4.超有名作家分断大作戦
私は考えたのよ。こうして、何にでも頭を使うのが、私のエライところ・・・
アホバカ最底辺作家の永嶋良一を痛い目に会わせてやるには、あのバカに応援コメントを出している、超有名作家たちが邪魔なのよね。きっと、カクヨムの編集部が、あんな最低の永嶋良一を野放しにしているのは、カクヨムの超有名作家たちが、アイツを応援しているからなのね。
そこで、私はいいことを思いついたの。題して、超有名作家分断大作戦。
これはね、こんな作戦なの・・・
まず、超有名作家たちが「もう永嶋良一の応援をするのが嫌になった」という状況を作り出すのよ。・・・
そうなると、超有名作家たちは誰も永嶋良一を応援しなくなる。・・・
するとね、それにつられて、カクヨムの読者たちも自然に永嶋良一にお星さまを付けなくなっていくのよ。・・・
そしてね、永嶋良一のドアホなアナグラムに幻惑されていたカクヨムの編集部も、アホバカ永嶋良一を野放しにしていたという過去を大いに反省するのよ。・・・
その結果ね、カクヨムの編集部が、永嶋良一をカクヨムから抹殺することになるわけよ。・・・
そうなると、もう私の天下ね。カクヨムでは、誰もアナグラムを使う者がいなくなるのよ。・・・
それで、アナグラムを駆使した私の傑作作品は、カクヨムの中でも注目を浴びることになるの。・・・
こうして、私の大傑作にはお星さまがいっぱい、いっぱい、いっぱい、付いていくのよ。
どうかしら? この完璧な作戦は? すごい作戦でしょう。あまりに完璧で、もう文句のつけようがないわね。
こうして、私はさっそく超有名作家分断大作戦を開始したの・・・
まず、永嶋良一の駄作を読んでね、超有名作家たちが「もう永嶋良一の応援をするのが嫌になった」と思うネタを探してみたの。
すると、私は、永嶋良一の駄作には、女子トイレがよく登場することに気づいたのよ。
例えばね、駄作の中に、実話として、こんなことが書いてあるの。・・・永嶋良一が独身女子寮(!)にいたときに、女子寮の女子トイレを使わせてもらっていてね。・・・ある夜、永嶋良一は急な腹痛に襲われて、あわてて、女子寮の女子トイレの個室に入っていたら、隣の部屋の女子寮生にその個室のドアを開けられたって話があるのよ。こう書くと・・・なんか、『女子』って言葉が、めったやたらに多いわねえ。
で、この話は私も以前に一度読んでいたんだけど、改めて読むと、なんだかおかしいわね。私、思わず、「独身女子寮?・・・えっ、永嶋良一って、オンナだったの?」って思っちゃった。女性がオトコのペンネームでカクヨムに登録していても分からないからね。
でも、コイツの他の駄作には、「ボクのドジョウが・・」なんて、実にくっだらないことが書いてある話もたくさんあるのよ。皆さ~ん、聞いた~。なんとドジョウですよぉ、ドジョウ。・・・『ドジョウ』なんてイヤラシイ言葉は、私たち女性には絶対に書けないですよね。・・・すると、やっぱり、コイツはオトコだったんだ。
しっかし、「ボクのドジョウが・・」だなんてイヤ~ね。私は読んでて、顔が真っ赤になっちゃったわ。私のような清らかで美しい女性に、ドジョウなんて単語を読ませるなよぉぉ。もう、お下品で最低よ! 永嶋良一って、本当に品位のかけらもないわね。
そしてね、女子トイレに関しては、これ以外に、永嶋良一が金沢を歩いていて、お腹が痛くなったので、公園の女子トイレの個室に入ったら、知らない女性にドアをノックされたっていうバカ話があったわ。これも実話なんだって・・・。なんでも、男子トイレの個室が修理中だったから、女子トイレに入ったって書いてあるんだけど・・・そんなの怪しいわね。中を覗こうとして、わざっと、女子トイレに入ったんじゃないの?
