宝物庫と家宝と髪飾り

書庫

「どこに宝物庫の扉があるんですか?」

「魔法関連の本棚があるだろ、、、そこに少しからくりがあってな」

そう言うとラオスは魔法関連の本棚の一番下の分厚い本を取り出す すると

「「っ!」」

「どうだ、驚いただろ」

本をどけると奥に階段があった

「入るときに伏せなくちゃいけないのは難点だが、、、古典的過ぎて逆に怪しまれないんだよ」

そう言ってラオスは奥に進んでいった

「二人とも行きましょう」

それに続いてサーレが奥に進んでいった

「、、、行こ。お姉さま」

「うん」

そうしてエレボスとエリンも進んでいった




コツコツコツ

「ここが宝物庫だ」

「「おー!」」

階段を下りた先には堅牢な扉があった

そしてラオスが懐から鍵を取り出し

ガチャ

「さー、入ろう」

4人は部屋に入る だが

「暗!」

「何も見えない」

部屋の中は真っ暗で何も見えなかった

「ふふ。大丈夫よ、、、闇を照らす光を。フラッシュ」

そうされが唱えると

「「あ!明るくなった」」

部屋全体が明るくなった

「無属性魔法って、本当に便利ですねお母さま」

「そうね、自分の属性を磨いていくだけじゃだめよ二人とも」

「「はい」」

「さてっと、、、どこだっけな」

ラオスが目的のものを探す



「それにしてもいっぱいお宝があるわね。伝説の剣とか無いかしら」

そうエリンが言うと

「あるわよ」

サーレがそう言った

「え?本当ですかお母様」

「見せて見せて!」

エレボスとエリンがそう興奮したように言うと

「いいわよ。こっち」

サーレは宝物庫の奥に進みだした

「伝説の剣、、、龍殺しの剣とかかかな!」

「いや、、、殺した龍を素材にした武器かもです!」

二人がそう予想を言うと

「エレボスが正解よ。あれがベルムート家の家宝よ」

そうサーレが指さした先には

「「刀?」」

真っ黒な刀身の刀があった

「龍刀・黒牙、、、バハムートの落とした歯を加工した武器でね。魔法伝導と硬さが凄い刀よ」

「「かっこいい!」」

そう言ってエレボスとエリンが刀に近づこうとすると

「ダメよ」

「「ぐふぇ!」」

サーレが二人に服をつかんで止めた

「あの刀は盗難防止のために初代当主がとんでもないレベルの結界を張っているの。刀から魔力を供給する仕組みだから数百年たった今でも全く破壊できないのよ」

そしてそう説明するのであった

「「なるほど」」

二人がそう納得していると

「あった、あった」

ラオスが何かをもって3人のもとに来た

「これだ」

そしてエリンに

「髪留め?」

宝石がいくつか付けられた黒色の髪留めを渡した

「これには情報隠匿の効果があってな。自身の固有魔法を見えないようにできる効果もあるんだ」

「なるほど、、、ありがとうございます」

そう言いながらエリンは髪留めを付けた

「お姉様似合ってます!」

「ありがとう」

エリンはエレボスの言葉に嬉しそうだ

「さて、出ましょうか」

そうして4人は宝物庫から出るのであった

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