第26話 レモンの味

「そっか。」


 静寂を迎え入れるように、僕の妹は頭を下げていた。

 母譲りの艶のある短髪はどこか色褪せたように活気を失い、まるで僕とリアの間に天気の境目があって、止めどない雨が降り注いでいるようにも思えた。

 僕は据えていた手を力なくおろし、ふと返す言葉を喉にかけるも、唇の潤いは消え去り癒着している。

 そんな中、失望という闇に呑み込まれた少女に自分の姿を重ねた。

 リアは……さぞ悔いたのだろう。そして今まで秘めてきたのだろう。

 それでも吐き出した言葉は過去となって、もう戻すことはできない。

 リアは只々俯くばかりで、顔をあげることはなかった。

 目の下に映った旋毛が、斬首を望んで首を差し出す罪人のようにも思えて……鈍感な僕でも悟るものがある。

 きっとリアは断罪を求めている。僕がそうであったように。

 互いの負の波長が開合を果たしたせいか、リアの心境が痛いほど理解できてしまう。

 だから、僕は迷った。

 リアが望む言葉を繕うか、それとも本心を打ち明けるべきなのか。

 でも、答えはもう決まっている。

 あの人が、ミシェル姉様がそうしてくれたように、僕もまた本心を晒すと。


「わかった。じゃあ少しだけお説教? してもいいかな。」


 普段なら絶対に発さない怒のついた音程を向けた僕に、リアは冷や水を浴びたように肩を震わせた。

 そんなリアに追い打ちをかけるようで気が引けたが、僕はそっと片膝をついて、窮屈なリアを覗き込んで、思うがままに口を走らせた。

 

「最低だなんて。そんなこと言っちゃダメ。」

「……え」

 

 その反応は無理もないだろう。

 何せ自分でも嘆息を落としてしまうような、貧弱な声が出てしまったのだから。

 自信のなさを痛感せざるをえない落第点級の叱責だ。でも本音を言うとこれ以上の覇気を出せそうにない。

 だって僕は一粒たりともリアに怒りの感情を覚えたことはないのだから。

 押し潰されそうだったリアの瞳に、どこか唖然とした不本意な余裕が入り込み、眉間を寄せるほど目を開いたことがわかる。

 そんな困惑に満ちたリアを置いて、僕は続けた。


「それにリアは優秀だよ。才能がないわけないじゃないか。」

「いや。そうじゃないんです……。」


 僕ははち切れそうなリアの表情を察しながらも、勢いのまま舌に拍車をかけた。


「あと僕がその。優しくなれるのは皆んなのおかげであって。そのだから。リアが僕に優しくしてくれるから、僕は優しくなれるというか。」

「なんで……違う。そうじゃないんです。」


 酷いことをしていると自覚はあったが、僕は何かを訴えるようなリアの眼を無視した。

 その後の事、というより会話の内容は正直覚えていない。時間はあまりないのに、意味のない些細な事や、こうしなさいやああしなさいだとか、親の小言に似た事を延々と並べていた。

 その結果が、考えうる最悪の状況になるとも知らずに。


「え、ちょっ! リア!!」


 止めなく頬を伝う粒に気づいた時、僕は居ても立ってもいられず、立ち上がった。

 泣かした……。

 誰が……。

 僕が……。

 誰を……。

 汗がドッと吹き出し、背筋がこれまでにない新しいタイプの寒気が走った僕は、泣き続けるリアにただ狼狽えることしか出来なかった。


「ごめ……んなさい。私。」

「あーー!! ごめん。とにかくごめん! 僕が悪かったから! 全部悪いから!!」


 コウ・マードックは絶叫を通り越して、咆哮をあげた。

 僕にとっては我が家の国民的アイドルを泣かせたぐらいの衝撃。

 立ち上がって、慰めようとするも足はすくんで、みっともなく忙しなく手を上下することしかできず……。


「違います。コウ兄様は何も……。」


 とリアは言いながらも、その場で蹲ってしまってしまい、啜り泣く度に僕の心臓をこれでもかと抉ってきた。


(ほら! いつもみたいに抱いてやれ!)


