キャラクター紹介
三幕までのキャラクター紹介 主人公三人娘編
100話を超えたので、備忘録的な意味も含めてキャラクターの紹介などを。
★アトリ
配信名:アトリ (本名:七海・阿斗里)
所属企業:なし
誕生日:11月11日
年齢:17歳
身長:171・3センチ
趣味:自己鍛錬、戦闘
特技:刀術、体を動かす事
主要スキル:なし
チャンネル名:花鶏チャンネル
サムライダンジョンの主人公。
配信では自分のことを『某』と呼ぶが、慣れ親しんだ相手だと『私』になる。三幕時点ではタコやんと里亜と叔母の雲雀だけ。
幼いころから姉の
良くも悪くもマイペースで、配信が過疎化していても気にしていない。足らぬは自己鍛錬だとばかりにただ魔物を斬るだけの配信をずっと続けていた。そしてそのスタンスは今も変わらず、タコやんと里亜がアトリに足らない所をフォローしている。
世情には疎く、物語における『質問役』となる。アトリがよくわからないと問いかけて、周りが答えることで読者に伝える役割。主人公がこの立場なのはどうなんだ、と思いつつもキャラは立っている……よね?
姉に鍛えられたこともあり、戦闘力は高い。無銘の刀でダンジョン下層まで突き進めるほどである。戦闘スタイルは斬るの一言。魔物も罠も何もかもを一刀両断し、鍛えぬいた身体能力で突き進むのである。
スキルを持たない一般的な配信者が6名パーティを組んでどうにか上層突破でき、中層を進むには一人一つはスキルが必要と言われているのがこの世界。そんなダンジョンにおいてスキルなしソロで下層まで行けるのだから、なんなのこれ?
弱点というか、戦闘力以外はポンコツ(タコやん談)である。機械関係もろくに扱えず、有名配信者の名も知らない。演技は大根役者もいい所。包丁さばきはうまいけど、火加減は大味で味付けも淡白すぎるので料理も上手とは言えない。
頼まれたことは断らずにやり遂げようとする性格。お人よしというわけではなく、それもまた修行と割り切るタイプ。知らない事を知ったり、艱難辛苦に挑むことを苦行とは思わない。他人の為と自分の為の比率が半々ぐらいである。
装備はダンジョン製ではなく、地上で作られた刀や和服。電子機器もタコやんに出会うまではスマホを胸に固定しての配信だった。画像も悪く、揺れも酷い。そりゃ見る人いないわ。
好きな食べ物は和食。うどんそばとおにぎりがダンジョンに入る前のカロリー源である。
★タコやん
配信名:タコやん (本名:多胡・茉莉)
所属企業:エクシオン・ダイナミクス
誕生日:8月5日
年齢:17歳
身長:157・7センチ
趣味:大食い、金稼ぎ
特技:機械作製、分析
主要スキル:【分割思考】
チャンネル名:D-TAKOチャンネル
初出は第一幕の『拾壱:サムライガールは通知に難儀する』から。
アトリのパートナー的存在。当人は「は? しゃーないから付き合ってるだけや!」と認めはしないが。
一人称はウチ。オーサカの女を誇りにし、行動も言動もそこから来ている。金儲け大事。隙あらば自分が得するように動き、損をしてもくよくよせずに突き進む。
お金儲けは大事だけど、他人を蹴落とそうとはしない(インネン吹っ掛けるぐらいはする。あくまで交渉の一環で)程度には善人。他人を落とすよりも自分を鍛えたほうがいいというポジティブシンキング。
幼いころから機械いじりが好きで、ダンジョン採掘用の機械を自ら作り出す。配信も始め、その堅実且つタコやんのキャラ性をエクシオンに見いだされて、そのまま企業配信者となる。
タコやんを代表する『タコ足ガジェット』は8本足のアーム(タコやん曰く『足』)を脳波で動かすことができる一品で、足の先端に様々なアタッチメントをつけることで、戦闘も調査も罠解除も登攀もタコ焼き返しもこなせる万能ツールである。
なお欠点として、ガジェットなどの維持費が滅茶苦茶高い。精密動作を可能とする分、細かな部品が必要になる。メンテナンスや修理などを考えれば、かなりカツカツの配信生活である。守銭奴キャラは割とシャレにならない事情があったのである。
アトリが戦闘特化なら、タコやんは万能型。一点特化型には及ばないけど、なんでもそつなくこなす上に新アイテムまで作れる。まさに天才的で、ダンジョンが顕現しなかったら歴史に名を残していたかもしれない才能である。
知識も深く、物語のメタ的に言えば『説明役』。アトリが知らない事を答えることで読者に状況を説明する役割である。
