これが何百年か語り継がれたら、巨人族の神話の1ページになるんだなって……。

『流浪の民に嫁ぐ事を約束したことで、女神の使徒は神薬を与えた。それを飲むと忽ち気力と力が漲った。娘たちの血の病は癒え、大いに子をなし栄えた』

あー、この世界観だったら結婚しても式なんてしないだろうし、ましてや食事や祝品、仕立てた新しい服なんてもってのほかだろうなぁ……

……タカト、そういうところだぞ。