第153話 三人称・闇の軍団を皆殺しにせよ!!


「行くぞ! シャンデリア王国をのっとれ!」


「国を手に入れ、次は大陸だ!」


「この世のすべてを我らに!」


「死ねぇぇえ!!」


「ヒャッハーーー!!!」


 そう、闇の軍団は自分たちの勝ちを疑わず。森から突撃した。


 圧倒的な力で殺された、ケオス・ボーンとその配下の死にざまは見たが。


 それでも、自分たちの方が強いという自負により。彼らは、行動したのである!


 故に。


「新星☆爆破魔法! 明けの明星フラルゴ・ルシファー! マキシマ!!!」


「スラッシュ・ビーム! 黒天殺!! そらあああ!!!」


「ロケラン祭り!! ウイーーー!!!」


「破壊の音色! っはァァあ~~~!!!♪♪♪」


「ドラゴン・ブレス!!」


「空気砲! オラァァあ!!!」


「「「「「海賊船、一斉砲撃!! イエーーー!!!」」」」」


「「「「「『『『『『!?!? ぐわあああ!!!』』』』』」」」」」


 彼らは、全ユーザー! 46万人から放たれる、一斉攻撃の前に!!


 ぶっ飛ばされて、殺されたのである!


 ヒューーー!!!


「!? な、なんて攻撃だ! 前が見えん!!」


「ち、地形が変わったぞ!!」


「ああ、森の木々が吹っ飛ばされた!!」


「さっきまでただの森だったのに! 奴らの魔法によって、全てが燃えるマグマエリア! 巨大な海があるエリア! 大地が凍ってる氷河期・エリア! そして、生い茂る樹海・エリアと、環境が変わりまくってやがる!!」


「ひえ!!!」


「っか、環境を変えるほどの攻撃だと!?」


「バカな! そんなの、魔法兵器レベルじゃねぇか! 奴ら化物か!?」


「ひいいい!!!」


「そ、そんなことはどうでもいい! 問題は、こっちの被害だ! 何人死んだ!!」


「も、森から出たほとんどが死んだぞ!!」


「!? ほ、本当か!?」


「ああ、マジだ!」


「ヤバすぎィィい!!!」


「ひええええ!!!」


「た、たいきゃ、いや! 後ろに前進だ! 一度体制を立て直す!」


「! そ、そうだ! 立て直すために下が、いや! 後ろに前進!」


「「「「「『『『『『!! りょ、了解! 後ろに前進!!』』』』』」」」」」


 その総攻撃を食らった闇の軍団は、ビビり散らかし! すぐに撤退を選んだ。


 しかし!


「逃がさねぇよ! オラァァあ!!!」


「マグマ、海、氷河、樹海とあるからな! 忍術に利用できるぜ! それ!」


「業火遁・灼熱大爆波ァァァ!!! オラァァあ!!!」


「水遁・大海原の術! 水遁・虎万鮫こばんざめの術!! 全員食い殺せぇ!! ウイーーー!!!」


「魔法にも利用できるわね! それ! アイス・エリア! 拡張エクスパートン! 森中を、氷結して! はい! 創造・氷の軍団クレティオ・グラキエ・レギオン! 氷の兵士軍団で、攻めたてろ! それ!」


「樹海はいい足場になるな! セイバー・ビーム流! 木々を足場に行くぞぉ! うおおお!!!」


「クラフトも捗るぞぉ!! 樹木で、大砲! 機関銃! バズーカ!! 作りまくりィィい!!! ヒューーー!!!」


「マグマの金属と樹海使って、城作ろ!! 前線基地に使ってくれ!!」


「こっちじゃ、鍛冶できるぞ!! 切れ味回復、武器強化! 利用者はこっちだ!!」


「樹海から素材集めてポーション作ったぞ! 欲しい奴コーイ!!」


「おお、めっちゃ攻め得やすい!! ありがたい!!」


「初心者には、助かるぅぅう!!!」


「これでもっと攻めるぜぇ!」


「「「「「『『『『『フーーー!!!』』』』』」」」」」


 っと、ユーザーたちの攻めては、もっと苛烈となり!!


「!? ぎゃ!」


「が!」


「ぐえ!」


『『『『『「「「「「ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』』


 逃げている闇の軍団たちも、次々と討ち取られたのだった!!


