第281話 Side・カーチェイスする! 不知火当麻!


「イヤッホーーー!!!」


「ウイーーー!!!」


「止まらんかァァあ!!!」


 ――ドガガガガガ!!! ズダダダダ!!!


「うお! やっべ! 逃げろぉ!!」


 うん! ヤバイ! マジヤバイ!


 カーチェイス! 面白過ぎる! ヒューーー!!!


 いままで冒険者として、警察や探偵に協力し! 銀行強盗のPKを追いかけてきた俺には! 追いかけっらえるのは新鮮な気持ちだ!!


 それだけでも面白いが、しかし! 


「それ以上に! このカーチェイス! バトル! 白熱して、面白い!! イエーーー!!!」


 ああ、そうとも!!


 今までの追っかけっこもよかったが!


 ギャング用に改造した! 魔法ニトロでぶっ飛ぶバイクと車で、警察から逃げ! 


 それを、同じく! 魔法ニトロやジェットで改造した! 警察が追い!!


「止まれやァ!! セイバー・ビーム流! ライジング・ボルトォ! そーい!!」


「凪ィ! 氷のカルマを食らえ! 氷獄・アイス・ニードルズ! そりゃあああ!!!」


 ――バァァァンンン!!! ドドドドドドドドド!!!


 っと、攻撃も仕掛けて! お互いに、仕留めようとしてくる!!


 このチェイス・バトルが、緊張感あって面白いぜぇ!!


 ウイーーー!!!


 なんせ、超高速で道路を走り! 魔法や銃! クラフト・改造バイクや車の装備に!


「ロックオン! 全武器発射ァァァ!!! ドラァァあ!!!」


「ダーリン! 来るわよ! せーの! 空間破壊! はァァあ!!!」


 ―― ド ッ ガ ァァァ!!!


「見つけたわァ! 凍り付きなさい! はァァあ!!!」


「させません! 提督は私が守ります! バーニング・ファイア!! ウイーーー!!!」


 ―― ボ ッ ガ ァァァ!!!


 っと、武器娘と悪魔娘による!


 すさまじい攻撃やカウンター!


「「「「「分身でコース制限! 警察を前に行かせるな!! おおお!!!」」」」」


「なら吸い込む!! 大渦ハリケーン! パトカー・ミキサー! うおおお!!!」


「それを待っていた! 黒天殺・ショット! イエーーー!!!」


 分身アタック! 大渦ハリケーン・吸い込み!


 黒天殺・ショット!!


「人魚姫・メロン! 氷で防いで! ――あいよ!」


「必殺技ぶつけてやる!」


「モンスター変化! 風の斬撃を食らえ!」


「医術で先読み! あそこに来るぞ! 攻撃しろ!」


「よっしゃァァあ!!! 雷の加護! 猛スピード・突撃ィィい!!!」


「うわあああ!!! 回避ィィィ!!! んっほおおお~~~!!!」


 人魚姫たちの水と氷で防いだり! 必殺技に、モンスター変化!


 医術で先読みして、コース潰したり、狙撃したり!


 雷の加護で、猛スピード突撃! 躱し!


「ゲッコー! 乱れ斬り! 真空斬!! ――ゲコ!!」


「アーマー・タートル! 合体! 無敵の盾で、跳ね返しィ! ――カメぇ! オラァァあ!!!」


「風遁・竜巻の術!」


「竜巻斬りィ!!」


「させん! 風の式神! 侍を斬れ!!」


「オラオラオラァ! からくりロボ! いっけぇ!」


「からくりビームぅぅぅ!!! んっほおおお~~~!!!」


 今まで育てたバリア・モンスターの技や、合体技!


 侍・忍者・陰陽師に、からくりロボやビーム兵器を使い!


「スーパー限界突破ァァあ!!! アンカーランスぅぅう!!! はァァあ!!!」


「大妖怪・天狼! ディエゴのギロチン! そいやあああ!!!」


 スーパー限界突破や! 大妖怪化! 


 課金のアンカーランス! ブラック・フラッグや! 


 ディエゴの無限ナイフ! 銃! ギロチンが振るわれ!


