第280話 Side・メカニック・ダンテの中の人坂本翔平! メカニック銀行強盗を指導する!!

 

「おーし、これてるかー?」


「「「「「ウイーーー!!!」」」」


 ――ブォォォォオオオ!!! オオオ!!!


 さて、メカニックにしたユーザーたちを連れ! やってきたはダーカー・シティの銀行!


 かなりデカいここで銀行強盗をしよう。


 メカニックのな!


「いいか。俺達はメカニックだ。ならまず、通信を妨害することを考えろ」


「え! 通信を妨害!」


「そんなん出来るの!?」


「魔法やアイテムとかではしてたけど」


「メカニックなら普通にできるのか!」


「「「「「へー!!」」」」」


 感心しているユーザー……一人にまとめシステムで一人だが、3万人のユーザーにそう話し。


 銀行近くのシステムを、メカニックで弄る! 


「ここを弄ると、ほれ」


 ――銀行の通信がなくなりました! 潜入できます!


 こうなるっと!


「「「「「おおお!!!」」」」


 ――コメント


・いい手際!


・早いな!!


・アイテムや魔法でも、銀行のシステムとやり合ってるから時間かかるよな


・だから、そのまま突っ込んで襲撃する奴が多い。多い。


・じっさい、儲けに差はないからね。でも!


・この短時間でできるなら、いいねぇ!


・ヒューーー!!!


「ああ、それともう一つ。メカニックはシステムも弄れる。だから。それ」


 ――銀行を隔離! 金庫までのルート! 確保成功!!


「「「「「え!?」」」」」


 銀行の人がいる場所から、奥へと繋がる扉に鍵をかけ!


 見つかる可能性を下げる!!


 こういうこともできるわけ!!


「「「「「「うおおお!!! すっげえええ!!!」」」」」


「これは発見されるのが遅れるな!」


「すごくいいじゃん!」


「へー!」


「これがあれば、あの時の俺は捕まらなかった!」


「せやな」


「お前が何を知ってんだよWWW」


「適当過ぎィィい!!!」


「WWWW!!!」


 そして、壁に穴をあけ! 


 一応、ラジコン・カー! ドローンを使って、周囲を索敵! 


 よし!


「侵入するぞ」


「「「「「「イエーーー!!!」」」」」


「索敵もめっちゃスムーズ!」


「ラジコンを使う! その発想はなかった!!」


「思いついたら簡単で効果的ジャン! なんで気付かなかったァ!!」


「次から使お!」


「俺も使うわ!!」


「僕も」


「マジで!!」


 ――コメント


・マジで、銀行強盗に適してるな! メカニック!!


・発見を遅らせ、安全確保もできる! 最高じゃん!!


・これみたらメカニックしたくなるな!!


・かっけえええ!!!


・便利ィィい!!! 


 そうして俺達は、銀行に入り込み!!


「すんなりこれたな。見覚えあるだろうが、あれが金庫だ」


「「「「「「はええええ!!!」」」」」」


 金庫の扉の前まで! やって来たのである!!


 スムーズだったね! ええ!


「え、マジで速い!」


「これ最速じゃね!? マジで!!」


「マジでメカニックよすぎ!?」


「銀行強盗の歴史が変わるぞ! うん!」


 おいおい、興奮するなよ。


 まだ金庫開けてないんだからな。


 開けて盗るまで、とっとけ!


 ってな訳で!


「こいつもメカニックで行ける。やるとミニゲーム。パズルとスロットだな。頑張って解け!! うっし!」


 ――金庫の扉が開きました!!


 金庫の扉の罠魔法を解除!


 パズルや、スロットのようなミニゲームをクリアし! ロックをすべて解除して!


 ゴゴゴゴゴゴゴ!!! っと、金庫が開き!


 金と金塊が見え見ぇぇえ!!!


 最高の景色だね!


 ヒューーー!!!


