第234話 2丁マシンガンVSアベック殺人鬼! ダーカー・シティのビル街で、夜の決闘!!


 ――ガンガンガン!!! ドゴン! ズバァァァ!!!


「うおおお!!!」


「ヒャッハーーー!!! 死ねぇぇえ!!!」


「誰が死ぬかァァあ!!! ああああ!!!」


 ――ドガガガガガガ!!! ドッガァァァンンン!!!


 ちくしょう! こいつら強い! そして、うぜぇぇえ!!!


 ああ、俺を狙うクソカップルども! 手を握っての社交ダンスみたいなことしながら、物凄いスピードで急接近! 


 ピンク髪で、牙が鋭い女が棒を片手で振り回せば! 


 金髪で、軽薄そうな男がデカい斧を振り回し! 斬撃してくる!!


 それを交互に踊りながら!


 ものすごい速さで、スピンしながら! やってくるんだよ!!


 ありえねぇだろ! マジで!!!


「踊ってんじゃねぇぞ!! おらァァあ!!!」


 死ねやボケぇぇえ!!! っと、両手に持ったマシンガンで!


 棒を撃ち、斧を弾き、パリィ!!


「お?」


「あ?」


 ああ、別々の方に弾くようにガンパリィしたからな!!


 抱き合った二人が、バランスを崩すのは必然!!


 あとは、無防備になったその瞬間に!


 2丁マシンガンをブッ放つ!!!


 ヒーハーァァあ!!!


 ――ドガガガガガガ!!!


 はい、大ダメージ決定!!


 死んだぜぇ! ウイーーー!!!


 っと、確信したが。


 しかし!!


「「ダブル・タイフーン・ダンス! はィィい!!!」」


 それを、クソカップルどもは、お互いを引き寄せて、抱き合っての!


 回転ダンスで、弾きィィい!!!


 えええ!?!?


 いや、おかしいだろ!!


 なんで回転ダンスだけで、銃弾全部弾けんだよ!!


 クソマァァあ!!!


「しゃァ! 今じゃァ!! 多節棍! はいいい!!!」


 とか思ってたら、女が来た!


 ああ、その手に持つ棒を、多節棍に変化させ! 


 如意棒のように伸ばし! 


 鞭のように振り回し! 


 槍のように突きまくり!!!


 当たった地面や、ビルの建物が『抉れてる』のを見るに。当たれば痛いじゃ済まねぇのは確か!!


 めんどくせぇぇえ!!!


 で、避けたら!


「おっしゃ! 行くぞヴィーネ! そらよぉぉお!!!」


 今度は、男が斧を振るって! 


 真空刃をズバンズバン!!! 飛ばしまくり!!


 これも、ビルの壁が破壊されている。


 ふざけんじゃねぇぞ!! パワーがありすぎィィい!!!

 

 んっほおおお~~~!!!


 ってな訳で!


「やってられるか! 俺は逃げるぞぉ!!」


 俺は、ビル街まで逃げて、ビルの壁を蹴って登りつつ!


「はい、ここでロケラン! 空中で死ね!!」


 ロケランぶっぱなしィィい!!!


「「!?」」


 しゃァ! あいつらにびっくりした顔させて、爆発炎上! 大破壊!!!


 絶対に死んだ……とは考えない。


 ああ、落ちたかどうかなんて、確認も無駄だ! 


 多分生きてるだろ! 上位ユーザーと同じ気配がする!


 故に!

 

「おらよ! 破壊蹴り!!」


 爆煙で辺りが見えにくくなっている、今のうちに!


 適当なビルの壁に蹴り放って、穴あけ! ビルの中へ! 邪魔するでー!!!


 ふむ。ここは、社長室かな?


 結構広くて、デカいソファー、シャンデリア! 魔法製品の置物や、カーペットがいろいろある。


 じゃ。


「爆弾生成魔法っと!」


 とりま、魔法で全部爆発物に変化!


 追って来たら、これらを爆発させて! 目隠し! また逃げるぜ――パシ!!


 って?!


「しゃあああ!!! 釣れたァァあ!!! うおおお!!!」


 うわあああ!!! 足に、多節棍が! 絡みつきィィい!!!

 

 すんごいパワーで引っ張られるぅぅう!!!


