第86話 佐々木姉弟のエンジンは噴かされ、、

「きゃーっ!由奈さぁーん!見てー?♡」

「あははー!ひよこがサメに乗ってるみたいだ~♡」

「由奈さんも一緒に乗ってー?」

「よーし、行くよ~?それっ!」

「わー!落ちる落ちる~!!由奈さーんっ!助けてぇー!♡」


 ああ・・・。くっそ楽しいなこれ。。ひよりがかわいいの塊なんだけど、、。見て、あの笑顔。嬉しそう。やっとあの笑顔が見られたよ。。ここんとこ、勉強の話ばっかりだったもんな。ひよりのためとは言え、こんなにはしゃいでるのを見るとかわいそうだったなって思ってしまうよ。。ああ、ひよりのことになるとつい、甘やかしたくなる。。それにしても、、なんてかわいいんだろう・・・。


「この夏が眩しいのは、、太陽のせいじゃない。。ひよりのせいだ!!」

「由奈さーん!そろそろ海の家のラーメン食べようよ~♡」

「えー、ひより食べ過ぎるから半分こだよ~?♡」デレデレ

「うん♡晩ご飯食べられなくなっちゃうもんね♡」


 もういい。私はこの夏、気の済むまでひよりを甘やかす。だってかわいいから。


「す、すごい。。姉貴のあのデレデレした姿。。初めて見た。。俺もあのくらいやれるだろうか、、。いや、恥ずかしすぎて無理だ。。」

「優司くーん!おんぶして泳いで~?♡」

「みーちゃん!さぁ、乗って!どこまでも泳いでみせる!!」ザバババババー‼


 すっげー楽しい4人だった。JK二人ともめちゃくちゃ首にキスマークつけてたので、誰からもナンパされなかった素晴らしい結果も残しつつ。


「さぁ、そろそろ旅館に戻ろうか!」

「うん!晩ご飯はバイキングだって!楽しみだね~!」

「優司、たまには二人でビールでも飲もうか!」

「いいね、姉ちゃん。こうなったら酒盛りだ!」


 泳ぎ疲れた4人は旅館に戻ると、夕飯の時間まで大浴場に行くことにした。


 男1人、大浴場に入る優司。

「ふふふ。俺は、もう、大欲情だ・・・。身を清めて、、飯を食ったらそのあとはっ!!」

 もう一つのことしか考えられなかった。


 そして、残りの3人は、、

「わーい、3人で入るなんて楽しいねー!」

「わ、赤羽っちってやっぱりスタイル良いね!さすが最強トリオのリーダー!!」

「お、ホントだ。なかなかのプロポーション。これは優司、夜は大変だな。」

「やだぁ~!由奈さんまでそんなこと言ってぇ~!♡」

「夜はお互い、詮索はなしよ?赤羽っち、初めての夜、お楽しみですね!ぐふふ。」

「ひよりと由奈さんだってそうでしょ・・・?」

「そりゃ、ひよりと由奈さんはラブラブの甘々ですからね!♡」

「ひよりが晩ご飯食べすぎてお腹痛いってならなければねー?」

「うっ・・・気をつけますっ!」


 やっぱり3人も大欲情だった。


 お風呂から出ると、4人は浴衣に着替えてバイキング会場へと向かった。

「ゆ、由奈さん、、浴衣が色っぽいです♡♡♡」

「ひよりも似合ってるよ?」

「優司君、あまり飲み過ぎないでね?」

「うん。みーちゃん。ちょっとだけにするよ!」


「わー、たくさんご飯があるー!」トテテテテテ‼

「ひより~!走らないで!ゆっくり少しずつとるんだよー?」

「わかったぁ!赤羽っち、行こう!!お寿司ー!うどんー!♡」ピャー‼

「わかってなさそうだな、、。では優司。少しビールでも飲んで、、良い気分で夜を迎えたまえ。」

「うっ、、これからなにをするのか姉に知られている気まずさ。。飲まずにはいられないっ!!」

「じゃ、カンパーイ。」



 佐々木姉弟の心の声

 お酒飲んで露天風呂でセックス。最高かよ!笑ってられるのも今のうちだよ、、ひより!(みーちゃん!)


 注文の多い料理店のように、美味しく頂かれるために美味しいご飯を食べさせられていたJK2人だった。


 続く。

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