良い天気での旅路

「良い天気」

「そうだな。足場が悪いと馬車も揺れるし、馬にも負担がかかって大幅に速度が落ちるからな」

「お坊ちゃまは馬車に乗って移動したことはないでしょうに、、、合っている分たちが悪い」

エレボスの言葉にアクアが苦笑いしてそう言う

「そうだったの?!」

「はは。ごめんごめん。でもあってるから、、、実際に体験することも大事だからこれで堂々と言えるな」

「私もこういう荷馬車的なのは初めてね」

エクレアもそう言う

「ごめんな。しっかりとした馬車もあったんだが、それを使うと貴族だとバレてとんでもない戦力で襲われちゃうからな」

「なるほどね、、、でも普通に快適ね」

「仮にも旅用なのでそこはしっかりとしてるんです。それにしても本当にいい天気ですね。これなら8、9日で到着するかもですね」

アクアがそう言って手綱を引いてく




日も暮れて進むのをやめた三人は近くの川に馬車を止めて一夜を明かすことにした

「どうぞ。夕食です」

「「おー!」」

アクアが出した夕食は

・小麦パン

・タラの香草蒸し

・山菜のスープ

・果物

の四つだ

「自然が豊かな場所でよかったです」

アクアはそう言いながら調理器具を洗い始める

「手伝うぞ」

そう言ってエレボスが手伝おうとすると

「メイドの仕事を手伝わないでください。昔から手伝おうとしてますけど、、、エレボス様は次期当主候補なのですからこういう些事はメイドの任せてゆっくりしていてください」

アクアはもう少し自覚を持てと非難がましく言う

「わかったよ。いただきます」

エレボスは不満そうにしながらも食べ始めた

「いただきます」

エクレアも食べ始め食事を始めるのであった



「「ご馳走様でした」」

「はい。お粗末様でした。では、残りの片づけをしていますのでお二人ごゆっくりとお休みください」

そう言ってアクアは片付けを始めようとした、、、だが

「っ!その前に食後の運動が必要なようですね」

アクアはそう言ってた臨戦態勢をとった

「「え?」」

二人が困惑していると

「そこにいるのは、、、どうやら獣ではないようですね。獣ならそこまで臭くない」

誰もいないはずの森にそう言った だが

「おいおい?それはひどくねえか」

次の瞬間10人ほどの集団が現れて戦闘の男がそう言った

「っ!夜盗か!」

「えっ?!」

そしてエレボスとエクレアもその状況に気が付いた

3人は夜盗に襲われている

「事実を言ったまでですよ」

「そうかよ。なら獣以下らしくお前は俺達のおもちゃとして、、、ガキは、、、奴隷商にでも売っぱらうか」

男は下賤な笑みを浮かべてそう言った

「二人とも後ろに、、、すぐに片付けます」

そうして戦闘が始まる

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