」

「大丈夫、外の時間とは進み方が違うから。椅子にでも座って」

パチンッ

ベルがそう言って指を鳴らすとエレボスの後ろにメルヘン椅子が現れた

「だったら、、、まー」

そしてエレボスは座った

「めんどくさいからお茶とかはがまんして」

そういうとベルは気怠そうにベットに寝そべった

「まずはどんな話しようか?」

「そうだな、、、ベルさん、、、様の

「ベルで良いわよ」

「ベルの力を聞きたい」

「もっと普通の話はないの?」

「そっちが振って来たんだろ」

「それもそうね、、、私と仮契約して使える権能は{肉体操作}ね」

「肉体操作?」

「ええ。効果としては自分の体を強化して回復速度や身体機能を強化できるわ。これだけなら肉体強化だけだけどこれプラス相手の体にも干渉できるわ。例えば」

ベルはエレボスに手を向ける すると

ガクッ

「なんだ?力が」

エレボスの体から力が抜けてその場に座ってしまう

「すごいな。それで、、、対価に何を差し出せばいい?」

エレボスは眼を鋭くしてそう聞く  すると

「別に要らない」

「え?」

ベルは何もいらないと言った

「何も差し出さずにベルの力を借りれると?」

「何も差し出さずではないでしょ、、、赤子の頃からの付き合いだったメイドの犠牲という大きな対価があったでしょ」

ベルは悪魔らしからぬ優しい目を向けてそう言う

「それは俺だけの問題でそっちには何にも関係が

「あなた転生者でしょ」

「っ!」

「転生者なんてこの世界に1人いればいいほどの激レア。そんな人間を最初に見つけられたんだからね。しいて言うなら今後私の許可なく他の契約はできなくなるわ。

{契約不可}これが代償になるわ」

「了解」

「それじゃー、、、契約しましょか」

そうベルが言うと同時に

「っ!」

(右目に熱が)

エレボスの右目に熱が走る そして

「仮契約完了。右目は私からのサービスよ。見ればあなたの固有魔法と私の権能が使えるわ。あと固有魔法は効果が強化されるから。対価は魔力で」

「おー!すごい!」

「それじゃゆっくり話しましょうか、、、と言いたいところだけど今のあなたは外の世界で気になることが大きすぎるでしょうからゆっくりと話せるときまでお預けにしましょうか」


それじゃ頑張ってね

その言葉と同時にエレボスは現実世界に帰るのであった

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