チートの判明

「適性診断紙は紙に手を当てて自分の魔力を流し込めばいいのよ」

エリンが紙を片手にそう言う

「魔力を流し込む、、、えっと?どうやって?」

エレボスがそう聞くと

「なんか体に走る力を流し込めばいいのよ!」

エリンは抽象的な説明をした

「え、えー?」

(姉さん、、、まー、たぶん行けるだろうけど)

エレボスは困惑しながらもそう考えた

「まず、私がやってみるわね」

そう言うとエリンは白紙の紙に手を置いて

「っは!」

魔力を流し込んだ

すると


ベルムート・エリン

適性 火 雷 自然

魔力量 200

固有魔法 デモンズドライブ(悪魔の力を増大させる)


紙にそう印字された

「おー!」

(固有魔法持ちなのか!)

エリンが固有魔法を持っていることに驚きながらそう言葉を漏らした

「魔力量200というのはどれくらいなんですか?」

「お父様が言うにはこの国の一般魔導士の魔力量が100らしいわ」

「っ!」

(この年でこの魔力量ってことは相当やばいんじゃねえか姉さん)

「凄いですね!お姉さま。それに、固有魔法まで持っているなんて」

エレボスがそうほめると

「ふふ!お姉ちゃんをなめないで頂戴!魔法力も魔法を使いまくってどんどん増やしていくし、固有魔法だって、、、固有魔法?」

エリンは途中まではすごいでしょといった感じだったが固有魔法の話になって口を止めた 

そして

「固有魔法?!!」

適正診断紙を見た

「、、、固有魔法が発現してる!」

そしてそう叫んで

「お父様に言わなきゃ!!」

書庫から出ていった

「え、えー」

(今まで発現してなかったのかよ)

エリンの出ていった扉を見ながらそう考えるのであった

「あれ?姉さん紙、置いてったのか」

エレボスの隣に適性診断紙が数枚あった

(なんかやばいチートがあったら、知られるとまずいかもだし)

「、、、やってみるか」

そう言ってエレボスは紙に手を置くと

「っは!」

紙に魔力を送った 

すると


ベルムート・エレボス

適性 火 風 闇

魔力量 100

固有魔法 ベルフェゴーラ(回復・解呪)


「、、、は?」

とんでもないチートが記載されていた

(待て待て待て!3属性適正で、闇だと。それも固有魔法もなんだこれ?!)

「回復と解呪とか闇魔法の弱点と光魔法の特性を使えるとか、、、いくら何でもチートすぎるだろ」

(実質、闇と光の魔法を好きに使えるようなもんだぞ、、、やばすぎるだろ)

エレボスはそう唖然とするのであった

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