あるいは、あなたは女子トイレでは、何番目の個室に入りますか?・・・なんて、ふざけた話もあるのよ。ホント、いやらしいわね。女子トイレを使うときに何番目の個室に入ろうが、そんなの女性の勝手でしょ。女性が女子トイレで入る個室にまで、お前にナンダカンダって言われたくないわよ。
これら以外にもね、永嶋良一の駄作の中には、女性の読者に「貴女はお風呂でおしっこをしますか?」、「トイレの後でお尻を拭く時は前からですか? 後ろからですか?」って問いかけた話もあるのよ。こんなの信じられます? 嘘じゃないわよ。本当に、永嶋良一の駄作の中にあるんだから。
しかしねえ、お風呂でオシッコって、コイツ、バッカじゃないの! この質問には女子トイレは出てこないけれど、内容はオシッコだから、女子トイレの話と同じことなのよね。。。それに「トイレの後でお尻を拭く時は前からですか? 後ろからですか?」ですって? こちらの質問は、もろに女子トイレよね。しかし、レディーにこんな恥ずかしいことを答えさせるなよぉぉ。。
で、そのアホな問いかけにね、ビックリしちゃうけど、女性の超有名作家の人たちがちゃんと真面目に答えていらっしゃるのよ。
カクヨムの超有名美人作家のお姉さまたち、そんなお下品な質問に堂々と答えるなんて・・・恥ずかしくないんですかぁ? お姉さまたちはカクヨムを代表する妖艶美女作家なんですよぉ。
きっと、超有名美人作家のお姉さまたちは、永嶋良一が誰にも相手にされないので、かわいそうに思って、お情けで答えてやったのね。お姉さまたちって、実に慈悲深いのねぇ。私、心から感心しちゃうわ。
えっ、私はですって? 私はね、お風呂でオシッコって、よく・・・おっと、永嶋良一の女子トイレの話だったわね。私の話は置いておくわよ。お尻を拭く時は、前からか後ろからか?ってのも、当然、秘密ですからね。オホホホホ・・・
とにかく、こんなふうに、永嶋良一の超駄作には、女子トイレがいっぱい出てくるのよ。オトコのくせに、女子トイレがひっきりなしにでてくるなんて、おかしいじゃない。以前も思ったけれど、やっぱり、コイツは女子トイレフェチの変態なのね。
永嶋良一に応援コメントを出している超有名作家の人たちは男女を問わず、きっと、コイツが女子トイレフェチの変態だって知らないのよ。だから、女性陣が「あなたはお風呂で、オシッコをしますか?」なんて質問に、お情けで答えていらっしゃるのよね。
こうなるとね、私が、永嶋良一は女子トイレのことばっかり書いてるってことをお伝えしたら、超有名作家の人たちは確実に「もう永嶋良一の応援をするのが嫌になった」と思うわけよ。・・・つまり、永嶋良一から超有名作家の人たちが、次々に分断されていくのよ。
どう? これが超有名作家分断大作戦! 完璧でしょ。
イヒヒヒヒ。これで、永嶋良一をカクヨムから抹殺じゃぁぁ・・・
そしてね。次に、私は永嶋良一に応援コメントを出している超有名作家から、お二人を選んだのよ。
それはね、通称『
まず、このお二人を永嶋良一から分断するのよ。。。そして、その後、超有名作家の方たちを次々と永嶋良一から分断していくわよ。
そして、私は、
私は、
そしてね、私はお二人への応援コメントの最後に、次の同じ文を入れたのよ。
**********
・・・お姉さま、感動の作品をありがとうございました。とってもすばらしい作品でした。・・・ところで、お姉さまが時おり応援コメントを出していらっしゃる、永嶋良一っていう最低のアホバカ作家がいるでしょう。それで、ちょっと、私、永嶋良一の超駄作を調べてみたんです。するとね・・・お姉さまはご存じかしら? ・・・永嶋良一って、よくアイツの駄作の中に女子トイレを登場させているんですよ。なんと、女子トイレですよ、女子トイレ。・・・一応、アイツ、オトコでしょ。それなのに女子トイレなんです。・・・つまり、永嶋良一のバカたれは、なんと、女子トイレが大好きで、女子トイレを応援してるってことなんですよぉ。こんなの、変態でしょ。オトコが女子トイレを応援するなんて、私たち女性から見ると、とってもイヤなことですよねえ。だから、永嶋良一は女子トイレ応援の変態なのよ・・・お姉さま、もう一度言うわよ。永嶋良一は女子トイレ応援の変態なのよ・・・もう一度、言うわ。お姉さま、何度でも聞いてくださいね。・・・永嶋良一は女子トイレ応援の変態なのよ。・・・お姉さまのような超有名作家が、こんな女子トイレ応援の変態に応援コメントを書くって、如何なものなのかしら?
それでは、素敵な作品をありがとうございました。ごめん遊ばせ。オホホホホ。
**********
どう? これを読んだ、あなた? 私の応援コメントの意味が分かったかしら? この中にはね、恐ろしい罠が隠されているのよ。
えっ、どういうことかって?
ウフフ・・・実は、私がこの中に書いた『永嶋良一は女子トイレ応援の変態なのよ』って文は、実はアナグラムになってるのよ。
えっ、よく分からないって?
つまりねえ・・・
永嶋良一は女子トイレ応援の変態なのよ・・
永嶋良一 は じよし といれ おうえん の へんたい なのよ・・
永嶋良一はじよしといれおうえんのへんたいなのよ・・
入れ替えて・・
たいへんよ永嶋良一のおうえんはいなとれのしじよ・・
たいへんよ 永嶋良一 の おうえん は いな とれ の しじよ・・
大変よ 永嶋良一 の 応援 は 否 取れ の指示よ・・
大変よ。「永嶋良一の応援は否。取れ」の指示よ・・
そうなの。『永嶋良一は女子トイレ応援の変態なのよ』という文は、実は『大変よ。「永嶋良一の応援は否。取れ」の指示よ』という意味なのよ。『取れ』というのは、もちろん、今までの応援コメントを全部、削除しなさいってことなのよ。
フフフフフ。これを読んだら、
これを他の超有名作家さんたちにも送ったら、もう誰も永嶋良一に応援コメントなんか出さなくなるわよね。
そう、こうして、超有名作家の人たちが「もう永嶋良一の応援をするのが嫌になった」という状況を作り出せるのよ。そして、後は自然に、私の読み通りに物事が進むというわけなの。・・・
私は拳を天高く突き上げたわ。私の口から、
「イヒヒヒヒ。アホバカ永嶋良一め。これで、オメエもお
(次回に続く)
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