第2話 こんな僕を受け止めるなんて

 「ヤッホー。今日も漫画ゲット。早く帰って読もうかなぁ」

「いた。口悪不良が」

「口悪じゃねぇし、それに不良でもないんだが?先生に反抗してないし、わからないから聞いてんだよこっちは」

と、

「いや、そこまで聞いてないんだけど?」

と、

「邪魔すんなよ。今日読みたい本があって帰らねえといけないんだ」

と、

「まちなぁ。ちょっとここだ迷惑だから」

と、僕は引っ張られて、公園に連れてこられた。

「風間 風夜(かざま ふうや)。今日、掃除当番の日だったよ」

「はぁ?掃除当番?そんなもん知らん」

と、

「学校の先生に許可を取って写真を撮って帰ってきた。みろ今日風間の名前ある」

「別にいいだろう?一回ぐらい。忘れていても」

「一回ならいいけど、何回もあるだろう?ほぼ毎週」

と、

「別に関係なくないか?僕が周りの人の評価が悪がろうが、別に笹倉 一郎(ささくら いちろう)に関係ない」

と、

「関係ないかもしれないが、学校にいる以上周りのことも考えろ」

僕は逃げたのだ。僕は家に着くと布団に潜り込んだ。僕はそのまま寝込んだ。

 目を覚ますと姉がいるのだ。

「何でお前がいるんだよ」

「何でって、風夜が学校に来ないって連絡あったからだよ。先生から高校とは言え先生によってはこうやって心配してくれる先生もいるんだよ」

と、

「僕みたいなやつはほっとけばいいのに」

「どんな生徒だろうとあずかたからには先生にも責任があるの。学校の様子だと、口悪いらしいね。悪いけど勉強は熱心らしいね。質問を堂々としてたまにこれから説明しようとしてるのに、質問するから驚いているみたい。掃除はサボっているみたいだね。サボりは、よくないよ」

「何も分からねぇくせに。サボっていることいちいち言うなぁ?」

と、言うと

「やろうと言う気はある?」

「うるせい。それ以上言うなぁ」

と、言うと

「そもそもどうしてそんな口悪いキャラになった?」

「そんなことどうでもいいだろう?」

「よくないよ。私は姉だよ。一応ねぇ。風夜にとって私はどういう存在かは分からないからね。姉として見てないかもしれないからさぁ。だから一応って言ったの。私のこと姉と思ってくれているなら話して欲しいなぁ」

と、

「姉であろうとどうでもいいだろう?」

「そっか」

と、

「こんにちは」

と、姉が

「こんにちは、笹倉 一郎君。起きてるよ」

「勝手にいうなぁ」

「上がってもいい?」

「いいよ」

「勝手にあげんなバカ姉」

と、しかしあげたみたいだ。すると入ってきて、

「ごめん。風夜。うちの兄が風夜病院に連れて来いって、小さい時の風夜も見たことあるからだから来いって。もしかしたら障害の可能性があるって、だから兄に説教受けたんだよね。こういう人はやらんといけないとわかっていても出来ないから怒るなぁて」

と、

「障害?な訳ないだろう?」

「一応調べたいと兄が」

と、

「絶対いや」

と、

「そっか」

と、

「もうほっといていいから。構っている暇あるなら自分のこと心配しろよ。こんなバカなやつなんか気にするなぁ。人のこと心配するならこんなバカなやつをかまわないほうがいい」

と、僕は逃げたのだ。

 目を覚ますと、手に痛みが見ると注射がそして時間が経ち

「風夜起きた?」

「何でいるんだよ。それに何で注射打たれているんだよ!」

と、

「風夜深呼吸して」

と、僕は深呼吸して落ち着きを戻したのだ。落ち着くと姉が

「怒りたくなっても怒らないようにお願いね」

「お願い聞きたくないし」

「そもそもどうして口悪いの?本当は根は優しいからわかるはずだよね?」

「分かんないし」

「そう言わないの。そもそもどうして口悪になったの?」

「口悪は反抗期だよ」

「反抗期もうそろそろ落ち着く時なんだけど、高校3年生って大人の青春感抜けないタイプならあぁてなる?けど、そういうタイプじゃないでしょ遅れてても流石に落ち着くと思うんだけど」

