第230話 銀行強盗の時間だァァあ!!! しゃあああ!!!


「いらっしゃいませ。アリエル・タウン中央銀行にようこそ」


「お金の引き出しですか? 預金ですか?」


「ご融資ですね! であればこちらの資料を」


「申し訳ございません。お客様のご預金では、プレミアム口座開設は難しく……」


――わいわい! がやがや!


 やってきました。アリエル・タウン中央銀行!


 現代風・南国の都市って感じの場所にある、銀行って感じで、なかなかおしゃれな銀行だ。


 ここに、ダーティ・ワークス社の隠し財産があるらしい。


 なので!


「営業中とか関係ない! いただくよ! せい!」


「魔法セイバー・ビーム流! 拡散・フラッシュ!」


 ――パキン! パキン! バキン!!


 はい! 一丁上がりィ!!


 まずは私が、光のビームを放ち! 監視装置を、破壊! 


 ものすごく早くて、気付けなかったかね? へへへ!!!


 んじゃ、このままモンスター変化!


 吸血鬼になって!


「おっしゃァ! 闇魔法・ダークナイト!!!」


 銀行に突撃し! 闇魔法炸裂!!


「!? わ!?」


「な、なんだ!? 一気に暗く!?」


「な、何も見えない!?」


「ライト! ライト! くそ、なんでだ! 明かり魔法のライトがつかない!」


「見えないぞぉぉお!!!」


『『『『『「「「「「うわあああ!!!」」」」」』』』』』


 うん! 全員暗くて見えないね!


 じゃあ、金庫に行こうか!!


 超音波で分かるから、吸血鬼って便利よね! イエイ!!


「よし、着いたわね! このデカいのが金庫のドアよ!」


「うお! でっかい! これ、ホントに開くの?」


「もちろん! 悟空! トリプル・獄炎バースト!」


「ウッキィィィ!!! GGGGGAAAAA!!!」


 ――ボォォォ!!!


 悟空最大の火炎技!


 口と両手から、溶岩を含む炎を射出する! トリプル・獄炎バーストで!


 扉を真っ赤に熱する!


 っで!


「サリアに皆! 扉を冷やして!!」


「分かった! 冷凍・シャーク・キャノン! どっらァァあ!!!」


「ペン! コォォォ!!! ――吹雪!!」


「ケロケロ! ――冷凍斬!」


「わっしゃい!! ――氷塊投げ!」


「キュー!!! ――氷魔法奥義! 絶対零度!!!」


 サリアと、水モンスターたちで! 真っ赤な扉に冷凍攻撃!!!


 吹雪にビーム! 氷塊をぶつけ! 一気に冷やす!!


 それにより!


 ――ドッガァァあ!!!


 金属が、急に熱せられて冷やされて! 耐えれずに自壊!!!


 扉が開いたのでしたァァあ!!!


 タララーン!!!


「いや、これ破壊ってか、崩壊って言うと思うが」


 細かいことはいいんだよ!

 

 ほら、闇が晴れる前に! 全部取るぞぉ!!


「「「「「ウイーーー!!!」」」」


 おお! 金貨! 札束! 多い! 多い!!


 札束なんて金貨の最上位! 大商人か大貴族しか使わないのに! いっぱいあるねぇ!


 ただの銀行に、これだけあるのはおかしいよぉ!


 きっと、入り込んじゃったんだろうなァ(すっとぼけ)。


 だから保護しようねぇ~♪


 オラ! 札束・ドロー! 全回収!!!


 ――ズゾゾゾ!!! ババババ!!!


「!? うお! すっごい札束の荒らしすっご! これ、億超えじゃん! やっべ!!」


「すごい数の紙。これ意味あるの?」


「あるよー。集めたら、美味しいものを食べれるし、会社だって手に入るんだよ」


「へー! すっげぇぇえ!!!」


 そうだね! 凄いからドンドン集めよう!


「壁があったら壊して! 中に金庫があれば、解除魔法で開けるから!」


「了解! お、壁だ! よし!

ハンマー・シャーク・ハンマー! ドッカァァァンンン!!!」


 鮫の髪をハンマーにして! セリアが、壁をぶっ壊し!!


 ああ、金庫に札束が出たね! はい、解除!


「中は、宝石に金か」


「外れだね。じゃあ、記念にもらって次の壁! ドンドン壊していくよ!!」


「「「「「ウイーーー!!!」」」」」


 っという訳で!


「はァァあ!!! ドリル・シャーク・バンカー! ドララララ!!!」


「ペン! ――水流斬!!」


「ゲコ! ――ダイナマイト・キック!!」


「わっしゃい! ――たこやき・ラーッシュ!!!」


「キュー! ――水の大波動!!」


「ウッキィィィ!!! 溶岩・爆発拳!! ドララララ!!! ドッラァァあ!!!」


 セリアに、水モンスター! 悟空たちで壁をぶっ壊し!


 中の金庫や、札束、金貨、武器、絵画、真珠、金銀財宝!


 奪いまくっていき!!


「! あった! これだ! ダーティ・ワークス社の隠し財宝!!」


「でかした!! って、うっひょおおお!!! 金塊の山ジャン! すっげえええ!!!」


 やっと隠し財産を発見伝!


 金塊の山と、その後ろにあった札束の海を!


 丸ごと頂ィィい!!!


 イエーーー!!!


「あ、そろそろ闇が晴れるわね。じゃ!」


「テレポート!」


「「「「「ヒューーー!!!」」」」


 はい、一瞬で撤退!!

 

 綺麗な海が見える、島に到着!!!


 ドラゴン・アイランドから、海を越えて少ししたところにある!


 無人島へと即逃げ! へへへ!!!


 では!


「ダーティ・ワークス社の隠し財産と、銀行の物! 全てゲッチューしたって手紙で出してぇ! よし!」


「最終決戦にそなえるよ!!」


「「「「「イエーーー!!!」」」」」


 迎え撃つとしよう!!!


 盛大に!! ウイーーー!!!

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