何気無しに見落としがちな所に目を向けられた作品の数々に脳天を撃ち抜かれたような気持ちにさせられます。ドキリさせられるだけでなく、心も温まる余韻に包まれています。
ただただひたすらに感嘆するしかないです。二千年以上に亘る仏教と日本の歴史を個人の生活の中で詠まれています。祈りの俳句として大悟の領域に到達しているのではないでしょうか。知識を学ぶ俳句としても一流です。優賞候補の一角だと感じます。