第176話 ろくでもないオトナになれたぜ
この詩は、以前運営していたブログ(現在も公開)の2010年当時の書き込み記事をもとにリメイクしたものです。
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母にとっては初孫、その息子にとっては姪となる子を介した、
母親と息子のやり取りより。
母 「**(姪)はおりこうさんじゃ。おっちゃんは、あんぽんたんじゃ」
息子「阿呆とは何だ! これでも国立大学の法学部を出ているぞ!」
母 「大酒飲むあんな大人になったらあかんでぇ」
息子「酒は日本国の法令で禁止されていない。よって違法行為はしておらん!」
子どもには笑いもの、おばあさんには誹謗中傷のターゲット。
そんな大人に、なれてうれしい。
そらそうよ。
単なる馬鹿を、いつまでも「笑い者」や「誹謗中傷のターゲット」なんかにしとくわけがないだろうが。
こんなやり取りをしていても、姪は、ケラケラと笑っていましたとさ。
他の親族の悪口を母が言うとつついて怒るが、この息子とやらだけは例外。
どちらかが相手の悪口を言うと、ケラケラ笑っていました。
傑作は、これ。
「岩崎渡辺コレクションに出てくる、明治時代の寒漁村民・・・」
と、息子が姪の母、つまり妹夫婦と姪の前で母のことをこのように述べると、
姪は、突如!
ケラケラへっへっへ
と笑い出しましたとさ。
これ、母不在の欠席裁判でした。
こっちも散々やられているから、やり返したまでだぜ。
大体、量的にはこちらが輸入超過だからな(わっはっは)。
日頃よりニュルンベルク裁判のボルマン並の欠席裁判をされていた息子は、
何とかこれで、留飲を下げましたとさ。
ただし、母の悪口を姪の前で言ったのは、後にも先にもこのときだけです。
メデタシメデタシ。
メデテエコッチャ、コリャボッケー(岡山弁。めでたいことだ、これはすごい)
酒を飲んで目出度いだけだろうがと思った人。
その御指摘は、間違いなく正しいものと思われます。
とにもかくにも、ろくでもないオトナになれて、やっぱりうれしいぜ。
これで、心おきなく酒が飲めるぞ!
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