騎士団との出会いと脅威の予感

「え?エクレア?!」

「エクレアって、、、まさか!」

フレデリカとエレボスが驚きの声を上げるとともに

「エランさん!?」

そう言ってエクレアが勢いよく出てきた

「はぁ?!エクレア様?!何故ここに?!」

それを見たエランを筆頭とした騎士達はそう叫んだ

「ここに居るエレボスに盗賊から助けてもらっていたのよ。それで今ヘルメス領に戻ろうとしていたところだったのよ」

「なるほど、、、えっとエレボスさんでしたね。本当にありがとうございました」

エランはそう言って頭を下げた

「いえいえ。ヘルメス領の騎士団に会えるとは、、、まさしく神セラフの導きですね」

「そうですね、、、これも神の思し召し、よければ我々と共にヘルメス領まで来ませんか?エクレア様を救っていただいたのですからご当主様も歓待してくださると」

そうエランが提案すると

「よろしいのですか?!私は田舎で冒険者をしているのでヘルメス領という大都市に行ける機会は是非とも!」

エレボスはそう言って提案を快諾した

「わかりました。では準備しておきます。お疲れでしょうし、この都市一番の宿にご案内しますね」

「ありがとうございます」

そうして騎士団とエレボス達は宿に向かうのであった




「では、私はエクレア様と少し話しておりますねで今日はごゆっくりと」

「はい」

そう言ってエランは部屋を出て行った

「ふー。さすがは都市一番の宿。家と変わりないレベルだ」

エレボスがそう言っていると

「エレボス様?何故この場でエクレア様を騎士団に渡さずについて行くといったのですか?」

アクアがそう聞いてきた

「ヘルメス領に行きたいのと敵の情報を探っておきたい。こんなチャンスはもうないだろうからね。あとは、、、エクレアをしっかりと送り届けたいだけ」

エレボスがそう答えると

「それなら当主様にバレても大丈夫そうですね、、、分かりましたお供させていただきます」

アクアは納得した様子でそう言った

「迷惑かけるな。何かいい感じの報酬を出せるようにしとくよ」

「ありがとうございます。ではお互いまだ昼ですが寝ましょうか、、、正直私も眠くて眠くて」

「そうだな。じゃ、お休み」

そうして二人は就寝したのであった




???

「まさか本当に誘拐されていたとはな、、、お手柄だ」

「いえいえ」

「だが、騎士団はまだしもあのガキと一緒に居る女もいるとなると俺だけでは厳しいな、、、モラクス様をお呼びするしかないか。伝令を頼む。その間に俺は襲撃を掛けて時間を稼いでおく」

「りょ、了解いたしました。フルカス様」

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