イケボでイケメンな俺、溢れ出るカリスマオーラで他を圧倒してる。

@Jesuitkyodan

第1話 俺の話

 俺の名前は斎藤 海飛、都内の私立に通う高校三年生の受験生だ。

 自分ではそう思ってないけど、周りからすると容姿端麗、頭脳明晰、、、らしい。

 

 それゆえか、周りのpeopleたちと距離感ができてしまうのが悩みの種。


 それはそうと、今日から新学期が始まる。

 クラス自体は去年のメンツと一緒だが、今年こそは「学級委員をやる!」

と、いう目標を掲げている。


去年よりも、教室の階が、上がったの恨みながら階段を上り、教室の扉に手をかける。

ーガラガラガラー

「みんな、おはよう。」

「いい朝だね。」

「新学期も張り切っていこう。」と、さわやかなイケボでいう。

 しかし、教室はみんな話しているせいか、返事は無言のちらりと初恋相手を見る様な、視線しか来ない。


「まあ、みんな話している最中だし、こんなもんか。」と、心の中で呟きながら、自分の席に向かう。


 席に着いたら、英検三級の過去問を無言で開く。すると、周りがざわつくのが聞こえる。

 周りの初恋相手を見るような目線が、一気に尊敬のまなざしに変わるのを感じた。

 クラスメイトがおしゃべりをしている中、勉強をしているのが珍しく見えるのだろう。


 勉強を始めてすぐに、クラスの奇人、大弓が話しかけてきた。


「海飛さんw、三級受験するんですか? すごいですね。 僕なんて、今の受験期に三級なんて受けれないですよw」


「そう? 普通じゃない?」と、さわやかに返す。奇人の考えてることはよくわからない。


 その後、担任の先生が、去年と同じ先生だっため、軽く挨拶すると、


「今日は、クラスのいろんな係を決めようと思うんですけど、まず初めに学級委員やりたい人いる?」と、聞かれた。

 自分はやりたいと思っているが、すぐには手を挙げない。

「いないの? じゃあ、先生決めちゃうよ。」

 

そう言った瞬間、「はい! 僕やります!」と、元気よく手を挙げる。


「じゃあ、海飛くん おねがいね。みんな海飛くんに拍手!」


 その瞬間、教室は万雷の拍手に包まれる。クラスメイトがにこやかな笑顔を横目に、拍手の中、席を立ちクラスの教壇のほうに向かう。

 教壇に立ち、指揮者が旋律止めるように、開いた手を握り、横に流す。


ピタッ


と、万雷の拍手が鳴りを潜める。


「では、ほかの係も決めていこうと思います。図書委員をやってくれる方、、、」


順調に係決めが終わり、自分のカリスマ性を見せたところで、perfectな、一日が終わりを告げた。






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