「黄鬼の、電撃! 甘えろぉ!!」


「なんの! 先負! 切り払い! あいいい!!!」


 酒呑童子と安倍晴明の、課金パワーを使って暴れ!!


「チェーン振り回し! チェーン・アタック!!」


「なんの! 刺す叉ァ!!」


「花火ロケット! おらァ!!」


「!? ぐわ! このォ! ドローン召喚! 撃てぇぇぇ!!!」


「あばばばば!?!?」


 ヤンキーの技と、警察の技でも! ぶつかり合いが起きまくり!!!


 そんな、もはや戦争とも言えるレベルの大激戦が!


 高速で、繰り広げられているのさァァあ!!!


 ああ、直撃どころか、かすっただけでも! 事故の可能性高し!!


 ギャングなら、地面に派手に叩き付けられて! 死ぬ! 逮捕される!


 警察なら、事故って死んで、俺らを逃がし! 上から攻められるかもしれない!


 そんなリスクを! 俺たちは、同じく背負い!


 手を緩めるどころか、もっと過激になっていく!!


 これが、ものすごい興奮!!!


 ひりつく勝負に、なっているんだよおおお!!! 


 んっほおおお~~~!!!


 く~! マジで、良い! これ、マジでいい!!


 過去、これほどまでにひりつく勝負! バトルはなかった!!


 これが、チェイサー・バトル!


 命とプライドをかけ! ドライブテクニックとバトル技術で勝つ!!


 また新しいバトルだァァあ!!!


 リスク! 興奮! 恐怖を感じながら!


紳士なのぞき魔ジェントル・マーモン! 殴れぇぇえ!!!」


 ――ドコン!! 能力発動!!


 ――視界ジャック!! 


「!? うわあああ!!!」


 ――警察! 事故! ドッガァァァンンン!!!


 っと、敵を撃破! 警察を撃破!


 逃げるの、楽しいぜぇぇえ!!!


 ウイーーー!!!(ビクンビクン! ほっほおおお~~~!!!)


 っと、すっげぇ興奮とスリル! 恐怖!


 それらを乗り越えての、達成感を味わい! 病みつきになっていると!!! 


「おっしゃァァあ!!!」


 ――ドガガガガガガガガガ!!! ズッガァァァンンン!!!


「「「「「ぐわあああ!!!」」」」


「コイツ強いぞ! このNPC!」


「俺の魔法が!」


「カルマスキルが!」


「セイバー・ビーム流の魔法が!」


「必殺技が!」


「「「「打ち返されたぞぉぉお!!!」」」」」


「「「「「「名を名乗れぇぇえ!!!」」」」」


「メカニックのダンテだァ! 来いよぉ! ポリ公ォォお!!! ヒャッホーーー!!!」


 ダンテさんの! ダイナミック・バトルが!


 見えたのさァァあ!!!


 すっげえええ!!!


「くそ! ハリケーン・タイフーン!」


「トール・ハンマー! フォルティシモ!!」


「必殺・波動砲! オラァァあ!!!」


「はい、カッキーン!!」


「「「「「「ぐわあああ!!!」」」」」


 メカニック・ダンテのバトルは、まさに異質のバトル!!


 彼が手に持った、モンキーレンチ!


 それで、魔法・カルマスキル・銃弾を跳ね返し! 必殺技も、分身して打つ! 分身打法で打ち返し!


 警察を、ドッカンドッカン! ぶっ飛ばしてるぜぇぇえ!!!


 フーーー!!!


「くそ! 全滅だ! いったん引く」


「逃がすか! オラ!」


 ――ジャラララ!!!


「!? ぐえ!」


 さらには、チェーンで相手を捕まえて!


「能力分解!」


「!? ぐわあああ!!!」


 モンキーレンチ! スパナで、分解!!


 こうして、ジャンプ不能! 走り不能! 運転不能などのデバフを与えまくる!!


 いやらしい戦法もできまくり!!


 なにそれ、めっちゃ便利そう!!


 あとで教えてもらおう!! うん!!


「行くぞ!! ニトロアタック! そのまま、バイク・ヌンチャク! あいいいい!!!」


「「「「「「ぐわあああ!!!」」」」」


 そして! 改造バイクのニトロ加速でパトカーに突っ込み!


