幕間①
奴隷姫は祝福す
「誇り高き
そう話を閉じた乙女は、枷の鎖を鳴らして額ずき床に口づけた。
黒髪の若き
「生き返らせる代わりに別人への生まれ変わりをさせるとは、指輪の魔人もなかなか突飛なことをする。しかし、妹の行方はまだ分かっていない。ロック鳥に連れ去られたということは、もう食われてしまったのではないか」
澄み渡る
「気高き
乙女がたてる涼やかな音に耳を澄ませながら、
「続けるがいい」
「英知あふれる
床に祝福の接吻をして、乙女は顔を上げた。
「絨毯を操る魔法使いを道連れに、二人の魔人と空飛ぶ木馬を手に入れたバタルは、ロック鳥が棲むという七色の海を目指しました」
灼けつく砂漠から、宝玉のごとく輝きし海へ、舞台は移る。
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