第65話 蛮族からの依頼完了
今日も宴、魔獣ドーレデングを1匹討伐しても、喜びの宴、結局毎日やっている。
プラプラ、ビンビン、ペチペチ にもすっかり耐性ができてしまった。
いつものローブの下には、お洒落なドレス、後ろ側は長いけど、前が股下 5cmと足が見えてしまうデザイン、恥ずかしくて着られなかったけど、周りは、全裸で踊っているので、気にしないことにした。
私は立ちあがり、ローブを脱ぐ 「 おっーーーーっ 」
「 大型魔獣ドーレデング、中型の魔獣ドーレデングを討伐しました、小型の物であれば、皆さんが討伐できることも確認しました、ロックサンヌ王子様からの依頼は、完了したと判断し、明日私は、ここを発ちます 」
「 普通、冒険者の魔獣討伐は味気ないです、今回は皆さんがいたから、楽しく、有意義に過ごすことができました、ありがとうございます 」
「 ぐおぉーーーーん 」不気味な響き、一斉に泣かんでも。
「 お、お、お、お、お、お 」顔真っ赤。
「 いいですよ 」 手を出す
「 ま、魔女様と踊れるなんて、最高です! 」
ロックサンヌ 「 次は僕だ! 」
ロックサンヌ王子 「 魔女様って、俺と同じ歳くらい、僕にだって歳を聴いては失礼だって事はわかっているから、安心して、 ねえ、もう股に、毛生えた 」周り中に聞えるくらい大きい声。
バチーーン 2m は飛んだな、 右頬モミジプリント。
生まれて初めてなのか、何が自分に起こったのかわからな様子、女王様がツカツカ。
「 このバカ息子ーーー! 」 拳を左頬に、叩き落とした。
モミジプリントの右頬は、床に激突。
「 うえーーーーーん、うえーーーーーん 」 ヤッパガキ、喉ちんこが見えるくらい口開けて号泣。
お洒落したドレス、シャーマンの方々に取り囲まれ、「 素敵! 」とか言ってもらって、えへちょっとご機嫌、 失礼な王子の事を頭から追い出す。
ありえないほどの人が集まり、見送られる。
ロックサンヌ王子、顎がほっそりとした、顔立ちだったのに、完全におにぎり顔、ほっぺは腫上がっている、右にモミジ、左はコブシのプリント、眼は泣きすぎでただれたのかな、お気の毒。
そんな顔して、ニコリとほほ笑んで、手を振ったので、プイ てした。
王様からは、都市ダラムまで、護衛を付けると言われたが、辞退、私を守れる護衛なら喜んでだけど、守らなきゃいけないので、手間が増える。
エンケドラスがいれば、旅は問題ない。
一旦、都市ダラムへ戻り、討伐の完了報告、少しゆっくりしから、出かけるつもりだ。
カンドラ平原を、シュミハザが調査したついでに、その周りも、気になる所を見つけた、遺跡というより、洞窟、ダンジョンなのかもしれない、ムアール連邦共和国の地図には、大雑多にパトンタニ大森林と記されているだけ、区分けとしては、魔獣の領域である。
都市ダラムに戻りギルド会館へ、蛮族からの依頼を達成したことを告げる、すでに報告が入っていたようで、マリカさんからは、戻って来るのを待っていたと言われた。
ギルド会館には、地下室があった、地下 1階は独房、2階は、物々しい警備。
マリカ「 大変な状況ですよ 」「 この部屋です 」
千両箱というのか、金貨の箱が積まれていた。
ギルドマスターは、いつ強盗に襲われるのかが心配で、泊まり込んでいるらしい。
「 こんなに 」
「 はい、こんなにです 」
世界の箱と名付けられた袋、中は無限空間、さっさと取り込んでしまう。
「 それと、冒険者のカード、色が変わりましたから、これが最高ランクのカードです 」
魔法金属ミスリルでできたカードを渡される、これまで金色だった。
冒険者はひとくくりである、初心者でも受けられない依頼は無い、依頼表には、危険度ランクを表示しており、実力以上の依頼を受けないようにという配慮をしている。
お金に眼がくらみ、実力以上の依頼を受けたら、死がまっているだけである、ところが冒険者カードには色がある、それは、ギルドにどれだけ利益をもたらしたか、カードの色と強さは、比例するものではないが、一般的には、ミスリルカードは、最高ランクとされている。
依頼を受けて仕事をこなす、ギルドにも手数料が入る、その手数料の多さで、カードの色を決めているのだ、最高の貢献度の証。
と、いっても、食事が唯になるわけでも、部屋を借りるのが無料というわけではないが、割引がある、ゴールドカードは50%、ミスリルカードは60%引き。
その他、店によっては割引してくれるところもある。
「 登録しただけでは、2% しか割り引いてくれないのですよ 」
「 マリカさんも冒険者だったの 」
「 実は違うけど、これがあれば、ギルド会館内の買い物は、2% 安くなるから 」
「 お金を儲けている人は、割引が多くて、儲けてない人は割引が少ない、矛盾していますよね 」 返事しにくい。
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