と、

「それは人それぞれだ」

と、

「まぁいいや。本当はそういう気分でしょう?」

と、

「気分ではないです」

と、言うと

「今荒れてないよね?」

「荒れてねぇし」

と、言うと

「また戻った。まぁいい。話は戻すが、次の日笹倉さんが兄を連れてきたわ。風夜がぼそぼそ言っていてそれを聞いて点滴の処置してくれることになった。まぁ当分起きないだろうって、それにご飯食べてないだろうって。これは精神安定剤でもあり、栄養食を打ってくれている」

と、

「そうだったんだ」

と、言ったのだ。

「ぼそぼそ言ってた内容について話してもいい?」

と、

「うん」

「・・・」

と、言われたのは僕の本当の気持ちだ。

『勉強が覚えれないし、悔しんだもん。赤点ばっかり、それに本当はキツイんだ。学校に行くのがつらい。だけどなぜか行く。授業に出ること、掃除やることきつい。授業無理しているだから掃除ぐらいいかなぁって。言ったて分かってくれないんだって、僕だってやらないととかある。あっても出てくる気持ちだけじゃダメだって、出てこない気持ちとかもやらないと認識させなきゃできないんだって、この気持ちわかる人なんていない。だから自分でもどう向き合っていいのか分からない。助けて欲しい。助け求めても意味ないか。口悪いのは単なる反抗的ていうか、ただそうしたいだけ、自分から周りと距離置こうって、自分に近づかれたら僕の思い聞いて離れられるのがこわい。昔周りから僕の意見を言うとおかしいとか逃げられた。僕は周りと考えがずれているのかなぁてそこから誰も寄らないようにさせていた。結構効果あるからわざと。僕はいなくなったほうがいいのかなぁ?』

と、言っていたこと話してきた。さらに

『姉ちゃん。僕のこと見捨て。ほっといて』

と、言ってたみたいだ。僕は

「これで違うとか言っても間に合う?」

「間に合わないよ。だって風夜はバカ正直すぎ。素直って事しらない。素直って言うのは、例えば、イチゴ食べると聞くが本当はあまりいらないがだけど美味しそうで食べたい。そんな時に食べたいとか。例えば遊びに行こうとか言われて行きたくない気持ちもあるが行くとか、断る場合もあるが基本合わせるてきな?だけど、風夜は本音で語るの大好きだし、馬鹿正直たまにそれが裏目に出るが、裏目に出てもほんわかな言い方もできる。正直素直かなぁ。例えば私の今日の服装風夜にとっては不細工だとする。だけど、ただブサイクとは言わないでしょう?口に出すのも下手だけどちゃんと、お姉ちゃんその色似合わないからなんかちょっと変とか、ミニスカ合わないよ。まぁ色を変えればまた違うとか、合わない=ブサイクともとれる。ブサイクと正直いいつつもフォローができる。言葉に出すのは苦手だけど、フォローは素直な部分である。まぁ馬鹿正直といったが本当は正直素直だから。出てきている気持ちの本音だと思っているから残念だけど取り消しできません」