 そう頭の中で必死に黒か白かもわからない羽の生えた僕が肩を組んできたが……。

 

(ダメだ! そんなことしたらもっと嫌われるぞ!!)


 もう一人の僕が、全力で頭に直接語り掛けてきた。どうやらこちらは保守的なようで……。

 確かに齢十五の男児が抱きしめるなんて、邪に思われたら……。

 うんキモすぎるな。

 僕は考えに考えた。アラン兄様と違って、女の子を慰めた経験も作法もないに等しく、狼狽えるばかりで手も足も出なかった。

 気づいたら、なぜか僕はリアの前に正座して、泣き止むその時までジッと待つことを選んでいた。

 何度も何度も、腫らした眼を擦るリア。

 次第に弱まっていく呼吸と胸の鼓動が治まった時、場は動き出した。


「あのリアさん。落ちつきましたか?」

「はい……。」

「ごめんね。ほんと生意気言っちゃって。」

「違うんです。私嬉しくって……全然っコウにいが責めないから。」


 必死に訴えるように声を絞っていたリアには悪いけど、僕はただ固まることしかできなかった。罵詈雑言が飛んでくるのだろうと、身構えてしまった自分が恥ずかしい。


 ごめんリア。やっぱり僕には無理だ。リアはやっぱり……僕の自慢の妹なんだよ。


「やっぱり。思いつかないな。」


 過去の記憶を思い起こせば、自然と輪郭が上がりそうになる。

 僕にとってリアとの思い出はこんなにも大切で、傷つく以上に支えてくれていたんだ。

 だから、恥ずかしげもなく告白するように、僕はリアにありのままを伝えた。


「リアを嫌いになる理由なんて、僕には思いつかないよ。」


 その時、リアの頬を一滴の涙が零れ落ちた。



ーーーーーーーーーーーー



「はっ……い?」


 その言葉を聞いて、私はさっきまで胡乱としていた意識が、強制的に醒まされた。

 一瞬、考えた。でも意味が分からなかった。

 次に浮かんだのは疑問。どうして、なぜ、と私は間違いを訂正するようにコウ兄様へ投げかけていた。

 照れておられるのか、赤く染まった頬をコウ兄様は、人差し指でわざとらしくなぞった。


「リア、申し訳ないけど、いくら過去の行いを咎めてほしいって言われても、僕にはやっぱりできない。」


 緊張されているのかギュッと服に皺を作り、コウ兄様は少し躊躇いながらも、ハッキリとその事実を口にした。

 そして……。


「柄にもなく怒ってみたけど、僕には無理だ。僕はリアを裁けないし、裁かない。」


 長年抱えてきた重荷が落ちて、肩から一気に力が抜けた後に訪れるのは、何とも言えない脱力感。

 これが絶望というものなのでしょうか。

 断罪もなく、咎められもしない。コウ兄様の優しさという毒に溺れた、まさに蛇の生殺しのようなもの。

 そう、これが私にとっての罰なのだ。結局、私は自分が救われる最善の道を勝手に望んで、勝手に期待して、勝手に絶望したに過ぎない、ただの哀れな女だ。

 受け入れろ、浅ましい私にお似合いの最後を。

 でも……それでも……私は最後の光をその瞳にまだ宿していた。


「どうしてですか……?」


 コウ兄様はなぜ裁いてくれないのだろう。私は最後にその理由を知りたい。

 見つめた、自らの意思で。ひどい顔をしているのは分かっている。それでも、私は離さなかった。


「ん? そんなの決まってるよ。」 


 コウ兄様はあっけらかんとした返事の後に、ニコリと笑みを浮かべた。


「リアは勘違いしてるみたいだけど、僕はこれっぽっちも怒ってないんだよ本当に。だから裁く理由なんて端からないんだ。」


 あまりの驚きに強張っていた表情が抜け落ちる。

 一瞬、コウ兄様が何を言っているか理解できず、時も忘れて目を見つめ合わせていた。

 

