第88話 記号多めなのなんで?え、書けないからだよ?

「ん…、ぴゃ〜?あぇ?寝ていたようだ…。」


 そうだ、私、、酔っ払った由奈さんにお嫁にいけないようなことをたくさんされて…。

 予言通り、露天風呂でのぼせるまでイキ狂ってたんだった。。


「な、なんて、悪魔的な旅なんだ…。あ、腰が痛い。。また筋肉痛で歩けなくなってしまう。。お〜、いちち。」


 ゆ、由奈さんは…?あ、ちゃんと隣で寝てる。くっ、なんてスヤスヤと…。満足したんだな。もう、言い逃れはできませんよ?必ず責任取ってお嫁にもらってもらいます!

 それにしても…、一方的にされるだけだったな、、今日はいちゃいちゃとしたりされたりぐふふ♡なつもりだったのに、、ひよりの未開発ゲートは開いてしまった!そして由奈さんは変態さんだった!!

 ていうか、多分、頭とか洗ってない…。ただ、湯船に浸かって、由奈さんにあちこち舐められただけだ…。えへ…♡も、もう舐められてないところなくない??よ、よし!今からお風呂に入ろう!


「そぉ〜っと、ね。そろーりそろーり。」


 ひよりが布団から抜け出して、部屋付きの露天風呂に出ると、夜中だからかシーンと静まり返った一面の闇。少し怯えながらも湯船に入り、だんだんと目が慣れだすと、空には星が輝いていた。


「わぁ!すごい!お星さまを見ながらお風呂に入れるなんて!うわー!うわぁー!素敵だな!ひより、今すごく素敵なJKだな!」


 由奈さん、、貴方と一緒に、この星を見たいです。肩を抱かれて、肌を寄せ合いながら…。愛してると言い合いながら…。ああ、愛しい人、、変態さんだったけど、、。


「とか言って。起こしたらまた宇宙に飛ばされちゃうからね!星を見るどころかひよりが星になってしまう〜!今日はもう帰ってこれなくなりそうだからごめんちゃい!」


 さて。温まったし、頭洗おう♪一人だとちょっと怖いな。だ、大丈夫!ひよりは素敵JKだから!大人の開発リゾートだから!


 ひよりが一人で頭を洗い出した頃、異変を感じた酔っぱらいが目を覚ました。


「え、ひよりがいない。。ん?あ、お風呂かな…。なんで一人で入ってんだろ?」ぬぎぬぎ。


 忍び寄る変態は気配を消していた。

(あ、頭洗ってるのか。ふふ、電気消しちゃお。さて、どこかに隠れて…。)


 どうやら、熱海の酒には精神年齢が低くなる成分が入っているらしい。(*ごめんなさい、怒らないで。)

 由奈は露天風呂の電気を消すと、静かに湯船に入って、ひよりが再び湯船に浸かるのを待っていた。


「よっし、おーわり。え!?で、電気、、ま、真っ暗…。び、びぇぇ…、ここここわい。。ゆ、由奈さんを、よ、呼びたい、、ふぇぇん。。」


 由奈は息を潜めて悶えた。

(かっわいい。怖くて私のこと呼びたいんだ。ここにいるよ!ひより!早くこっちにおいで!) 


「ど、どうしよ、、も、もうでる…。ゆ、由奈さん〜!」


(あ、まずい。あまりに怖くて出ちゃうつもりだな?)


「いや。お、お風呂、、ちょっと入ってたら由奈さん来てくれるかも…。も、あんまり歩きたくない。一人怖い。。」


(お?まさかの、湯船に入るつもりだな?でも、これ以上怖がらせるの可愛そうだな、、ど、どうしよ。今更、驚かない登場の仕方がない…。あ、入ってきた。。)


 ひよりはあまりの怖さに由奈がいることに気づかなかった。うっすらとシルエットは見えていると言うのに…。そして、生きるギャグであるひよりは、綺麗に由奈の上にすとんと座ったのだった。


「ん?え?(なぜ柔らかいものが?下に?)」

「ひより…?」

「う、うぎゃっ!ぎゃぁぁ、」

「あ、ダメ!叫んだら怒られる!」

 非常にもひよりの口を後ろから塞ぐ由奈。


(ぶごーーーっ!!!だ、だれかぁぁ!!!人がいるー!お、おバッ、おばけっ!うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!) バシャバシャっ!!ジタバタジタバタっ!!


「あー、ごめん!私だよ!ひより!!」

「ゆ、ゆゆゆ、ゆなさっ、ひ、ひとがいて!おばけっ!ひよりを!!」*大パニック

「大丈夫だから!私しかいないよ!」

「ゲホッ!ほ、ほんとっ!?び、びぇぇ…ゴホッ!ゴホッ!」

「ごめんごめん、ちょっと驚かせようとして…。ごめんよ、、ひより。。」

「ひ、ひどい…。ホントに怖かった…。こ、腰が抜けるかと…。」

「ごめん、ごめん。一緒にお風呂入りたかったんだよ。」

「由奈さん、、ひよりは許しません。。こうなったら、ここで由奈さんもあの星空まで飛ばします!」


「え、い、今から?」

「はい。今からです!」

「え、もう遅いし…」

「さぁ!ひよりはさっきされたことを覚えてます!同じことをしてあげますよ!♡」


「え、え、えーと。ご、ごめん…、私は何をしたの…?」

「え、覚えてないんですか??〇〇に□□して✕✕✕が☆☆の凸凹に…」

「は、は?!え、何言ってんの?」

「大丈夫、手加減します♡」


「え?うそ、マジで?え、〇〇に□□して…?え!✕✕✕が!☆☆の、、、うっ?凸ーーーーっ!!凹ぉぉぉぉーーー!♡♡♡」


「どうだーーっ!!!」*益荒男ひより再び。


「ああぁぁん♡」*ついにめちゃくちゃかわいく喘いだ日。


 この後、布団に戻ってからもひよりは荒ぶった。由奈はこの日初めて、自分のことを、「ひよりの女♡」と思った。


 そんな熱海マジック。

 今年の夏は熱海に行こうよっ!


 


 

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