第200話 寄らば斬る! 必殺の公家剣法!!


「「「お命頂戴!!」」」


「「「キエーーー!!!」」」


「公家剣法・嵐の舞!!」


 ――斬斬斬!!! ズバァァあ!!!


「「「「「『『『『『!? ぐわあああ!!!』』』』』」」」」」

 

 はい! 暗殺者ご案内!!


 天井・庭・廊下から来た賊どもに、竜巻の刃をぶっ放す!!


 嵐の舞をごちそうだ!!


 腹いっぱいになって死ね! ウイーーー!!!


 ――コメント


・【5000円】うおおお!?!? 凄い! 


・【1000$】風の刃を放つ剣だ! 


・魔法? カルマ武術? 


・違う! 公家剣法だって! 


・え!?


・【8000ユーロ】公家になったことで、侍の剣術が進化したらしい! 


・マジで!? 


・ああ、見るのは初めてだが、配信始めた時に軽く言ってたぞ。


・ええ!? 


・嘘!? 


・リアリィ!?


・【80000円】そういうことはもっと言えや! 重要なことじゃん!! もおおお!!!


・でも、良いこと聞いた! 侍の進化先の一つは、公家になることだ!!


・掲示板に書いとけ! 


・【4000$】大ニュース来たァァあ!!!


・うおおお!!!


・【300ポンド】どんな戦いをするんだ!? 特徴は!?


・【7000円】風の刃ってのがあるけど、剣士の技にもあるしなァ。


・【9000$】侍の技にもあるぞ


・あれ~?


・【1000ポンド】いや、違いはあった! 公家剣法は、舞うように、軽やかに、しかしダイナミックに動いてた! そこに違いがあるはず!!


・まだ見始めたばかりだから。もうちょっと待てやお前ら


・それな


「っく!? バカな! 一気に半数以上を斬っただと!?」


「こいつ、できる!!」


 おや、この口ぶり。


 俺の事を知らずに来たな?


「麻呂の事も知らずに来たか。これは、飛んで火にいる夏の虫」


「何?!」


「おぬしらを食い、下手人を斬るとしようぞ」


「ほ、ほざけ!」


「うおおお!!!」


 おいおい、隙だらけな直進だな。


 忍が泣くぞっと!!


「嵐の加護! 発動! はいいい!!!」


 ――斬斬斬!!! ズバァァあ!!! 


 ――ビシャァァァ!!! ゴロゴロゴロ!!!


「「「「「『『『『『!?!? ぐわあああ!!!』』』』』」」」」」

 

 はい! 突っ込んでくる忍者たちを、ズバン! ズバン! 斬りまくり!!!


 刀を振るえば、風の刃と電撃が走って! 複数の忍を撃破!!


 それを見た忍たちが、カウンターで手裏剣! クナイ! 忍術を放って来ても!


 纏ってる嵐が、自動で投げ返し! 


 忍者たちを殺しているぜ!! ヒューーー!!!


 これが、公家剣法の特徴が一つ! 属性纏いの効果だ!!


 ああ、さっきの公家剣法・嵐の舞で、『俺の体に嵐を纏っている』ので! 


 斬撃効果UP! 風属性・雷属性の攻撃追加! スピードUPに、カウンター自動投げが発動!


 これで、部屋に入って来た忍びは全滅だ!!


 強いぜぇぇえ!!! フーーー!!!


 ――コメント


・【5000円】おおおお!!! つえええ!!! 


・【6000$】属性技したら、それを見に纏うのか! 凄い!! 


・【1000ポンド】舞うように動き、技も多彩! 自動ガードもいいね! 


・【1000円】綺麗!


・【800$】美しい!!


・【5000ユーロ】いや、普通に強いじゃん! 


・【600$】風と雷放ちながら、踊るように斬るの楽しそう!! 


・【800円】これはやってみたい!! 


・【9000$】ソークール!


・うおおお!!!


「!? 部屋に入った忍が、全滅!?」


「馬鹿な!」


「クソォ!!」


「ええい、切れ! 斬れ! 斬り捨てぇ!!」


「家から出すな! 囲んでころs」


「公家剣法・走り舞!!」


 ――ズバババ!!! 斬斬斬!!!


「「「「「!? ぎゃあああ!!!」」」」」


 次は走り舞!!


 属性を爆発させる代わりに、物凄いスピードで走れて! そのまま連続攻撃ができる! 公家剣法のスタイルだ!


 光速には及ばないが、めっちゃ早く走れるぞ!!


 移動技にも便利だし、そこから派生する回転切り、乱れ斬り、飛び斬りは、強烈!!!


 普通に使えるぜ! ええ!!


 ――コメント


・【5000円】!? すごい! 今の走り回転切り! めっちゃダメージ出たぞ! 


・【1000$】忍者たちを、瞬殺!?


・【5000$】リアリィ!?


・マジか! まじだ!