「怒って、ない?」

「うん。まったく。」

「誰に??」

「……リアにだけど?」

「どうして?」

「どうしてって。そう言われてもな~。なんでだろうね?」


 決してふざけてはいない。コウ兄様は顎に手を当てて、地面をただ一点に見つめていた。

 そして、ハッとした顔を浮かべた時、コウ兄様は照れくさそうに口を開いた。


「やっぱり僕がリアのお兄さん。だからじゃないかな?」

「へぇ?」


 長年絡まっていた糸が、その一言で断たれたような気がした。

 どこかコウ兄様の姿とミシェル姉様の面影が重なり、滅茶苦茶な理論を認めてしまいそうになる。 

 だが……私の心はその惰弱を許さない。


「そんなの嘘ですよ。」

「嘘じゃないよ?」

「だって私。沢山酷いこと言ってきたんですよ。」

「う〜ん。かもしれないけど。それでも僕はリアのこと好きだよ。」


 その言葉に、魂が揺らされた。

 優しさを拒む私には、悪魔の誘いのようにも聞こえて、行き場を無くした激情に身を任せ、思わず耳に手を当て、声を震わせた。


「……もうやめてください。そうやって優しくするのは。」


 ついに瞼を閉じてしまった私は、ただその場で涙を流すことしかできなかった。


「リア。」


 その直後、私は温もりに包まれた。

 何が起きているのか分からず、ゆっくり目を開くと……。

 吐息が耳元でくすぐるほどの距離。それなのに、コウ兄様の顔は見えず、片方だけで抱かれた腕と間合いのない肉と肉から、心臓の音さえ聞こえてくる。

 その時、ようやく私はコウ兄様の腕の中にいるのだと気づいた。


「ごめんね。今まで辛かったんだよね。僕が何も言わないから。」


 そんな優しい音色で語られては、心は耐えることなどできない。いや、耐えることすらも忘れて、甘く溶かされて……。

 溢れ出した涙とともに、つもり積もった感情が噴き出した。


「……はい。ずっと怖くて。ほんとは嫌われてるんじゃないかって。いつか愛想を尽かされるんじゃないかって。」

「大丈夫。僕はリアを嫌ってないし、愛想なんてついてやるもんか。」

「で、でも。コウ兄がいつまでも私の手を引っ張ってくれるから。コウ兄の優しさに甘えて、いつもしがみついて。そんな自分が許さなくて。苦しくて。」

「そっか。なら何度だって。リアが納得するまで、何度だって言ってあげる。」


 私の肩を手に置いたコウ兄様は、涙でグチャグチャになった私の眼を離すことなく、真剣な眼差しを送ってくれた。


「コウ・マードックはリア・マードックを恨んだりなんかしない。たとえどれだけ酷い言葉をかけられても。僕はリアを許せるよ。君のお兄ちゃんだからんね。」

「ずるいですよ、そんなの。」


 奥歯を噛み締めたが、やはり涙は止まってくれなかった。

 嬉しくて、嬉しくて、仕方がない。

 こんな事を言われたら、理解も納得もない。深い深い愛情だけが私を包んで、いつしか身を委ねては、微睡んでいく。

「ごめんなさい」と、その言葉だけをずっと連呼しながら、私は泣き喚いていた。

 その度に、コウ兄様は慰めてくれた。

 伝えたかった、この思いを。

 応えたい、この恩人に。

 本来の目的すらも忘れて、ひたすらに泣いた私をコウ兄様が責めることなどなかった。

 今度こそ胸を張って応えよう。ミシェル姉様との約束を。

 その覚悟をもってコウ兄様を救わなければと決意した時には、すでに胸の穴は塞がっていた。

 泣くな、そう命令するように私は眼を雑に拭って、ついにコウ兄様の胸から離れた。

「大丈夫?」と、温もりのあるその声に耳を傾けて、私は覚悟と共に眼を合わせた。


「はい。もう大丈夫です。私は。」

 