戦闘もできなくはないが、ガジェットを戦闘用に調整しても中層が限界。基本的には魔物を避けて進むスタイル。或いは人を雇って魔物を排除してもらうか。最悪の場合は自分も戦うが、出費などのこともありあまりノリ気にはならない。
タコやん参入でアトリの機械周りの問題は改善される。また他企業の知り合いにもコネがあり、そこからさまざまな器材を購入してはアトリの配信器材を改造している。改造動画や性能成果も配信しているので、アトリの為だけじゃないのがオーサカの女。
主要スキルの【分割思考】は脳内で複数の事を考えることができるスキル。マルチタスクを可能とするが、動かせる手は限られるのでできる事は限られる……が、それをカバーするようにタコ足ガジェットを作製。文字通り手足を増やして、対応しているのである。
好きな食べ物は炭水化物系全般。タコ焼きとご飯を一緒に食べるオーサカの女。主人公三人娘の中で一番の健啖家。でも背丈は三人娘の中でビリ。
アトリに対しては世話焼きオカンの様に接しているつもり。少なくとも当人はそう思っている。
★里亜
配信名:里亜 (本名:菅原・文香)
所属企業:アクセルコーポ
誕生日:3月25日
年齢:16歳
身長:165・1センチ
趣味:アトリの配信を見る
特技:神学、スパイ活動
主要スキル:【トークン作成】【感覚共有】
チャンネル名:ぷら~なチャンネル
初出は第二幕の『壱:サムライガールはファミレスで駄弁る』から。
アトリのサポート的存在。横に並ぶのではなくアトリを補助する役割こそ自分だと誇りに思っている。
一人称は里亜。神学系の学校に行き、世界各国の神話に詳しい。配信でもその手の知識を披露したりコスプレをしている。
15歳の時に出かけた家族旅行でダンジョンから湧き出た魔物に襲われるという事故に遭う。里亜はどうにか一命をとりとめたが、両親は死亡。妹も植物人間状態になる。
天蓋孤独となった里亜にアクセルコーポのTNGKが声をかけ、その治療費を負担。里亜に配信技術を教え、借金返済の術を教える。同時にスパイ技術を教え込み、手駒として手を汚してきた。
『配信数=配信者としての偉さ』という価値観はこういった経緯も関係している。妹の為に稼がなければならず、稼ぐ為には配信数が必要となる。配信数に傾倒する結果が、配信者としての里亜を形成していた。
【トークン作成】は罠や魔物に対する身代わりに使うしかないスキルだったが、数字を求める里亜はそれを用いての配信を開始。紆余曲折を得て『よく死ぬ』系の配信スタイルを確立。笑われること、馬鹿にされることでエンタメを成立して数字を稼いでいた。
そんな折にTNGKがアトリの評判を落とすべく動き出す。里亜もアトリに張り付いて情報や弱点を探るように指示されて、アトリと接触した……というのが第二幕の開始時点。
なおアトリと里亜のファーストコンタクトはTNGKの指示ではなく里亜の素である。相手の事を知るためにアトリの配信を確認し、その鮮やかな剣技をみて何かに目覚め、心の底からアトリに斬られたいと心酔したのである。
擁護すると【トークン作成】+【感覚共有】により何度も何度もトークンの『死』を体験しているので、里亜自身は『死に慣れて』いた。そんな状態で技術の極致ともいえるアトリの『斬殺』を見てしまい惚れこんだのである。擁護になってねぇ。
ともあれ任務と憧れに板挟み。デュラハン戦でその天秤はアトリに傾き、TNGKを裏切ることになった。これはTNGKに頼らなくても妹の治療が確定したことが大きな要因ではあるが、アトリを騙したくないと思ったのも事実である。
そう言った経緯も含め、これまで数字が上の人間にしか言わなかった尊称である『大先輩』をアトリのみに限定。以降は自身の配信と同時にアトリのサポートに力を注ぐ。アナウンスとか、トークンを生かした多重SNS投稿とかの広報宣伝役である。
主要スキルの【トークン作成】と【感覚共有】は里亜の配信の要。生み出したトークンで危険な地帯を進み、トークンがやられた痛みをリアルに描写する。その配信はダンジョンを舐めてかかる素人に対する参考になっているという。
好きな食べ物はスイーツ系。SNSにあげた後に食べる女子高生。あ、ちゃんとご飯は食べますよ。
アトリに対する態度は尊敬の一色。斬ってほしいは最大級の愛情表現。いやそれはどーなんだ? 斬られずとも尊敬は変わらず、自他ともに認めるアトリのファンにして後輩である。
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