戦闘訓練

「では、、、いつも通りまずは一戦」

「ああ。今日こそは一泡吹かせてやるよ!」

そう言ってエレボスは木刀を構えた

「ふふ。まだまだやられませんよ」

フレデリカも構えた

「、、、行くぞ。風よ!エアリアル」

エレボスは風魔法で風を纏い一気にフレデリカとの距離を詰めた そして

「おら!」

切りかかった 

だが

パコン

エレボスの振るった木刀はあっさりといなされ

スッ

フレデリカのカウンターの一閃が迫る

「っ!風爆」

それをエレボスは火と風の魔法を混ぜて発生させた爆風で一瞬で間合いから外れてどうにか躱した

「相変わらず、剣と魔法の合わせ方が本当にお上手ですね。これだけで国の近衛騎士の新人程度なら余裕で勝てるでしょう」

それにフレデリカはそう称賛をした

「そっちこそ、その受け流しはいまだに抜ける気がしないよ、、、百手撃ったら百手受け流されて六十手返される、、、本当に強い」

エレボスもフレデリカの腕に心からの称賛をする

「では、今日はこの技をお見せしましょう」

そう言うとフレデリカは距離を詰めて上から剣を振り下ろしてきた

シュ

「よっと」

それをエレボスは易々と避けた だが

振り下ろされた木刀が地面に当たると同時に

バン

「なっ!」

その衝撃を利用して下から剣が迫って来た

カン

エレボスはそれを寸前で剣で受け止めるが

「しまっ!」

予期せぬ方向からの攻撃にエレボスは体勢を崩された

そしてそこに

「はっ!」

ボコ

「ぐはぁ!」

フレデリカの強烈なケリが飛んできて腹に刺さった

「かはっ!」

(くそ、、、腹が爆発したみたいに痛い)

エレボスはその衝撃に痙攣までしたが

どうにか体を転がしてその場から離れた 何故なら

ドン

フレデリカは戦闘教育においてスパルタなので

「よく動きました。戦場で動かないことは死を意味しますからと最初から教えていましたからね」

動かなければ飛んで来た炎弾によって追撃を食らうからだ

「は、、はは。最初の頃はよくそのコンボを食らってぼろぼろにされたからな」

エレボスは懐かしそうにもどこか嫌そうにそう言った

(マジでフレデリカの奴、教え始めの6歳の時から普通に動けなくなった俺に魔法打ち込んできたからな。ほんとスパルタだよ)

エレボスは内心そう悪態をつくのであった

「では、、、続きと行きますか」

「ああ!」

そうして二人は戦闘を再開するのであった




フレデリカはこの世界では上の中以上の実力はあります。剣の腕前は近衛騎士団の団長クラスかそれ以上です。化け物だね

それに仮にも打ち合えてるエレボスは将来どうなるんだろうねw

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