 何か伝わったのだろうか。

 コウ兄様は少し驚かれたような声を漏らした。

 そして……。


「それはちょっとだけ寂しいかな。でも何でだろう。それ以上になんか嬉しいや。」

 

 やっぱりこんな時でもコウ兄様は笑ってくれるんですね。そんな余裕はどこにもないはずなのに。

 苦しいでしょう。辛いでしょう。

 今ここに立っているだけで、精一杯なはずなのに。

 どうしてそこまで人に優しくなれるんですか。

 どうしてそんなにも他人を慈しめるのですか。

 そんなコウ兄様だから私は……貴方を……。

 その後の言葉を綴ることはなく、その代わりに私は勢い任せに、身体を前へと突き出した。


「えっ……、あっっ……!!?」

「口づけはレモンの味なんて、やっぱり嘘ですね。」


 離れていく唇が名残惜しい。

 赤面に相応しくコウ兄様は混乱していらっしゃる。でもそれ以上に湯気が出そうなほど私は真っ赤だ。

 

「こっち見ないで下さい。」

「あ、ごごめ。んなさいっ…。」


 もっと近くで見ていたいですが、これ以上はこっちも平常でいられなくなりそうです。

 私はコウ兄様の言葉を詰まらせるため、早急に本題へとかかった。


「い、今から……。姉様からの伝言をお伝えします。」


 未だあたふたとしていたコウ兄様の唇が、少しズレたのを察した。

 若干噛み気味な呂律に喝を入れる。


「この水路を沿っていくと、お母様の……アリエルの花園に着くそうです。」


 私がそう言い張ると無言の数秒が訪れて、ふと意識が戻ったように、コウ兄様は忙しなく答えた。


「……はい。えっと。そこに行けってことでいいんでしょうか。でもどうして御母様の花園なんかに?」 

「すみません。ただそこに来いとだけ、伝えてほしいと言われまして。内容までは。」


 まだ顔を赤らめながらも、コウ兄様は少し俯き様に頭を捻らせていましたが、私は被せるように報告にかかる。


「その間、私が囮になりますのでコウにいは先へ行ってください。」

「お、囮!?」


 囮の言葉に、コウ兄様は過剰なほどに反応を示したが、私は正面からその心配そうな眼を弾いた。


「心配無用です。大丈夫。安心して後は任せてください。」


 引きこもりが分不相応なことを言っていると、自覚している。それでも、

 

 

