22話 ミサキ

3日間の特訓を終え、レミリアが帰る

最初に出会った時と違いレミリアとアスナはお互い名残惜にしていた

「レミリア先生、ありがとうございます、自分の可能性が広がった感じです」

「アスナさん、本来なら魔法学院に来て欲しいぐらいの、ただ、ユーリには何か考えがあるみたい」

クラウゼも見送りに来ていました

「終わりよければ全てよしということわざがあってな」

ユーリが言う

「まだ、終わっていませんよ」


「それじゃあ、さようなら、あと、アスナさん」

「はい?」

「次からはレミリア先生じゃなくて、レミリアと呼んで良いわよ」

「はいレミリア師匠」

レミリアが吹き出します

「もう、あなた方の家ってみんな、ちょっと喋り方がおかしいわよ、それから代わりの先生は2,3日後に来るわ、私の親友だから安心して」


レミリアが去った後、クラウゼが言います

「あの歳で国家の重鎮だからな、良く3日間もいてくれた物だ」

「そんなに出世しているんですか?」

「ああ、魔法学院と宮殿を行き来している、竜騎士団の教員をやっている

私より忙しいかもしれない」


一方、アスナの日常は魔法の訓練とメイドの仕事の2つがあった

外でシーツやユーリの服を干している

「ユーリ様、何を考えているのかしら、火と風の魔法を使えるようにって、私を魔法少女にするつもり?ま、それよりユーリ様の服って何となくいい匂いがするわね」


とユーリの服の匂いを嗅いでいる時に、そこに一人の少女が立っていた


「えっ、気が付かなかった」

「おう」

「あのー、見てました、、、」

「見てた、変な趣味だな」

アスナは顔を真っ赤にします

「これは汚れがちゃんと落ちているかどうかの確認で」

「他人の趣味にとやかく言う気はない」

その少女はいかにも魔法使いという帽子にローブ、杖を持っていて

片方の目を眼帯で隠していた

「アスナか?」

「はい、貴方は?」

「魔法学院から貴方の教師としてやってきたミサキ、ミサキ・カイト」

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