 そのバイクをヌンチャクのように操って!


 多くの警官をぶっ飛ばしながらァ!!


「バイク変形! 巨大・チェンソー・ソード! はァァあ!!!」


 最後は、バイク変形!! バイクが、一本の巨大な剣! 炎とレーザーを放つ! 巨大メカニック・ソード! バイク・チェーンソー・ソードとなってぇ!!


「ジ・エンド。国斬り」


 ――ズバババンッッッ!!! ズバン!!!


 上から下に一刀両断!!


 そして、炎と雷とレーザーの刃が! 世界を駆け巡り!!


 ヂュィィィンンン!!! っつーものすごい音の斬撃で! 世界を斬って!!

 

 そのまま、ガッシャァァァンンン!!! っと崩れング!!


 ヒューーー!!!


 範囲内にいた、全ての警官を! 


 まとめて切断! ぶっ飛ばしィィい!!! 


 一刀滅殺だァァあ!!!


 つえええ!! かっけえええ!!! 


 すっげえええ!!!


 ウイーーー!!!


「っしゃ、逃げるぞ」


「「「「「「ういっす! ボス!! イエーーー!!!」」」」」


 っと、もはや感動&尊敬で! ダンテさんをボスと! 自然に呼び!


 再びバイクをニトロって! 逃げてたら!!


「!? ぐああああ!!!」


「「「「「!!」」」」」


 仲間の一人が事故った!!


 それを見た瞬間!


「! 大丈夫か!!」


 俺は、そいつを助けに動いていた。


 考えよりも先に体が動いて! 回復魔法をかける!


 っで!


「バイクを!」


 大破し! 爆発ぇ炎上しているバイクを! 直そうと思いきや!


 ――タァァァンンン!!!


「!? ぐわ!!」


 俺の手が警察の銃に撃ち抜かれ!


「止まれぇぇえ!!!」


「次頭撃て!」


「逮捕じゃァァあ!!!」


「「「「「うおおお!!!」」」」


「!! くそ!!」


 はるか後ろから、新たにやって来た! 


 援軍のパトカー!


 そこから!


 ――ドガガガガガガガガガ!!!


 銃弾!!!


 魔法や、セイバー・ビーム流! カルマを込められて撃たれた! 


 破壊力マジヤバイ! 必殺の弾丸の嵐に!


 やっべっと、なった!


 その時!!


「いいぜ。いい心がけだ。仲間を助ける。実にいい。

お前、ボスの才能あるよ」


 ――如意棒・モンキーレンチ! 銃弾打ち返し!


 ――ドガガガガガガガガガ!!!


「!? ぎゃ!」


「が!」


「ぐへ!」


「ごっけえええ!!!」


「「「「「「ぐわあああ!!!」」」」


 ――ドッガァァァ! ボガァァァ!!! ズゾゾゾ!! 


 ――カッチーン! ズバァァァンンン!!! ドォォォンンン!!!


「え!?」


 そう! ダンテさんが! 伸びるモンキーレンチで、銃弾を全て跳ね返し! 


 インターセプト!!


 俺たちを助けて、警官をぶっ飛ばしたうえに!


「ほら直ったぞ。逃げろ」


「あ、は、はい! 当麻さん! ボス! ありがとうございます!!」


 ――ブォォォオオオ!!!


 っと、事故ったバイクを瞬時に直し! 味方を逃がしてくれたのだ!!


「あ、ありがとうございます! 助かりました!!」


「いいってことよ。暇だったからな。ああ、そうそう。

暇なら手伝うか?」


「え?」


「手負いの警官どもを、ここで食い止める! バカやるかいって話だよ!!」


「!!!」


 やります!!


 仲間を逃がすため! 殿!!


 絶対面白いじゃん!!


 故に!!


「やります!!」


「いい返事だ! やるぜぇ!!」


「「だらっしゃあああ!!!」」


「「「「「うおおお!!!」」」」」


 俺は! ダンテさんと!


 一緒に戦ったのサァァあ!!!


 どっりゃあああ!!!

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