「分かった。ありがとうリア。」

「ほ、ほら! もう行ってください!!」


 私は急かすようにコウ兄様の背中を押した。

 名残惜しむようにコウ兄様は振り返ったが、やはり何も言わずに駆け出していく。

 その背中を見送る私の中に、どこか安堵と誇らしげな自分がいる。


「やっと貴方の背中を押すことができました。行ってらっしゃい。コウ兄様。」


 誰の耳にも届かない小さな声で、私はコウ兄様を送り出す。

 ごめんなさい。本当は面と向かって言いたかったんですが……。

 この魔術を見られるのはやはり恥ずかしい。

 私はまだ暖かい唇に指を置いた。

 なんて不埒なんだ私は。でもどうか今だけは許してほしい。


「『異端の心臓 背徳の烙印 

 この身は世界の条理に叛し者』」


 思えば何年ぶりだろうか。こうやって謳うのは。あの日から自信と共に消え失せたこの探究心。

 でも今日でそれは終わりだ。私にはやるべき事ができた。そしてその先の事も。


「『今宵 千の夢は紡がれる』」


 魔力の高鳴り、術式の快喜。

 長らく閉じていた全身の術式に、魔力という恵みがもたらされる。

 それは潤いを取り戻す豊穣の雨のように。

 それは枯れた川が突如現れた豪流によって蘇るように。

 私は全力で謳いあげる。


「『同胞よ 聖誕を恐れるな 

 来る七夜と大地の日に 

 安息の帷は訪れるだろう』」


 歌い上げる時間は有にある。

 一言一言を噛み締め、思いを込める。

 美しく、繊細に、私だけの魔術を紡ぐのだ。


「『さあ導きの火を灯せ 

 今こそ我らが祝福の時』」


 長文詠唱を超える、超長文詠唱。

 今私が成そうとすることは、それほどの準備が必要なのだ。

 稀有と言われたこの術式を、誰もが羨み、誰もが妬んだ。

 かつて驕ってしまった忌々しい過去を、私は忘れない。

 次こそは必ず、コウ兄様をこの手で…。

 力強くも透き通るような声を、誰もいないこの空洞に、私は思う存分広げていく。


「『囲え 狂おしき饗宴サバト 

 捧げ 贄の十字架 

 朝のひばりが鳴く頃に 

 泡沫の夢は醒める』」


 そして、奮え上がる魔力の脈動に身を任せ、最後の節を私は華やかに飾り付けた。


「『此処は千を紡いだ夢の跡 名は。』かあ


「『千を謳いし魔女の祭典グリモワル・フェスタ』」


 時は満ちた。鼓動する魔力がそう告げるかのように、藍色のオーラが全身を包み、食卓の囲む灯達がまるで踊るように円環を舞う。

 私の魔法は自身が理解、そして構築可能な魔術式を再現し、模倣することが出来る。

 たとえ現代では発動不可とされる固有魔法であったとしても。

 謳う魔法は言うまでもない。

 私はこの時だけ、憧れのあの人となる。


「『謡い手は過去かこに 

 汝礎を築きし者 

 代行者を現在ここに 

 汝仮名を与えし者』」

 

 まだ詠唱は終わっていない。そう、これは世にも珍しき連結詠唱に属する魔法なのだ。

 膨れ上がる魔量は最高潮へ達しつつある。だが、まだ完成には至っていない。

 歪に動く片手を前に、私は力込めて肺の空気を押し出した。


「『千の夢よ 蘇れ 

 一夜の奇跡よ 甦れ 

 たとえ世界

 奇跡お前を許さずとも』」


 来たる最終節を前にして、頭上へと昇りゆく円環とともに、その手を天へと翳す。

 眼に闘志、肉には血潮。刻まれた私の術式が力強い生命の脈動を打っている。

 今だ!! と肉体がそう叫んだ時、私は満を持して奇跡の代行者となる。


「『代行者たる我が権能をもって拝命す。』」


 ついにその時は来た。


「『変身魔法フェイカー』」


 まるで小さな星屑が輝くように散らばった光の粒子は、私を煌びやかに包んでいく。

 その一粒一粒が意味をもって生まれ、身体へと集約していく。

 そして眩い光が覚めた時、私の視線は少し高くなっていた。

 徐に流れる水路を覗き込むと……。


「あはっ。すごい。そっくりですね。」


 そこには見慣れた兄の姿があった。

 声、肉体、褐色、服装、全てをそのままにして、私は今日コウ・マードックへと姿を変えた。 

 

 偽装ならば、この程度で足りますよね。


 肉体に身体強化魔法を何重にも施し、その上に魔力を纏う。

 

「さて。行きましょうか。……なんかしっくりきませんね。」


 どうも口癖が気になる私は、わざとらしく咳ばらいをして、目尻を少し上へと吊り上げる。


「さて。行こうかっ!!」


 兄様の真似事は得意なのだ。

 コウ兄の夢の門出と、自身の新たな第一歩をこめて。

 私は藍色の空へと駆けだした。

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