23話 食事

その夜はミサキを歓迎してクラウゼと妻のミネバ、ユーリ、そしてアスナも特別に参加して食事会が始まる

クラウゼが歓迎の言葉を言う

「ミサキ先生、長旅、大変でしたでしょう」

「うむ、大変だった、これは美味いな」

「はい、うちの自慢のシチューです」

「うむ、おかわり」

「で、先生は魔法学院でどんな事を」

「それは国家機密だ、そのローストビーフをいただいても良いか?」

「どうぞ」

「モグモグ、うん、これも美味い、おかわり」


アスナがユーリに小声で言いう

「ちょっと、ミサキ先生ってレミリア先生より小柄よね」

「まあ、確かに」

「でもさっきからおかわりばかりしてない?」

ミサキが言います

「聞こえたぞ?」

「すみません、その美味しそうに食べるもので」

「魔力を維持するには食事をちゃんと取らないと駄目だぞ、おかわり」

一同も呆れ果てる

今度はクラウゼがユーリに小声で言う

「アスナも良く食べる方だと思っていたが」

アスナ

「すみません、ワイバーンなのでどうしても食べる量が多くなるのですが、それにしても」

「聞こえているぞ?」

「ハイ!?」

「魔力を維持するにはこれぐらい食べないと駄目だぞ 2回目の忠告」

一同はぽかーんとしてしまった

結局、ミサキは5人前ほどの料理を食べ終わり言う

「明日から魔法について私が教える」

ユーリが言う

「あの、ミサキ先生、ちょっと良いですか?」

「なんだ?」

「僕の部屋で話をしてくれませんか?」

「寝るにはまだ早い、良いだろう」


ユーリの部屋に入ったミサキはユーリが書いた幾つもの紙を見ています

「おもしろいな」

「原理的には行けると思うのですが」

「ただ、訓練方法が難しい」

「そうですね、ミサキ先生」

「先生は付けなくて良い、同じ歳だ」

「それだとちょっと、ミサキさんで」

「まあ、ユーリの考えている事は解った、後はアスナ次第だ」

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