「えー。そんな」

「えー。そんなが素に戻ったみたい」

「戻ってねぇし」

「無理しなくていいよ」

と、

「聞いてどんなこと感じた?」

「どんなことを感じたって、うーん?理解できにくい。だけど苦しんでいるってことは分かった」

と、

「そっか。やっぱ理解できないよなぁ?」

「ってかさぁ。人間てたまにおかしいこと言ったり意味わからないこと言うよね。だからっておかしいとか無しだよ」

と、

「情緒するな」

「してないよ」

と、

「してるよ」

と、

「確認するけど、本音ってことだよね?」

と、

「本音だよ。だから取り消していい?って言ってんの」

と、そこへ

「こんにちは」

「こんにちは笹倉兄弟」

と、姉が出るのだ。

「どう?風夜は」

「起きてるよ」

と、入ってきたのだ。入ってきて、僕の様子を見て

「風夜」

と、笹倉 一郎が言ってきた。

「一郎さんごめんなさい」

と、言うと

「風夜大丈夫だよ」

と、お兄さんが様子を見て、

「大丈夫そうだね栄養の方は、ご飯食べれるか見せて」

と、姉がご飯作っている間に色々質問されて答えたのだ。姉ができて、来たのだ。僕は食べたのだ。

「熱っ」

「風夜ごめんね。冷まして食べて言うつもりだったのに」

と、

「謝らなくていいよ。僕が無理して食べたから」

と、言ったのだ。冷めてからもう一度食べたのだ。すると、吐き出しかけたが、耐えると

「無理しなくていいから」

と、

「ごめん」

と、言うと

「大丈夫だから」

「お姉さん。あの少し話しましょうか?彼に直接聞いてもはぐかかれそうだし」

と、

「僕も聞きたい」

と、一郎が。

「お前はここにいろ」

と、

「えー。ケチ」

と、言うけどそばにいてくれたのだ。

「笹倉 一郎さん。申し訳ございませんでした」

と、正座して謝ったのだ。すると一郎は

「こっちこそごめん」

と、言ってきたのだ。僕は何を話していいのか分からない。すると一郎が

「僕に聞かせてください」

と、

「僕さぁ。意識ない状態で本音を語っていたみたいで、姉に理解できないと言われた。僕の気持ちは分かりにくいやつなんだって、分からなくても受け止めてくれるならいいけど怖いんだいじめられたりおかしい目で見らることが」

と、言うと一郎さんが

「いじめはしない。約束する」

と、

「信じられないよ。怖いよ」

と、言うと

「もしかしてそんな過去あったのかなぁ?」

「あったよ」

「なるほどなぁ。もうちょっと詳しく聞かせて」

と、

「小学校の頃詳しくは覚えてないが何かをきっかけで僕がみんなに何か話したんだよなぁ。その時に、おかしいとかって、逃げられた。離れられた。だから周りと距離置こうとして口悪くしてた。誰にもちかづかれたくないから」

と、

「なるほどなぁ。周りが逃げたを機に周りから距離を置いているんだなぁ」

「うん」

と、言うと抱きついてきて

「大丈夫。僕は離れないから。だから大丈夫」

と、さらに

「大丈夫って言ったからには、嘘はつかない。信頼してもらうために僕は頑張るから。だから少しずつつでも頼ってきて欲しい」

と。

「うん。ありがとう」

と、言うと

「それで、学校の掃除サボりの件もちゃんと話してくれる?」

と、

「僕は・・・」

勉強嫌いっていうことと、学校行くのが辛かった。さらに授業に出ることと、掃除することも辛いと、授業辛いのに頑張っているから甘えが入ったと。言うと

「甘えじゃないよ。甘えじゃ。甘えならもっと違う甘え方してくると思う」

と、

「理解できないなら無理して理解しなくていい」

と、言うと

「理解してあげようとしているのにそんな言い方ありますか?」

「ごめんなさい」

と、言うと

「いいよ。話してくれてありがとう。怖いし、理解されないと思うと怖いよなぁ?怖いのにありがとう」

と、僕は初めて受け入れようとしているってことが分かった気がしたのだ。僕は

「受け止めてくれてありがとう」

と、言うと

「どうした?急に?」

「一郎さんが初めて受け止めてくれた?受け止めようとしてくれているって感じた人です」

と、言うと

「初めてって大袈裟だよ」

「事実言って何が悪い?」

と、

「悪くないけど」

と、そこへ姉と一郎の兄が帰ってきたみたいだ。

「2人で話せたか?」

「まだ話せてないよ」

と、

「一郎さん何が聞きたい?」

「学校復活する気ある?」

「無い。それに僕留年確定でしょう?ここで復活したところで、頭が悪いから復活しても留年は免れないので、ごめんなさい」

と、言うと

「分かった。無理したく無いから無理しなくていい。無理するなぁ」

と、言ってきたのだ。

 辞めるに当たって僕は仕事を探したのだ。探すのは大変だった。自分限られたことしかできない。結局僕は自分の家でフリーランスをすることにした。まずは勉強から入った。勉強するのが大変だったのだ。僕は嫌いだったから覚えることもさらに、研修っていうか出ることも大変だったがでて学んだのだ。学んでやっと、自立してはたらいている。

