騎士司教VS悪魔メイド 1

「なるほどね、、、エランさん。私が騎士司教を倒しますので、その間他の司教を足止めしてください」

「お一人で大丈夫ですか?」

「メイドを舐めないでください。それではお願いします」

ビュン

アクアはそう言うと即座に距離を詰めると

「ボルトスラッシュ」

フルカスに電撃の剣で切りかかる

ガキン

「うぉ!」

フルカスはそれを禍々しい黒い魔力を纏わした剣で受け止めた

「悪魔の力を纏わせる技術、、、見たことあるか?」

「ええ、、、というか、、、デモンズバースト」

フルカスの問いにアクアはそう答えるとそう呪文を呟いた すると

キュイン

アクアの目の前に直径1mほどの魔法陣が現れそこから

ドカン

黒い光線が放たれた

「ぐぁ!」

それを至近距離で食らったフルカスは大きく吹きとばされた

「逃がすか」

それをアクアは追って行く




「くそ!どうなってやがる」

(デモンバーストだと。あれは悪魔術の中でも高位の術式、、、上位司教クラスで使えるもんだぞ?!それをなんで?)

フルカスがそう考えていると

「はー。同じく悪魔様を信仰するもの同士で戦うなんて馬鹿げてるわね」

フルカスに追い付いたアクアがそう憂鬱そうに言う

「悪魔様を信仰する?お前何もんだ?」

「ベルムート家のメイドよ」

フルカスの問いにアクアは整然と答える

「っ!そう言うことか!なんだこの茶番」

それを聞いてフルカスもあきれた様子になった

「だとしたらなんでヘルメス家なんて言う汚らわしい家のガキなんて護送してんだよ」

そしてそう聞くとアクアは

「っ!私だってあんなクソガキ護送するのは拒絶反応が出るレベルで嫌よ!なんでセラフのクソ神に深く関係している家のため働かなくちゃならないのよ!」

心に秘めていた本音を吐き出す

「でも、、、エレボス様がこの伝手を使いたいって言うから、、、メイドらしくその願いをかなえてるだけ。だからさっさと帰ってくれない?」

「、、、残念だがそれは無理な相談だな。互いに話し合いで解決できなそうだし、、、勝った方が正義ってことで良いな!」

そうフルカスは言うと

「権能を使わせてもらうぞ」

そう言った

「フルカス様の権能は占星、、、そんな感じだろうけどどんな感じかしらね、、、殺す前にあなたの本当の名前聞いておきましょうか」

「名乗るほどの名前じゃんえよ、、、行くぞ」

そうして二人の戦闘が本番を迎えるのであった



補足

司教の名前は契約している悪魔の名前になっています。本名もしっかりとあります

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る