29話 スタンス
その後、アスナの成長ぶりは凄かった
子供でも出来る魔法入門12巻を3日で完読したのはユーリでも驚いた
「あの本は子供向けといいながら、結構、魔法の基本についてはきちんと記載されている」
ユーリはアスナに問います
「魔法の4大様相は?」
「火、水、風、土ですね、ただ、これは大分類で他にも光、闇、時空と未だに
解明されてない要素もあります」
ユーリが言います
「アスナ?何で眼鏡をかけている?」
「アスナはパワーアップしたのです、ここにいるアスナは今までのアスナじゃありませんん、天才魔法少女アスナなのです」
「それでは、アスナは風と火の魔法に付いての属性がある、これはどう説明する」
「はい、それは適正と思います、生まれついての適正がある程度、魔法にはあります、
魔法使いならその適正を活かすことが重要です」
「では、火属性の魔法を想定してその本人の魔力量を120と想定する、彼が使えるファイアーボール級の魔法はどれくらいだ?」
「ええっと、80ぐらいです」
「ふむ、それでは、それをフレイムという全体を火力で覆う魔法では」
「30ぐらい?」
「では、それで弱った魔力量を回復するのに、ポーションを使うのが的確か、それとも
自然治癒の方が適格か?後者の時間は?」
「んー、これぐらい!!」
「これぐらいって、どれぐらい」
「これぐらいなのです」
アスナは手で大きさを示します、ユーリはやれやれと思いながら言います
「天才魔法少女は却下、しかし、魔法に関する知識に関しては向上している」
「むずかしいです」
アスナは眼鏡を外します
「大体、それも伊達眼鏡だろ」
「すみません、、、」
「無理はする必要は無い、ただ、この短時間でそこまで理解できたなら問題ないと思う」
「ありがとうございます、ユーリ先生」
「こども魔法入門書がクリアしたら、次はこれだな」
と、ユーリは本をドンとおきます
「次は魔法理論体系の全20書、これを理解出来たら、竜騎士学校も魔法大学院もいけると思う」
アスナは目を回しながら言います
「これを全部、理解しないといけないのですか?」
「まあ、僕は10歳で完読した」
アスナはホゲーと言いながら気絶した
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