 うむ! この気持ち良いくらいの無双ぶりに! 『もしかしたら、このまま、サクっと終わるかも!』っと!


 ファンタジア・エルドーン初心者たちが思っていた。


 その時!!


「準備が整った! 食らえ!」


「暗黒チート魔法! 無敵ドッペルゲンガー!!」


『『『『『「「「「「!!! うおおお!!!」」」」」』』』』』


「「「「「!?!? え!?」」」」」


 そう、闇の軍団が! 本領発揮!!


 全ユーザーの情報をもとに、偽のプレイヤー&PKたちを作りだし!


 その上、無敵にもする!


 そんな、極悪非道の腐れ外道チートを使い! 攻撃してきたのである!!


『アイス・エイジ・マキシマ!』


『セイバー・ビーム流! 剣豪ビーム!!』


『風神アパカ! 雷神ストレート! はいいい!!!』


「!? おいおい! まじか!! 茜の偽門だと!! っく! 明けの明星フラルゴ・ルシファー! マキシマ! アイスエイジ・マキシマ、打消し!!」


「!? 伝次郎の偽物!? ええい! 剣豪ビームを、回し受け! カウンター! チェストぉぉお!!! 『効かん! はあああ!!!』って、効いてない!? わ!!」


 ――ガキン!!


「変わり身・ガード! 無敵つってたろ! だから、封印しろ!」


「任せろ! 忍法・魂縛り! 封印!!」


『!? ぐわあああ!!!』


「良し効いてる!!」


「おお、凄いな! 無敵でも、ダメージを受けないだけで、効果は受けるのか!」


「これなら、なんとかできるか!?


「いやいや! 相手も多いぞ! 46万人いるんだ! その分偽物が、まだ他に!」


「デス! 融合! 『はい!』 そして、バーサーク! うおおお!!!」


「カオローイ(破壊の飛び膝蹴り)! ティーソーク(首切り・肘打ち)! テッ(地獄の回し蹴り)! 破壊のフック! 風神アパカ! 旋風蹴り! 竜巻ラッシュ!!! 瞬殺タッマラー(縦肘打ち)! テッカンコークワァー(死神の右ハイキック)! テッサイ(悪魔の左ミドル)! 阿修羅掌! 羅刹撃! 神威!!!」


『『『『『「「「「「!?!? ぎゃあああ!!!」」」」」』』』』』』


 *バーサーク&破壊の力を使って、無敵偽物たちの『無敵状態を破壊』し! 普通にぶっ殺す!


 *無敵キラーのマキリ!!!


「『拳の武器娘』! ラーちゃん! 融合! 『はーい!』 よーし行くぞぉぉお!!! 魂ラッシュ!! どらァァあ!!!」


 ――ドンドンドン!!! ドッゴォォォ!!!


「「「「「『『『『『!? え!?』』』』』」」」」」


「出たな! 魂! 死ねぇ!! 『フェンリルの魂食い!』 GGGGGAAAAA!!!」


『『『『『「「「「「!?!? ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』


 *拳の武器娘と融合した拳で、殴り! 無敵の体から、魂を吹き飛ばし!


 *その魂をかみ砕いて、殺す!!


 *人狼の桃!!


「……なんとかなりそうだな」


「ああ、流石上位PKに、プレイヤーだぜ!!」


「いや、あんなんできるのは、あいつらだけだ! 正気に戻れ!!」


「しばらくは、封印罠と魔術・忍術でこらえろ! なにか、突破口があるはずだ!」


「初心者は中級ユーザーと組め! ヤバそうなやつは、上位ユーザーに任せろ!」


「魔法でも、銃でも、スキルでも! 徹底的にいやがらせしてやれ! 時間を稼げば、対策は見つかる! 動き続けろ!!」


「「「「「『『『『『了解!!!』』』』』」」」」」


 無敵な偽物たちに、一部の上位ユーザーは、立ち向かえているが!


 それでも、他の初級~中級ユーザーたちは、封印などがせいぜい!

 

 その状況を見て!


「よし! いけるぞ!! このまま、奴らを倒せ!」


「手が回らなくなったら、詰みだ! ドンドン偽物を増やせ!!」


「我らの力を思い知るがいい!!」


「死ねぇぇえ!!!」


「ヒーハー!!!」


 っと、自分たちが有利となった! やれやれぇ!! っと、醜いプライド・ムクムク! ムクぅぅう!!! っで、盛り上がる闇の軍団たち!!