 そして僕は、精神障害であると、診断された。精神障害も色々あり、脳機能の精神障害と病み落ちによる精神障害があって、僕の場合は脳機能によるものだと。たまに一郎が来るのだ。一郎が気分転換に遊びに行こうとか、言って連れ出すのだ。そして、卒業間近のある日同棲しようって、僕がここへ来ると、そして、卒業後来たのだ。かれは仕事に入ってしている。さらに、不満があるらしく愚痴をこぼす毎日なのだ。ある時は泣き出したのだ。僕は

「辛いか?そっか」

と、撫でると

「撫で撫でじゃ足りない」

と、言ってきたのだ。

「そっか足りないのか?」

と、僕はキスをしたのだ。すると、

「キスするってことは覚悟できてるんだよなぁ?」

「えっ?」

「覚悟あるからしているんじゃ無いの?」

「覚悟って何?」

「僕は風夜のこと好きだよ」

「好き?ってどういうことだよ?」

「どういうことって?好きは好きだよ」

と、

「こんな僕を?」

「そうだよ」

「まさか、待ってたとかは無いよなぁ?」

「待っていた?」

「僕にキスをおねだりしてた?」

「してないよ。ギュでも良かったんだよ?」

「あぁ。そっちのでもあったか?」

「そもそも何でキスした?」

「さぁなぁ?分からない」

と、言うと

「分からないとか。そう言うの無しだよ?」

「無しとか言わないで」

「分かっている?なんで無しって言ってんのか?」

「分からないです」

「分からないのに無しとか可愛いんだけど」

「可愛いで流すなぁ」

「いちいち反応しなくていいのに可愛いなぁ」

「可愛いくないし」

と、するとキスをしてきたのだ。さらに、深いキスをしてきて、落としに入ってきたのだ。僕はされるままにされたのだ。終わって一眠りして覚めると隣で一郎は寝ているみたいだ。僕ばぼっそと

「責任取れて言わないとなぁ」

と、言うと

「何1人で言っているんだ?責任取るつもりだよ。

それに今何時だ?夜中の2時だよ?まだ早いし、この時間怖いよ」

「いや他にまだ怖い時間あるし、4時とか?」

「あぁ。それ以上は無し」

と、

「ごめん」

と、

「じゃ僕はこのまま二度寝するのでおやすみ」

と、また寝たのだ。僕は寝ることできずお仕事した。そして、6時ごろご飯作り、そして僕は寝落ちした。

 次目を覚ましたのは昼前なのだ。僕は、ソファーで寝てて、布団がかけられているし、さらに、傷も手当してあるのだ。僕が起きたことに気づいてか

「風夜起きた?」

「はい。おはようございます」

と、

「おはよう」

と、

「ごめんなさい」

「何謝っているの?」

「なんか怒っているような気がして」

と、言うと

「怒ってないよと言っても通用しないよなぁ?わりとこういうこと、敏感だし」

と、

「ごめん」

と、

「怒っている?多分原因はわからない」

と、

「僕の予想だけど、たとえば僕が先に起きて作業して、料理作って、ソファーで寝てたから寂しかったとか、起こしたのに起きなくて、1人でご飯食べる羽目になってとか?」

「まぁ確かにあるが、ご飯は食べてない。待っていた」

と、僕はいきなりキスをしたのだ。すると、

「そんな謝り方ある?」

「うーん?分かんない。だけど許して欲しくって、僕には一郎しかいないからだから」

と、

「よく言えました」

「これからもよろしく」

「はい」

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