第1章 第4話 〜学園長とクローム家の復讐……?〜

 こうして、試験と入学をした俺は…蒼炎帝国に帰ってきた。


「魔王様〜?」


「ユ・クィ・ナ!!」


「あ、失礼しました。

ユクィナ様……

御報告させて頂きます。」


「だから、様は……まぁ、いい。

続けろ……。」


 何が、不満なのだろうか?

まぁ、いいか。


「はい。試験を受け……無事に、入学しました。

しかも、私……不適合者なのですが、、首席 第1位となりました。」


「そう……。って、えぇぇぇぇぇ!?」


「……どうなさいました?」


「いや、いいわ……とりあえず、明日に備えて休みなさい?」


「分かりました。失礼します。」


 そうして、俺は……自室に戻るのであった。


 一方……ユクィナの方は……。


「ぁぁぁあー!! もう無理ぃ〜!!

好き〜!! ルマーノス……好きぃ〜!!

もう、姿はかっこよくて……顔は、小さい頃みたいな童顔なのも可愛くて……ぁぁぁあ!! もう好きなのぉ〜!! でも、首席 第1位になってしまったら、あの子に言い寄る害虫が居るよね? 絶対に居るよね?! もうダメだわ。その子を殺してしまう。ダメよ!! ユクィナ!! これは…我慢しなくては行けないのですわよ!! ユクィナ!!……etc.」


 一方……ルマーノスの方は……


「今日のユクィナ様も……お美しかった。

半日出かけて居たからか……いつもより、更にお美しかった……もう。襲いたいぐらい……。でも、嫌われたくないから……手を出す勇気などない。どうしたらいいんだろうか? 告白も出来る雰囲気ではないし、どうしたらいいんだろうか……? etc.」


 一方……両サイドを聞いてるメイド達は……


「もう、2人とも……付き合っちゃえよ……。」


 と、言われていた。


 ……そうして、翌日の朝となり蒼炎帝国から抜け出した。


 すると……待ち伏せをされていた。


「おや? どうなさいました?

クローム家……長男で2年の首席 第2位の

スカー・クロームさん?」


「……昨日、弟をよくもボコボコにしてくれたな?

昨日のお返しに来た。」


「へぇ〜。仮に先輩ですよね?

それ、職権乱用ではありませんか?」


「うるさい!!

学園長の許可は降りたぞ!!」


 なるほど……学園長も……小癪な手を打って、俺やユクィナの邪魔をしに来るとは……やはり、歳が歳もあって老いたな。ジジィ……。


 学園長は……俺の捨て親のお爺だった。

その恨みもあって、昨日はあぁ言う事をした。


 今もそれをしていいって事だよな……?

……なら、してやる。


「とりあえず、消えてもらいましょうか?」


「は……? そんな事……出来るわけが……」


 スカーは最後まで言いきれずに、俺はスカーの方に向けて歩いた途端、消えていた。


 俺の時空間とは違う……もう1つの根源を使って……な?


「とりあえず……学園に向かうか……。」


 今日もこうして、問題なく?

学園生活を送れると思いたい……。

うん。なんか、嫌な予感がする。


 と、思う時点で……もう異常だよな。

まぁ、いいけどさ。


 こうして、ルマーノスは……無事に、学園へと向かうのだった。

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