同情するなら☆をくれ〔part2〕

永嶋良一

1.私は復讐を誓ったわ

 「やれやれ、カクヨムにやっと新しいアカウントが登録できたわ」


 私はそうつぶやくと、額の汗をぬぐって、パソコンを閉じたのよ。


 えっ、カクヨムの新しいアカウントって、どういうことかって?


 私はね、以前、別のアカウントとペンネームでカクヨムに登録していてね、大、大、大活躍していたんだけど・・・。永嶋良一っていうアホバカ作家のお陰でね、ひょんなことから、私の作品にお星さまが一つも付かなくなってしまったのよ。それでね、やむなく、そのアカウントとペンネームを捨てて、新しいアカウントとペンネームを新たにカクヨムに登録したってわけなの。


 もちろん、古いアカウントとペンネームで発表した、私の大傑作小説は全て廃棄することになったのよ。トホホホホ・・・


 えっ、永嶋良一って誰なのですって? 


 ごもっともな質問ね。永嶋良一なんてバカは、誰も知らないものね。


 永嶋良一っていうのはね、カクヨムの最底辺をうごめく、どうしようもないアホバカ作家なのよ。


 ほら、カクヨムに時々いるでしょう。だあれも相手にして、だあれも作品を読んで、そして、だあれも作品にお星さまを付けてっていう、そんな『三労苦』を背負ってさ、カクヨムの最底辺をウロチョロしている、カクヨムのアホバカ最底辺作家なのよ。


 えっ、アホバカ最底辺作家の永嶋良一のことはよく分かったけど、その永嶋良一のせいで、私の作品にお星さまが一つも付かなくなってしまったって、どういうことかですって?


 それはね、私が呪いの小説大作戦を実行したときに・・・でも、これって、説明が大変ね。


 だから、その顛末については、良かったら、以下を読んでちょうだい。短いから、すぐに読めるよ。昔、一度読んでくださった人も、もう忘れているだろうから、もう一度読んでくださるとうれしいわ! 読者からお星さまを大量に略奪するために、私が実行した大作戦・・・倍返し大作戦、サブリミナル大作戦、呪いの小説大作戦・・・の顛末が実に詳しく書いてあるからね・・・


 同情するなら☆をくれ(カクヨム☆取奮闘記・異聞)https://kakuyomu.jp/works/16816927861830641586/episodes/16816927861830694320


 しかしねえ、永嶋良一って、カクヨムの害虫みたいなものなのよね。『百害ひゃくがいあって一利いちりなし』って、まさにアイツのことよ。


 そして、私がこんなに苦労するのも、カクヨム編集部が永嶋良一なんていう、アホバカ最底辺作家を野放しにしているからなのよ。殺虫剤みたいなもので、永嶋良一なんていう最底辺作家をカクヨムから一気に駆除できないものなのかしら。あんなヤツ、カクヨムの害虫そのものなんだから、カクヨム編集部には、もっとしっかりと対策を講じて欲しいわよねぇ。


 でもね、私にもやっと新しいアカウントとペンネームができたのよ。これからは、その新規のアカウントとペンネームで、お星さまをガッツリいただくことになるわね。そうして、私が、いっぱい、いっぱい・・いっぱ~い、読者からお星さまをもらうことが、永嶋良一とカクヨム編集部への復讐になるのよ。


 そこでね、私の口から、乙女にあるまじきお下品言葉が飛び出したのよ。


 「カクヨム編集部め、もっとしっかりせんかぁい。永嶋良一なんていうアホバカ最底辺作家をいつまで野放しにしとくんじゃぁぁ。このボケがぁぁ! そして、永嶋良一め、お前のお陰で私は散々苦労させられたのよぉ。永嶋良一のバカたれめが! お前はカクヨムの害虫じゃぁ。害虫め、くたばりやがれ!・・・ちきしょうメ! カクヨム編集部も永嶋良一も、今に見ていやがれ!」


 そこまで言って、私の口からは、実にお下品な笑いが洩れたのよ。


 「アヒヒヒヒヒ・・・でも、これからは、私の新しい時代よ。・・・イヒヒヒヒヒ・・・新しいアカウントとペンネームで、私がお前らにタップリと復讐してやるからね。・・・ウヒヒヒヒヒ・・・新しいアカウントとペンネームで、お星さまをいっぱい、いっぱい、読者から剥ぎ取ってやるからね。カクヨムの無知な読者め。覚悟しときな。・・・エヒヒヒヒヒ・・・これから、私の復讐が始まるのよぉ。・・・オヒヒヒヒヒ・・・」


 でもね、私の新しいアカウントとペンネームって、まだ誰も知らないのよね。お星さまを如何にして、カクヨムの読者から剥ぎ取るかが問題なのよね。


 何かいい作戦はないかしら?


 私は頭を抱えたの・・・そして、実にすばらしい方法を思いついたのよ。


               (次回に続く)

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