 さっきまで全滅寸前で合った事実など、とうに忘れ! 今から、ユーザーたちが死にまくる!


 それを確信し、下卑た笑いを浮かべたのであった。


 が!


「カルマスキル・処刑人。汝らに、罪ありき」


 その笑みは、一瞬で消えることとなる。


 そう!


「他人のデータに、無敵チート! 判決は、極刑!!」


「今より、刑を執行する!!!」


 ディエゴ・ロジャーの、カルマスキル・処刑人! それにより!


 ――全ユーザーに、真実の目、自動バリア、レッドバーンの使用が認められました!!


 ――刑を執行せよ!!!


 対チート魔法! 真実の目、自動バリア! 無敵貫通・即死拷問魔法! レッドバーンの使用が、適用されたからだ!!


 よって!!


「よっしゃァァあ!!! いくぜぇぇえ!!!」


「うおおおお!!! 対チート兵器! 来たァァあ!!!」


「オラァ!! レッドバーン! レッドバーン! レッドバーン!!!」


「真実の目! 無敵破り! 微塵斬りィィい!!!」


「自動バリア! カウンター・ビーム! 動きを止めて、マシンガン乱射! ドラァァあ!!!」


「「「「「分身アタック、レッドバーン! イエーーー!!!」」」」」


『『『『『!?!? ぎゃあああ!!!』』』』


「「「「「ぐええええ!!!」」」」」


 ユーザーの、無敵偽物たち! 


 一瞬で死亡!!


「ひ、ひいいい!!!」


「そ、そんな! 無敵たちが!?」


「強さも奴らと同じにしてるんだぞ!? バカな!!」


「こ、こんなところにいられるか! 俺は逃げるぞぉ!!」


「逃げるんだよぉぉお!!!」


『『『『『「「「「「う、うわァァあ!!!」」」」」』』』』』


 それ見て、逃げようとした闇の軍団も!


「レッドバーン!」


「レッドバーン・鉄剣斬!」


「レッドバーン・巨人パンチ! っはァ!!」


「レッドバーン・次元斬! オラ!!」


「レッドバーン・ロケラン祭り! ヒャッホーーー!!!」


「真実の目・ショットガン・黒天殺!」


「真実の目・ミニガン・黒天殺! ダダダダ!!!」


「真実の目・超神斬!! はァァあ!!!」


「真実の目・パブリック・ムーブ、ホームラン!! カッキィィィンンン!!!」


「真実の目・ホワイトアウト・氷結地獄!! 砕け散れ!!」


「自動バリア・カウンター! 大斧・大渦タイフーン!! ドラァァあ!!!」


「自動バリア・カウンター! カウンター・スナイプ! 頭! 心臓! ケツの穴!! そこぉぉお!!!」


「自動バリア・カウンター! 超盾・タックル! おっりゃあああ!!!」


「自動バリア・カウンター! 砂津波! 潰れろ!!」


「自動バリア・カウンター! アンカー・ランスは、心臓に刺さった! さァ! サメ、ペンギン、白熊! シャチ! クジラァァあ!!! 出まくって、暴れろぉぉお!!! ウイーーー!!!」


「「「「「『『『『『レッドバーン・大砲撃ち! 放てぇぇえ!!! ファイヤァァあ!!! ヒューーー!!!』』』』」」」」」


『『『『『「「「「「!?!? ほっげえええ~~~!!! ふっぎいいい~~~!!! ~~~!!! ~~~!!!」」」」」』』』』』


 レッドバーンや、真実の目! 自動バリアを用いた、殺し技をお見舞いされ!!


 効果抜群! 死にまくりィィい!!!


 フーーー!!!


 で、そうやって!


 森にいた闇の軍団を殺し終えると!!


『森の舞台がやられたか!』


『くそ! しかし、まだだ! 我々はまだ終わらない! 闇の軍団は、不滅だ!! それ!』


 ――死のカウントダウン! 開始!!


『99が0になった時! お前たちは死ぬ!』


『勝のは我々なのだ! せいぜい絶望しろ!! ウイーーー!!!』


 今度は、暗黒チート魔法! 


 死のカウントダウン! 発生!!


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