 ああああ!!! 


「っしゃァ! ナイス! ヴィーネ! 引け引けぇ!!」


「おうとも! ジン! 斧で叩っ斬れぇ!!」


 ああ、大穴! さっき俺が開けた穴の所に! ヴィーネとかいう女がいて! 


 多節棍を引っ張り! 俺を一本釣り!


 斧を構えてる男もいて! 殺す気満々じゃねぇかァァあ!!!


 ああああ!!!


「やれ! パリィィィ!!!」


「しゃあ! 任せぇぇえ!! 血のギロチン! どっらあああ!!!」


「「え!?」」


 ――斬!!!


 しゃあああ!!! クリーンHITォォお!!!


 フォォォ!!!


 うむ! ビルに開けた、大穴!


 クソカップルどもがいる穴に、マーキングしていた『俺の血』!


 そこから、血の悪魔娘・パリィを呼んで! 男にギロチン! 斬斬斬!!!


 首をぶっ飛ばして、殺したぜぇぇえ!!! イエーーー!!!


「!!! ジン!!」


「ぐっへ!」


 よっしゃ! 後は、このまま! 叫ぶ女も倒して勝利ィ!


 っと、思いきや!!


「ジン! 死ぬな! 合体じゃ! 掴まれぇ!」


「お、おおお!!!」


 ――融合合体!!!


 ……え?


 なんか、ヴィーネとかいう女が、ジンっつー首切られ男に抱き着き! 合体!!


 一人の、闇のパワーみなぎって! 空に浮いてるんだがァ?


 はァァあ!?!?


 こいつら! 悪魔娘とそのマスターのカップルかよぉぉお!!!


 俺と同じじゃねぇか! ふざけんな!!!


 ああああ!!!


「「っしゃァ! 完全復活! 死ねぇ!!」」


 うるせぇ! お前が死ね!!


「やるぞ! パリィ! あいつらぶっ殺す!!」


「当然じゃあ! 2丁を襲った上に、儂のパクリ美女だしてくるとか絶対許せん! 倒して賠償金を要求する!!」


 あ、そういえばあのヴィーネっての、たしかにパリィに似てるかも。


 髪のい色も長さも、ボンキュッボンのスタイルも、声も若干似てたか?


 ふむ。


 許せねぇなァ!! ぶっ飛ばすぜぇ!!


「「融合合体!! ウイーーー!!!」」


「「血の雨・マジンガンンン!!! フォーーー!!!」」


 さァ! 俺らも合体で、マシンガンぶっ放し!!!


 血の雨の弾丸を放つ、Wマシンガンの一清掃射!!


 これに奴らは!


「「変化・妖刀! 斬り祭り!!!」」


 っと、多節棍を、刀に変えて! 斬りまくり!!!


 接近してきたァ!!


 っしゃ!!


「「血のワープ!!」」


「「!?」」


 はい、ぎりぎり引き付けて、刀に付いてる血までワープ!!


 『俺が刀から生えて』びっくりしたか? 


 じゃあ!


「「ぶっとべぇ!!」」


 血の刃! 刀! 槍! 弓矢! 銃で!


 斬り、突き、撃ち! ぶっ飛ばしィィい!!!


「「!? ぐあああ!!!」」


 おっしゃ! 顎が上がって体が流れたな!


 じゃけん、雷の加護と黒い暴風!! 相撲の張り手で、破壊神の一撃! 


 叩き込もうねぇ!!

 

 どすっこおおおおいいい!!!


「「重力の波動!!」」


 って、ぶっへえええ!?!?


 ――ドガン! ドガン! ドッガァァァ!!!


 ぐっは! いってぇ!!


 なんか、黒い波動! 重力の力で、ぶっ飛ばされた!!!

 

 ビル3本くらい貫通して、4本目のビルに叩き付けられたぞ!!


 くそがァ!! 大人しく死んどけやって!?


「「」」


 こいつ! 追撃きやがったァァあ!!!


 うおおお!!! ガード!! うお!?


 こ、こいつぅ!! 刀と斧の二刀流! しかも、重力付きで重い!! 


 弾きづれぇ! 弾けねぇ! 捌きもできねぇ!


 なら!


「「パワー・スティール・天!!」」


 ――重力と斬撃御攻撃力を盗みました!!


