第87話 いい子にしてたのにおしり叩かれたのなんで?

「あ〜!お腹いっぱいですぅー!由奈さん、そろそろお部屋に戻りましょ?ていうか、少し飲み過ぎでは…?」

「え〜?全然〜?大して飲んでないよ〜?よしっ!部屋に帰ろう、ひよちゃーん♡お尻かわいーねー♡」サワサワ


 久しぶりに太陽を浴びたインドアな大人がビールを飲んだ結果。めっちゃ良い気分な由奈だった。


「姉ちゃん、大丈夫かな…。でも悪いけど、ここからはカップル同士で!!じゃ、ひよりちゃん!俺とみーちゃんはここでっ!」

「ぴよりっち♡じゃ、また明日♡行こっ、優司くんっ!♡」


 このカップルは放っておこう。もうただの初エッチしに来たカップルだ。よし、ひより!由奈を部屋までエスコートだ!たまにしかできないぞ!


「由奈さん、行きますよ?危ないからおてて繋いでください?」

「おー?手だけでいいのかな〜?ちゅーは?ねぇ、ちゅーは?」

「うわ、由奈さんが酔っ払ってるの初めて見ました。。ぶっちゃけどこまでエロスが開放されるのかめちゃくちゃ楽しみである!♡」

「ひより〜!早くちゅーしよー?」

「こ、ここは、いつもどおりのひよりではいけない気がする!へ、部屋までは普通の女の子を装うのだー!」ピコピコピコ!!


 浴衣のひよりに、お尻を触ったりちゅーしようとしたりする由奈を、なんとか連れて部屋に戻るひより。普段、イカれた行動をする自分の世話をしてくれる由奈に、心から感謝した瞬間だった。ウォォォ!


 部屋に戻ると、すでに布団は敷かれていたあとだった。酔った勢いで布団に倒れ込む由奈。

「わーい!布団だ〜!」ドサッ!

「えへへ、由奈さんがはしゃいでる!かわいい♡」

「ひより〜!早くこっち来てー!」

「はい、あなた♡でも、露天風呂に入らなくていいの?ほら、ひよりはすぐにでも裸になれますわよ。」ピラピラ

「どーせ、お風呂でエッチしたらひよりがのぼせて寝ちゃいました〜ってオチになるから!先にここでエッチしよ?」

「な、なんて的確な推理っ!さすが国立大卒!で、では…お隣、、失礼します♡」


 普段とは違う部屋。並べられた布団。そしてすでに二人共、少しはだけた浴衣…。ふざけた空気も静まると、二人はお互いの浴衣に手をかけた。


「ぬ、脱がしちゃいますね、、由奈さん。。ああっ、すごいセクシーです、、こ、これはっ!鼻血がでそうっ!!そ、素質の塊…!」プルプル…

「ひよりも、かわいいよ…。脱がせちゃうのもったいないくらい…。」

「由奈さんっ!好きっ!好きですっ!そしてエロいっ!!♡」

「ひより…。今日のひよりは、ずっとかわくて、、早く触りたかった…」

 

 お互いに脱がせあった二人。どちらからとなく部屋の電気を消した。布団の上に座ったまま、ゆっくりとキスを繰り返す。


「んっ、、由奈、さ、ん…♡」

「ハァっ…ひより…。」

「ひよりは…由奈さんとこうしてキスしているときが、1番、、幸せ、です…」

「ああっ、、かわいいよ、ひより。好きだよ!」

「今日は酔っ払った由奈さんが、いつもより大胆でひより、嬉しい♡」


 そうだ。このままで終わるわけがないんだ。だって、ビール飲んじゃったもん。


「じゃあ…、○○とか△□とか✕✕✕とか、、してもいい?」


「ヱ?今、なんとおっしゃいました?」


「だから、○○に□□して、✕✕✕しながら、△□を…」


「さ、さっきと違うっ!!??」

「いいよね?」


 ひより、イッてきます。


 いいよねって…。ひよりの承諾得ようとしてませんよね?だって、聞く前から由奈さん、私の体をなんか、、アクロなバティックに…。え、ええ?これってどんな体位?


 。。。。。ん?え、由奈さん、なんで浴衣の帯、、ん?ひより縛られてる??


 え、ちょいまち?ちょ、まっ、ちょ、まっ、ひぇぇぇぇぇ!!あ、あぁぁぁぁぁんっ!!!♡♡♡


 いっ!痛ーーーーいっ!!!

 も、もっとぉぉぉぉぉ!!!


 こ、こんなのはじめてゃーー!!♡


 あっ!そこっ!まだ開いてないとこっ!?え、開錠ーーーーっ!!!♡♡♡


 オンぎゃぁーーーー!!!!♡


 イッテルイッテルムリムリムリイッテルムリ○○が✕✕の□□だなんてーーっ!!


 ピチピチチャプチャプランランランーッ!!アー!!!ビクビク!!

 

「は、はわわ…。」

「しっ。少し声大きいよひより。」

「へ?え、誰のせいだと…?!」

「次、露天風呂でしよ♡」

「え、鬼畜!好き♡立てない!」


「朝まで続く♡」



 


 

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