第107話 技術と手続の集中鍛錬
技術と手続の集中鍛錬
何が言いたいのかと思われる向きもありましょう。
しかしこれは、ある局面においてものすごく重要なのです。
私ね、この度、ネクパブなる媒体から、POD出版をしました。
要するに、必要に応じて印刷して売ってくれるサービス。
せやから、在庫が一切要らんというやっちゃ。
その気になれば、金を使わずに出版もできます。
厳密に言えば、パソコンだの開戦量もとい回線料だのかかるが、
そういうところをつついて突っ込むな! そこの盆暗薄馬鹿共!
というわけで、じゃのう。
本来、本を出すとなったら、自費出版でもウン十マンかかる。
企画出版と申して、出版社と著者が折半するシステムとか、
商業出版とは言うものの、著者の買取があるシステムもある。
しかしこのPODは、それが一切かからん。
ま、アマゾンのサイトでしか売れんけど、それでも十分。
それができたら、電子書籍化もそんなに難しくない。
現段階で、3媒体で発売できる体制ができた。
ここまで、金銭的な経費は、一切かかっておりません。
ただし、そのノウハウを得るための時間と労力はかかっています。
一気に、思い立ってホイホイできるものでもありません。
もちろん作品の内容もあるけど、それ以上に必要な要件がある。
それは、販売するためのデータ作成の労力。
実はそれ、本当は出版社や取次業者がやってくれていたことなの。
それを、自分でやるわけだから、そりゃあ大変ですよ。
これやっていて、私ね、ふと思い出した。
本人で裁判を起こしたり、受けて立ったりする時のこと。
訴状を出して、どのくらいで相手に届くか。
切手を使わないようにするためには、どうすればいいか。
そういった時間的なタイムラグ、場合によってはものすごく重要。
なんせ、ちんけな妻子持ちがネットで絡んできておったからな。
こっちはすでに、訴状も出しているのに。
そして、訴状は届いた。相手は、ぴたっと黙りましたね。
その後、そいつについた三百代言も訴えてボコボコにしてやったよ。
それだけやって取下してやったら、相手はしぶしぶ同意しておったな。
そらそうよ、弁護士の仕事を妨害されるも同然の環境を与えたったから。
そういうところで学んだから、内容云々と同列に大事なことがわかるのよ。
技術と手続の集中鍛錬ってのが必要な時期は、人生の中で、何度かある。
そのことを、しっかりと意識しておかねばなりません。
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