・火力高ぇぇえ!!!


・おおお!!!


・【6000円】纏った属性を爆発させてスピードにし、攻撃するのか! いいな!


・【20000円】属性は攻めやガードだけでなく、爆発させることでも有利になるようだな! 


・なーほーね!


・気合術にも似たような加速技があるな


・別の流派にもあるぞ


・まァ、走りは武術の基礎だしな。ありはするか


・【6000円】そして、これでノーマルにして、また属性を得られるようにすると! 


・なるほどなー!


「この! 火遁・大炎上!!」


「庭に出てきたな! 術を発動しろ! 囲んで殺せ! 水遁・水刃烈波!!」


「雷遁・電撃ビーム!!」


「風遁・斬空波ァァあ!!!」


「公家剣法・火炎斬り!」


「「「「「ぎゃ!?」」」」」


「そのまま、蹴鞠の舞! 火炎蹴鞠・パワーシュート! はァァあ!!!」


「「「「「『『『『『!?!? ぎゃあああ!!!』』』』』」」」」」


 廊下から出て、庭に出ると! 忍者たちが、術を発動!!


 なので、こちらも公家剣法・火炎斬りで、斬り伏せつつ! 


 そのまま、公家剣法・蹴鞠の舞!!


 そうすることで、火炎属性が炎の蹴鞠となり!『多彩なシュート攻撃』が実現!!


 ああ、移動するだけで敵に蹴鞠を当てて、爆発させる! ドリブル爆発!!


 蹴れば、数十個に分身して爆発し! あたり一帯を火の海に飲み込む! 獄炎シュート!!


 また、シュートしたらブーメランのように戻りながら、爆発する! ブーメラン・シュートや!


 同じくブーメランのように動いて、相手を斬り捨てる! カミソリ・シュート!!


 蹴った蹴鞠が、ものすごい回転で、竜巻を生み! 敵を吸い込み爆発する! 竜巻・シュート!! などなど!!


 そんな多彩で、強力な蹴鞠技に、敵が気を取られてると!


 蹴りで加速した刀で、斬りまくり!!! 


 さらに、ブーメランで戻ってきた、炎の蹴鞠を! 刀で打ち! 


 分身・ホームラン!! カッキィィィンンン!!!


 全員HITで、大爆発!!!


 庭の忍どもを、皆殺しにしたのであったァァあ!!!


 しゃああああ!!!


 ――コメント


・【5000$】!? 属性を蹴鞠に!? 


・ええええ!?!?


・【1000ポンド】これはユニーク! 


・【4000ユーロ】爆発! 分身! 竜巻! なんでもありだな! 


・へーーー!!! 


・【3000円】!? おいおいおい!!! 今、刀を蹴って加速したぞ! 


・【9000円】ああ、加速した斬撃で斬りまくりだった!! 


・うまい!! 


・【6000$】つまり、蹴鞠・刀蹴りの、足技特化のスタイルか! 


・これは珍しい! 


・面白いな! 


・やってみてぇ! 


・おおおお!!!


「っく! コイツ強い!!」


「我らの軍勢の8割が死んだ!? 馬鹿な!!」


「撤退だ! 退け! 退けぇ!!」


 っで、壊滅した被害を受けて。


 逃げ出そうとする忍者を!


「逃がすわけないでしょう。キルゼム・クッキング!!!」


「私も逃がさないよ。大波ウエーブ! 飲み込めぇぇえ!!!」


「「「「「分身・追い打ち。恨み斬り!!」」」」」


『『『『『「「「「「!?は、はや!? ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』


 はい! ブチ切れの悪魔娘・シェニエール! 人魚姫・ラピス!


 バリア・モンスターのシャドウレディが、許すわけなく! ぶっ殺し!!


「絶対に許しませんわ! 九尾の炎! 大炎上!! 全員焼き殺せ! っはァァあ!!!」


「呪い・拡散。絞め殺し」


「大嵐! 大津波! 大地震! 大噴火ァァあ!!! どりゃあああ!!!」


 同じくガチ切れの九尾の狐、女幽霊、女天狗も! 

 

 全員殺害! 殺しまくりィィい!!!


 ――全ての忍者を殺しました! 黒幕を見つけましょう!


 ああ、こうして忍びは全滅!! 一応の、クエストクリアだ!


 でも、完全クリアではない!


 実行犯を殺したら、黒幕も殺さないとな!!


 そういう訳で!


「傀。忍の幽霊たちから情報を得たわ」


 女幽霊の力で、忍者たちの死体から、幽霊を取り出し!


 情報をGET!!


「そうか。下手人は?」


「分かってたけど、公家よ。小道小路家。林家。裏条家など。他にもいくつかいますね」


 下手人! 発見伝!!!


 しゃァ! 乗り込むぞぉぉお!!!


「「「「「『『『『『おおお!!!』』』』』」」」」」

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