《無限の喰種＆破滅の因子：最恐魔王の片翼》

第1章 第2話 〜魔王学園からの試験？〜

　魔王学園……。それは魔王の知識や魔王になる為の素質がある者しか通えない学園の事。

その反対の勇者学園……。魔王学園と同じで、勇者の知識や素質がある者しか通えない学園の事。

　私はそれをしばらくの間通え＋偵察と言う無茶な命令を言い渡された。

　とりあえず、ユクィナ様から招待状を渡されたのはいいのですが……大分、めんどくさい事になりませんか？ これ。

　そう。今年は……第100代目の魔王 ヘルフリート・アリスが新たな姿で目覚めると言う噂があり、魔王学園でも一大イベントとなっている。

　まぁ、盲目な俺なんだけどね？？

　そして、向かおうとすると……誰かにぶつかった。

｢あ"ぁ"ん？ ボーッと突っ立ってんじゃねぇよ。｣

｢あぁ、こりゃ失礼しました。｣

　そう答えると……血管がブチギレていた。

｢おめぇ！！ 俺を誰だか分からねぇのか！！

唯一……アリスの血筋が流れているクローム家だぞ！！｣

｢それが、どうかなさいましたか？｣

｢もう、許さねぇ！！

絶対に後悔してやるからなぁ！！｣

　と、捨て台詞を吐いてどっかに行ってしまった。

嫌な予感がするが……その時はその時だ。

　そして、俺は適性検査を受けることとなった。

『適性検査を行います。まず、お名前は？』

｢ルマーノス・アイリスです｣

『100代目 魔王の名は？』

｢……ヘルフリート・アリス。｣

『では、性格診断へと行きます。

あなた様とヘルフリート様の性格が似てるか

判断させていただきます。』

｢……。｣

『まず、第1問目。

か弱い女の子とその仲間、どちらしか救えないとしたらどちらを取りますか？』

｢どっちもですね。｣

『第2問目。

裏切り者の仲間が居た瞬間、あなたはどうしますか？』

｢まずは、話し合い。後に殺すかを決める。｣

『第3問目。

もし、欠陥品の人間がいたとする。

そいつと結婚しろと言われたら……』

　そこで、私は試験官を切った。

そして、言った。

｢私の愛する人は……欠陥品ではありません。

美しく……そして、誰も渡したくない……私の愛する人でございます。それ以上、何か申し出るなら……｣

　私は、言う……冷酷にそして、残酷に。

｢ここに居るヤツら……全員消しますよ？｣

　と、言うと試験官はすぐに復活し……言った。

『質問は以上となります！！

ここからは、実技試験となりますので

スタジアムにお越しください。』

　俺は、スタジアムに行った。

すると……

｢よぉ〜。また会ったな。｣

｢なるほど、クローム家と言うのは中々の実力者でございますね。｣

　何故、そう言ったのか。答えは明白だ。

これは、仕込まれていたからだ。

つまり、クローム家は学園からすれば優待するべき人物だと過信している。

　さて、その過信を叩き潰してしまったらどれだけ苦痛な顔が見られるのだろう？ 楽しみでしょうがない。

『それでは！！ ナガードス・クロームVSルマーノス・アイリスの戦い！！

Ready……？』

　そして、ナガードスと言う人物は…構えていたが……俺は、"敢えて" 構えなかった。

『FIGHT！！』

｢うぉぉぉぉぉー！！

貰ったァァァ〜！！｣

　そして、攻撃をしようとした瞬間……

ナガードスの頭が無く……首から上が血の噴水へと化けていたのだった。