第1章 第10話 〜ユクィナとロゼとルマーノスの正体……!?〜

 こうして、勇者学園と戦い……この世界から追放されなくて済んだのだが……その翌日から、、。


「ルマーノス♡」


 ━━━どうしてだろうか?

やっぱり、甘えベタになっているユクィナ様が居た。


「どうしましたか? ユクィナ様?」


 そう俺が言うと……ユクィナ様は言った。


「色々と困るから私が、マーキングしてるのよ♡」


 あぁ〜。はい。何となくだが分かった。

変な虫を寄りつけない為や、俺を殺さない為などに付けてるなこれ。


 まぁ、いいけど。

そして、更に翌日の事……。


「そう言えばさ……ルマーノス♡」


「はい?? なんの御用でしょうか?」


「ルマーノスって第100代目の魔王に似てるね♡」


「ぐはぁ!?」


 ……突如、ユクィナ様が言った言葉に驚く私である。


「だ、、大丈夫!?」


 心配してくれるのは有難いけど……

流石、ユクィナ様……直感が冴えてる事で……。


「でも、ルマーノスだから

言うけど……私とロゼの前世は……」


 こうして、ユクィナ様とロゼ様の正体が明らかになる。


「私が初代魔王で、ロゼは2代目魔王だよ」


 そう言われた俺は……やはりなって思ってしまった。


「では、私も公開情報として教えて差し上げましょう。」


 こうして、俺は語る。"俺"と言う者を……。


「私の前世は100代目魔王……

ヘルフリート・アリス。初代魔王と並ぶぐらい最強の名を轟かせた者です。」


 そう俺が言うと……ユクィナ様は気づいていたのか……。


「あ、やっぱり……そうだったんだね。」


 と、ユクィナ様は言った。


「まぁ、、私は強さにこだわりすぎて

99代目魔王を倒して、そこから100代目魔王になってしまったのが、運も尽き……退屈の日々でした。……勇者も弱かったですし、圧倒的に無双してましたからね。ただ、魔王の呪いを断ち切ったらどうなるのか気になった所……今のユクィナ様に会えた所存でございます。」


 俺がそう言うと……ユクィナ様は泣いていた。


「ちょ、何泣いておられるのですか?」


 俺は、ユクィナ様の涙を拭いた。

鼻もチーンさせてあげた。


「だってぇ〜。

ルマーノスがぁ〜。


いい事を言うからァ〜!!」


 私、いい事言いましたか?

残酷だった気がしますが……??


 ━━━━まぁ、いいか。

俺は、閃いた……。


「それでは、ユクィナ様?

私と戦ってください。」


 と、俺が言うとユクィナ様の顔から滲み出てくる「なんで?」が可愛かった。


「私とユクィナ様が同等の力を持っているのであれば……どちらかが勝つのか気になりましてね?」


 そう、俺が言うと……「あ、そっか!!」と言う顔で言う……。


「そうか!! だって、力比べしたことないもんね!! よし、やろう!!」


 こうして、俺とユクィナ様は……決闘をするのだが……それはまた別の話である。

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《無限の喰種&破滅の因子:最恐魔王の片翼》 白咲焰夜 @sirosakienya_124

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