第7話 登校?④

「おはよ。⋯⋯あはは、やっぱりキミにはわかっちゃうか」


「うん、少し身体が怠いんだよね───わっ!急に何するの!?」


「⋯⋯あはは、実は体温計で測ってなかったんだよね。そっか、今の私は熱が出てるのか」


「寝てろって、キミ、優しいね。けど、今日は大事なテストだから⋯⋯」


「って、キミ、何してるの?えっ、学校に電話!?」


「わー、わー、わーーー!」


「キミから電話してもらうなんて⋯⋯。うわー、めっちゃ恥ずかしいよ〜。もう学校行けない。⋯⋯ぐすん」


「私とキミとの関係なんてみんな知ってるから気にするなって?う〜、そうなんだけどそうじゃないの〜」


「とにかく休めって、もう。学校に連絡入れられた後で登校できるわけないでしょ。ちゃんと休むけどさ。キミ、なかなかだよね」


「ちょっと待ってろ?うん、私はもう休むの確定だからいいけどキミ、時間は大丈夫?すぐに戻る?うん、わかった」


「おかえり、ほんとに早かったね。───えっと、どうしたの、そのサボテン」


「え、たしかに前にお花は好きだけどすぐに枯らすから育てないって言ったけど、⋯⋯まさか」


「あはは⋯⋯、本当にキミって人は、キミって人は⋯⋯、ありがとう。大切にするよ」


「って、キミ、時間、時間っ!───あははっ!もうっ、遅刻しても私のせいにしないでよねっ」


「───いってらっしゃい。テスト頑張ってね」

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