「「!? は!?」」


 盗むんだよぉぉお!!!


 そして、オラァァあ!!!


 天空にはじき返しィィい!!! ウイーーー!!!


「「!? がッ!?」」


 そして、そのまま! 消滅しろぉぉお!!!


 っはァァあ!!!


「「詐術・黒い暴風! 再使用! 続けて、ソルジャー技奥義! グラビティ・キャノン・天!!」」


「「おまけで、俺/私の血も! いれまくりじゃァァあ!!! おっらァァあ!!!」」


「「消滅の赤星砲ベテルギウス・バスター!!!!! 食らぇぇえ!!! イエーーー!!!」」


 っと、必殺の灼熱重力砲を! ぶっぱなった!


 その結果!!


「「うおおお!!! ブラックホール!! はあああ!!!」」


 あいつ! ブラックホールみたいな闇の穴だして! 俺の灼星砲を飲みやがった!!


 しかも!!


「「返すぞ!! それぇぇえ!!!」」


 返すんじゃねぇぇえ!!!


 クーリングオフだァァあ!!! ああああ!!!


「「必殺・波動砲!! おっらァァあ!!!」」


 まとめて消え去れぇぇえ!!!


 必殺波動砲・発射ァァあ!!!


 っと、しようとした!


 その時!!


「そこまでだ!」


「フリーズ!」


「やはり私の推理通り! 強盗に殺人の犯人は、ここに来た!!」


「やっぱり! 2丁マシンガン! お前かァァあ!!!」


 なんか、警察と探偵!


 そして、上位プレイヤー! 伝次郎とセルフィとよく組んでる!


 ルデオが来たのでぇ!!


「「うるせぇぇえ!!!」」


 ――波動砲!! ドッガァァァ!!!


『『『『『「「「「!?!? ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』


 そいつらに、波動砲ぶっ放し!


 辺り一帯をぶっ飛ばして、逃げたのだよぉぉお!!!


 ウイーーー!!!


「「!? な!?」」


 お先ィィい!!! バカップル!!


 俺はさっさと逃げるから、警察たちの相手! よろー!


「「ふ、ふざけんな」」


『『『『『「「「「「確保ーーー!!!」」」」」』』』』』


「「!? うおおお!!!」」


 はーやれやれ!! また、頭脳戦で買ってしまったか!


 自分の才能が怖いな!!


「がーっはっはっは!!! 儂らの勝じゃァ!!」


 おうよ! パリィ!


 俺らの勝だぜ! ええ!


 ふぁーあ。でも、今夜は、思いがけないガチバトルで疲れたな。


 隠れ家に帰ろうぜ!


「おう! 帰るのじゃ!! 肉とピザに酒もあるから! 食いまくるぞぉ!! うへへ///」


 っと、隠れ家のホテルに戻り!! 


「~~~♡♡♡///」


 パリィとイチャイチャしたのであった。


「……ん。朝か」


 さて、そんなこんなで時が過ぎ!


 ゲーム時間での、次の日!


 ホテルのベットで目を覚ますと。


 ――ホテルから手紙があります!


 そう、システム・メッセージ!


 システムから、手紙を見ると。


 ふむ。


「仕事の依頼か」


 ああ、今日の昼にダーカー・シティの郊外にある公園で合いたい。


 そこで、仕事を依頼したいと。


 ふむ。


 ――謎の依頼。受けますか?


 →YES


 NO


 これは受けるだろ!


 面白そうだぜ! へへ!!!


 てなわけで!


「行くぞ! パリィ」


「にゃァァあ~~~♡♡♡」


 ホテルで飯食って、能力バリバリあげてから!


 公園へと向かったのである!


 そして!


「「あ」」


「「あ」」


 待合場所であるそこには、あのバカップル!


 ジンとヴィーネの二人組がいたので!


 ――BAN!!!


「!? うお!?」


「ジン!? 危な!! な、何すんじゃ! 貴様ァ!!」


「うお、避けやがった」


「なかなかやるのぉ。こいつら」


「ストップ! ストーっプ! 何撃ってんだ! あんたァ! 止まれぇぇえ!!!」


 俺が撃ったら、なんか知らんおっさんから責められたんだが?


 誰だこいつ???


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