第343話 話さないんじゃなくて話せないのよぅ!

 前回のあらすじ。湯船に2人で浸かってたら、ひよりがまさかの自分モテました発言。激しい動揺を隠せない由奈は、思わずひよりのトップオブぴよりを強くつまんだ。はたしてひよりは無事か。ひよりのポッキー並みに折れやすい自制心はこの圧力に耐えられるのだろうか・・・。


「ぎょわーーーーーーーーーーっっっっっ!!!無理無理無理強い強い強い〜〜〜っっ!!!!!」ノタウチマワリー‼︎*全然無理だった。


「あ、ごめん。無識につい。」


「おーいちち…。と、とれちゃうよ?由奈しゃん、、ここ、取れたったら由奈しゃんがしょぼんよ??」ハーヤレヤレ…


「……ごめん。ドス黒いまでいかないんだけど、、濃いめのグレーな感情が、、ひねりこんにゃくみたいに渦巻いて、、」


「ま、まぁ。ひよりが普段から少し痛いくらいが好きって言ってるので、ひよりの責任もあるし。。あ〜、だから話すのがためらわれたのだというのにっ!っていうかもう熱いっ!のぼせちゃうっっ!」ザバァ!


「待って!今離れないで!ひよりは私のでしょ!?」*この人の目の前にあるのはぴよりの尻です。笑


「あわわっ!大変だ…由奈さんがこんにゃくをひねりすぎているっ、、おせちでも見たことのないひねり具合だ、、」*何の話だよ。


「ひより…。私は今、正気を保つのに精一杯だよ。あれをやるよ。湯船から出て、そこに座りなさい。」


「あれって、、、、、え、、ま、ましゃか…、、み、水玉ですか、、?」


 説明しよう。水玉とは、付き合い始めの頃にひよりが由奈にされまくっていた、全身キスマーク攻めである。これをやられると激しく盛り上がるのだが、後で全身を見るたびに、「これ、、元に戻るかな、、」とちょっとだけ不安になるのだ。あと、服を着てもちょっと見えるように痕を付けられるので外に出づらい。


「そうか、、その手があったか。。」


「ヤベェ!!敵に塩を送ってしまったぁぁぁ!!」


「とりあえず、座りなよ。」*手にボディソープを泡だて始めた由奈氏。


「は、はい、、って、あ、その動きはわかった!それはダメっ!ひより、イキ狂ってしまうっ!!あ、その顔は話を聞く気がない時の最終形態っ!!に、逃げっ、、」


 あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっっ!!!!!!にゅるんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっ!!!!!!!!!!


「だ、だ、ダァーーーーーー!!!ヒィーーーーーーーー!!!!」


 すみません。ひよりが絶好調なため、ここからは日本語訳でお伝えしていきますが、ひよりのセリフは全てただの絶叫であることを予めご留意ください。ひより、イキます。


「モテたってなに?男?女?あの子?ひよりと一緒にいた子?」


「とりあえずやめてください!!!っていうか、手で全身洗うならちゃんとそういうプレイとしてひよりの限界を越えないでください!!!」


「で?モテて、何?誘われた?で?断った?」


「話ますから離してぇぇぇぇ!!あっ、Cボタン早すぎます!!そこをされて会話ができるわけがないだろうが!!あんた鬼なのか!!!」


「言えないならもういいよ。体流したらベッド行こう。どうせまたシャワー浴びるんだし。」


「お待ちください!!言えないわけではっ!ひよりは強引なのが大好きですが、今までにない早さでイキかけておりますゆえ、、とりあえずやめ、、いや、イカせてくださいお願いしますそのまま!!」


「ひよりはもう、私なしじゃ生きられないよね??」


「おっしゃる通りですっ!!!愚ぁぁぁぁァァァァ!!!胃、胃、胃、」


ァァァァァァアアアアァァァァ…………ん。*今年一番「あ」を言った人、暫定一位なぴより。


「う・・・宇宙・・・久しぶりに、、銀河系超えた。。」アウアウアー


「ベッド行くよ。」


「・・・・ゑ?」アウ?



 続く。












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