第2話 晴れの日の雨
*今回は詩(笑)です。ただ個人的には歌詞のつもりで書きました。
先週の日曜は入梅で、もう梅雨もスタート。ただ個人的には最近雨が好き(←?)なので、僕自身落ち込むことはあまりありません。
窓の外の雨の音でも聞きながら、読んでくれると嬉しいです。
ではど〜ぞ。
『晴れの日の雨』
遥か彼方に立ち昇る 新しい夕陽
涙なんて拭いて もう一度泣くために
陰口を言われるのが聞こえて 言い返したかったけれど
黙って通り過ぎてしまった 自分を呪うしか無かった
心の内奥に降り積もる 粉雪の光
どこへ行っても四面楚歌 晴れの日の雨
目立たなくても努力をすれば 報われると言うけど
じゃあ報われてないなら 努力してないってこと?
舞い散る桜の美しさを 賞美するのは自由
振り返って自分を嫌うのは 僕一人だった
ノートをシャーペンで引っ掻けば 頭が良くなるのなら
この世は皆天才だらけ ただひとりを除いて
終わらない雨の中で うなだれる野良猫に
思わず共感してしまった 晴れの日の雨
どこ行ったって逃げられないなら 結局向き合うしかないの......?
それもアリかもしれない でもそんな勇気なんてない
そう思ったあの煙る雨 刹那の眩しさに顔を上げると
遥か天空より差し込む 一条の光があった
それはどこかで聞いた 『天使の階段』で
雲の切れ間からの光に 思わず目を細めた
遥か向こうの青空は 到底見えなかったけれど
その光が残したぬくもりは 僕の肩に寄り添った
試しに一歩踏み出すと とても辛かったけれど
ひとり思い屈じていた時より むしろ心は軽かった
傷つくのは怖いけど 怖がっているだけなのも怖いから
消極的に、でも歩き出した 雨の日の晴れ
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