「よーし! ドンドン盗れ! バックに詰めてから、アイテムボックスに詰めろ!」


「え、バックに詰めて?」


「え、知らねぇのお前? そのまま、万札をアイテムボックスに入れたら、万札で枠が埋まるけど。バックに詰めて万札でいっぱいのバッグにしたら、そこに同じく万札でいっぱいのバッグを入れれるから、物を持ちやすいんだよ」


「え!? マジ!?」


「知らなかった!!」


「ええええ!?!?」


「そうかー、知らねぇのか」


「勉強になったな!」


「バッグに詰めてアイテムボックスだぜ!」


「「「「「「はーい!!」」」」」


 ――コメント


・そんな仕様だったのか! 知らなかった!!


・いや、普通に何度かしてたら分かるんですが


・いいじゃん! 今知ったんだから! きつい口調で荒らさなくてもOK!


・楽しくいこうぜ!


・ウイーーー!!!


 あ、炎上するかなと思ったけど、阻止できたな。


 うん。俺がしなくても何とかなった。もともと民度高いゲームだったけど、最近マジでいい空気を作ってくれている。ユーザーたちに感謝だぜ! ええ!!


 っと、民度に感激しつつ! 


 金と金塊をたらふく持った俺たちは! 


「っしゃあ! 全部取ったな! ずらかれぇ!!」


「「「「「うおおお!!!」」」」」


 穴から逃げだし! 穴をふさぎ!


 銀行の奥へ行けないようにしてた仕掛けを取り! 


 カモフラージュ!!


 そして!


「逃げるぞぉ! ついてこい!! ヒーハー!!」


「「「「「イエーーー!!!」」」」」


 車とバイクで! 逃げてたのさァァあ!!!


 ウイーーー!!!


「さて! 逃げる先は……そういやまだ、アジトも買ってなかったな。いったん、俺の店に集まれ! どんなルートでもいいから、店で集合な!」


「「「「「OK!」」」」」


「いやー、本当に鮮やかな仕事だった! 感動した!」


「だな! 俺いつも銀行員脅して金盗ってたし! 新鮮!!」


「俺も壁ぶち破ってたからな! テクニカル過ぎてカッコいい! ヒューーー!!!」


「それはパワフルWWW」


「ファーーーWWWW」


「けど、こうやって大所帯で逃げるのもいいなァ!!」


「ドスヤクザ主催の銀行強盗大会思い出す!」


「あったあった! あれも50万位くらい参加して面白かったな!」


「悪役令嬢ラミィの、宝石強盗もあったぞ!」


「リオンの石油施設襲撃も面白あったぜ!」


「「「「分かる!」」」」」


「みんなでやってるっていう、一体感がいいよな!」


「テンション上がるぅぅぅ!!!」


「「「「「ウイーーー!!!」」」」


 ――コメント


・みてるだけでも楽しそう!!


・やりてぇーーー!!!


・みんなで何かする一体感! いいの分かるわァ!!


・仕事してやり遂げた! あの感じいいよなァ!!


・分かりみが深い!!


・俺もメカニックで、クールに強盗してぇ!


・メカニック集団で強盗! さっそうと去っていくバイク集団! 映画見たい!!


・ほんとそう! 絶対映画だよ! かっこよすぎる!!


・これが自分でできるってマジ!?


・テンション上がるわァァあ!!!


・ヒューーー!!!


 っと、バイクと車で走りながら!


 盛り上がっていると!!


 ――ウ―! ウー! ウー! ファンファンファン!!!


「「「「「前のバイク! 車! 集団! 止まれぇぇえ!!!」」」」」


「「「「「「警察じゃァァあいいい!!!」」」」」


「「「「「「!?!? え!?!?」」」」」」


 まさかの警察が来て! 


「逃げろ! 逃げながら攻撃! 散会! 礼の場所で落ち合え!!」


「「「「「了解! ウイーーー!!!」」」」」


 カーチェイスが始まったのサァァあ!!!


 イエーーー!!!


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