26話 学園都市

翌日、ガーランドがやって来た

「まったく、人を馬車か何かと思っているのか?」

ガーランド愚痴を言っているとミサキが言います

「よう、ガーランド」

「まったく、ミサキ殿は、まあ、ユーリとアスナの頼みなら仕方がない」

「すみません、ガーランド公」

「ガーランド、我ら3人を竜騎士学校に連れて行ってくれ」

「まあ、仕方がない、今日中に着くだろう」


移動中にガーランドはユーリに問います

「アスナを再び空に戻す?」

「はい、その方法を模索しています」

「まったく、お前というやつは、だが、無理はするなよ」

「はい」

「まあ、お前の事だ、普通の方法じゃないだろう」

「はい、普通の方法じゃないです、そこで学園での資料を参照しないと」

「お前たちは一体、何をやろうとしているのかね?まあ、ユーリには初めから

驚かされてばかりだったが」


やがて竜騎士学校が見えてきますが、ユーリもアスナも驚きます

「学校って、都市じゃないですか?」

ミサキが言う


「ここは、王立魔法大学、騎士学校、竜騎士学校など、様々な学校や研究機関が集まっている」

「まるで一つの都市だ」

ユーリは驚きます

ミサキは言います、「そう、ここは学園都市だ」


学園都市の中央図書館に行ってユーリは驚きます

「蔵書数4000万!?」

「ああ、それは表向きだ、地下図書館には更に4000万冊ある」

「ちょっと単位がおかしいですよ?」

「ドワーフ工学院大学でも2000万冊をうたっているが、実際は5000万冊ぐらい

蔵書があると噂されている」

「全学院だとどうなるのです?」

「2億冊はあると言われている」

「無茶苦茶ですね」

「まあ、中央図書館の強さは別にある」

そういってミサキはその図書館の司書に尋ねる

「こういう事に関しての書籍が欲しいのだが?」

「ふむ、これはここにありますが、こちらはドワーフ工業専門大学にありますね」

「ありがとう」

ユーリが驚く、ミサキは答える

「ここの司書は公表1億冊の書籍の事は頭に入っている、しかし、非公表の残り1億冊の書籍の事も頭に入っている」

「どういう単位ですか?」

「まあ、ドワーフ工業専門大学の図書館に行こう」


ミサキが言います

「ところでアスナの姿がみえないが?」

「中央図書館の本だけで卒倒して、そこのカフェで寝かしています」

「まあ、それが良いだろう」

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