第232話 アリエルタウン・イベント・クリア! 茜「経済は経済の鬼に任せる!」 鳴海会「どーも」 ダーティ・ワークス社「ひえ!?」


「号外! 号外! アリエル・タウンの大企業! ダーティ・ワークス社が、買収されたぞぉ!」


「買収したのは、鳴海会! シャンデリア大陸で勢力を広げる鳴海会だァ!」


「我々は世界の100年は先を言っている! 進化した存在! とかほざいてたダーティ・ワークス社! 時代遅れとか言ってたシャンデリア大陸の商人に、してやられて様ァねぇぜ! ヒューーー!!!」


「なお買収した鳴海会は、ダーティ・ワークス社の全ての活動を一時停止! 事業を見直すと発表していて」


 うん! アリエル・タウンの喫茶店にいる私の耳にも届くくらい! 号外が出てる!


 私が依頼した鳴海会がダーティ・ワークス社を買収!


 社の全営業が、停止!


 これで、環境破壊の事業や、詐欺・脱税の事業を鳴海会が撲滅してくれるよ!


 ボスのドスヤクザさんは、そういうの絶対許さないからね。


 そこは信用できる。ガチで。


 っで、そうなれば企業の運営とか言うめんどくさいのは、鳴海会に投げて!


 私は!


・茜

じゃあ、していいんですね!


・鳴海会

はい! 結構でございます!


思う存分、ぶっ壊し! 再生してください!


 おっしゃ! 言質とった! いっけぇぇえ!!!


「ワープ! 汚染してる海辺! よし!」


「汚染除去魔法! 海・陸・植物! 環境回復魔法! 復元魔法! っは!」


 海のモンスターが暮らせる環境に、魔法で戻し!


「工場・企業群! ぶっつぶれろ!


極大・エクスプロージョン・天! マックス・ボンバー!!! ウイーーー!!!」


 環境汚染してた工場や企業群を! 思いっきり消し飛ばし!!!


 そうして!


「創造魔法! ウオーター・パーク!!!」


 ――ズゾゾゾォォォ!!!


 海のモンスターたちや、アリエル・タウンの人々も楽しめる!


 ウオーター・パークにしたのです!!


 ヒューーー!!!


「うおおお!!! すっげえええ!!!」


「キュー! キュー!」


「良かったな! 水モンスターたち!」


「ああ、海がきれいになったうえに! 遊べるとはな!」


「うちのモンスターもよろこんでるよ!」


「ありがとう! 茜ぇぇえ!!!」


「「「「「魔法使いのおねえちゃん! ありがとう!!」」」」」


『『『『『「「「「「ヒューーー!!!」」」」」』』』』』


 いやァ、大盛況! 大盛り上がり!


 楽しんでくれて、嬉しいね! へへへ!!!


・茜

ありがとうございます! めっちゃお世話になりました。


 ほんと、お世話になったよ。鳴海会には。


 私だと、ダーティ・ワークス社潰せても変えるか微妙だったからね。

 

 他の会社やユーザー。大商人のPKに買われて、変なことに会ってもいやだったから!


 鳴海会にお願いして、お買い上げしてもらったのさ。


 尚、買収は即できた模様。


 私が抑えてた証拠で、悪い噂流したら、買収価格ダダ下がりで一発だったとさ。


 やっぱ、PKで一番金持ってる大富豪は、格が違うでぇ!! ええ!!


・鳴海会

いえいえ。こちらも、この思った以上に科学技術が発展しているアリエル・タウンには興味がありましたので! 是非買収したかったのです!

値段下げのネタの提供、ありがとうございます。今後とも、ごひいきに!


 いやー、(情報一つで格上を殺せる方との取引は)キツイっす。


 前にも言ったけど、対価を払えば信用できるけど、同時にどこまでも信用できない存在だからな。鳴海会。


 今後も最低限の取引にしたいっすね。


 でも、通販・商品・サービス! めっちゃ便利だから使いたくなっちゃう! このジレンマよ!!


 とか考えてると!


「茜ぇ!」


 海から、ザパン!! っと、サリアちゃんがやってきた!


 どしたー?


「ありがとう! 茜! おかげで海は助かった! それに、あんな楽しい遊園地をありがとう! 海の仲間も喜んでいる!!」


 いやァ、それほどでも!


 でも、助けになれてよかったよ!


「うん! だから、今度はサリアの番! 茜を助けよう!!」


 え、それってつまり!


 サリアちゃんが仲間になってくれるってこと!?


「そういうこと!」 


 うわあああ///!!! ま、マジで!? マジ!? マジィ!?


 めっちゃ嬉しいよ!!


 うわあああ~~~♡♡♡!!!


 じゃ、じゃあ!!!


「「これからもよろしく!!」」


 一緒に暴れようね! イエーーー!!!


「あとこれあげる!」


「うん? なにこれ? 綺麗な石?」


「アリエル・タウンの証! 私が認めた人に上げていいって奴!」


 ……え!?


「あの……サリアちゃんて、アリエル・タウンの偉い人だったりする?」


「え? そうだよ! あたしがアリエルタウンの、裏リーダー! 水モンスターや、水に関する種族たちの! トップなんだー! エッヘン!!」


 思った以上にすごかった!?


「そ、そうなんだ。すごいねぇ」


「えっへん!!」


 という訳で!


 なんか、街の有力者だった! サリアちゃんに認められ!


 ――アリエルタウンの証。水魔法・攻撃の威力が上がる。リーダー・サリアが認めた証。


 流れで、なんかすごい証を!


 手に入れましたァァあ!!!


 うっひょおおお!!!

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