第101話 白沢茜達は、チャンピオン・ウオーズに参加する!


 ――試合開始です! あなたは、マフィアです!


「!? いきなり!? ってマフィア!? わ、森の中!? わ!」


 うん! コロシアムに入って、YESといった瞬間!


 私と、桃と、唯は、気付けば森の中!!


 すぐにチャンピオン・ウオーズ始まったわ!


 マッチング早ッッッ!!!


「そりゃあそうでしょ なんせ今のユーザー、一気に24万人だからね!」


「え、そんな増えてたの!?」


 マジで!?


「ああ、あのハッカー事件で注目されて13万人から16万人。情報公開事件で、更に注目されて16万人から20万人。その後、バリア・システムの開発がなんちゃらかんちゃらで、24万人まで増えたんだよね!」


「なんちゃらかんちゃらWWW」


「桃らしいわァァあ~~~WWW」


「ん???」


 っま、いいわ! 


 とりあえず、いよいよ20万人超えたことで、マッチングも早いってことね!


「そういうこと! その分ライバルも多いけどね!」


「倒すぞ! うおおおお!!!」


 うん! 頑張ろう!! 


 そのために!


「皆の職業知りたいわ。あ、私マフィアね。部下を召喚して戦えるみたい」


「あたしは、喧嘩屋! 素手で殴る職業で、武器を持つと弱体化するんだってさ! つまり、いつもと同じ! 殴りだね!」


 なるほど。桃は喧嘩屋。いつもと同じなのはいいね!


「私は、殺し屋ね。武器の扱いが上手くて、指定された相手を殺すと報酬で武器が強くなっていく特徴があるみたい」


 唯は殺し屋と。


 それを考えると、唯がターゲットを殺して強くなった方がいいかな。


「どうする? 王都に行って、ターゲットキル狙う?」


「いえ、地図を見て。私たち、北東の森にて、街がだいぶ遠いわ」


「そうね」


「うん」


 確かに遠い。


 森を抜け、平野を走りまくり、王都につく。


 結構距離あるなァ。


「こうなると、逆に王都に行くのは危険よ。時間経過でレベルアップするから、王都で激戦になるかも」


 あ―確かに。


「あー、そうだねぇ。そう考えると、ターゲット狙いで王都に行くのはやめた方がいい?」


「だと思うわ。移動中も狙われると思うし。だから、まずは森で時間経過とモンスター狩りでレベルアップして、強くなってから王都に行かない?」


「「異議なし!!」」


 オーケー! じゃ、まずはモンスターをぶっ倒そう!


 という訳で!!


「!!! GGGGAAAA!!!」


「はい、拳銃で牽制して、ナイフ斬り! あ、こいつ心臓が弱点っぽいわ! クリティカル!」


「!? ぐえ!」


「!!! GGGGGOOOOO!!!」


「っはァァあ!!! 殴り・ビートぉぉお!!! オラァァあ!!!」


「!? ぐわあああ!!!」


「「「「!!! ガァァあ!!!」」」」」


「魔法! ミニガン召喚! 死になさい! それぇぇえ!!!」


 ――ドガガガガガガガガガ!!!


「「「「「!?!? ほっげえええ~~~!!!」」」」」


 森のモンスターを殺しまくり!


 マフィアである私は、初期装備であるナイフ、拳銃を使って、ウシ型モンスターを狩り!


 喧嘩屋の桃は、拳、魔法で、熊を狩って!!


 殺し屋の唯は、初期装備のナイフ、銃、魔法で、ゴブリンどもを皆殺し!!


 良い感じで、素材ゲット!!


 調子いいねぇぇえ~~~!!! へへへ!!!


 じゃ、このまま素材使って!


 武器と料理を作ろうと、していたら!


「いまだ! やれ!!」


「サイレント! シー!」


「よし、攻めるぞ! 漁夫だァァあ!!!」


「「「ウイーーー!!!」」」


「「「!?!?」」」


 別の3人チームに、襲われたァ!? 


 って、声出ない!? え!?


 ! サイレントキラーか! 


 確か声と魔法が出せなくなるのよね! じゃあ間違いない!


「やるぞぉ! ドス乱舞じゃァァあ!!! うおおおお!!!」


「っぐ! は! 足遅い! 先に二人で行け! うおおおお!!!」


 残りの二人は、入れ墨ボディとドス持ってるの見て、ヤクザ!


 デカい鎧もって、足が遅いから! 重兵士! 確定!!


 つまり!!


「……(ステップで避ける! っで、顔面殴りィィい!!!)」


 ――バキィ!!!


「!? ごっげえええ!!!」


 うん! やると思った!!


 仕掛けてきたヤクザに、喧嘩屋の桃が殴りかかり! 


 無言でも、思いっきり顔面殴って! 踏ん張った相手に、桃タックル! テイクダウン! 


 馬乗りで、ボコボコにしちゃぇぇえ!!! 


 フーーー!!!


「! に、二宮! こ、この!!」


 それに気づいて、一瞬動きが止まった、サイレントキラーに!


「……(ナイフタックル! ふん!!)」


 ――ドスぅぅうッッッ!!!


「!? げぇ!!」


 唯が突進! 


 殺し屋のナイフで、腹を刺して! 


 拳銃で顎を、パァン!!! っと、撃ち抜き!!!


 相手は死ぬ!! イエーーー!!!


「!! 雨宮!! くそ!!」


 おやおや、重兵士さんも、反応が鈍いわねぇ?


 その遅い脚で、カバーは無理! なら、私から目を離すべきじゃなかったわ!


 ほら、唯の方へ向いたから、その鈍足な足が隙だらけ!


 だから私が、その足間接を! ガン! っと蹴れば!!


「!? ぐえ!! っが!!」


 はい、こけたァァあ!!!


 そして、鎧の隙間に銃を入れぇ!!


 ――BAN! BAN! BAN!!!


「!? ごっへ! ぎゃ!!」


 連続発砲!! ヒューーー!!!


 うん! モンスター素材と、彼らの武具で武器作るから! もう全撃ちよ! 


 全弾発射で、死になさい!!!


 おらァァあ!!!


 ――敵破壊! YOU WIN!!


 よし、殺した!!!!


「「「!! よし!! って、声戻ったァァあ!!! イエーーー!!!」」」


 あー、やりにくかった! 戻ってよかった!!!


 うん! 連携で魔法と声使えないってマジでヤバいからね!


 注意しないと! うん!!


「いやー、勝てて良かったわ。じゃ、こいつらの装備でも作るけど、どうする? 場所」


「移動した方がいいかもー。チーム来たってことは、他にもいるかもしんないしー」


「いえ、移動する時間が惜しいわ。作りましょう」


「「「……」」」


「「「じゃんけんぽん! ぽん! ぽん!」」」


 はい! 勝ち!!


 さっさと料理と武具つくるよ!!


「「OK! うおおお!!!」


 っという訳で!


 私たちは、周囲を警戒しながら!


 急いで料理に、武具を作ったのであった!!!


 その結果!!


「うん! うん! 美味しい! 熊のステーキ美味しい!!」


「牛と野菜の串刺しもいいね! ジューシー! おっほおおお~~~♡♡♡!!!」


「サラダもいい味! いいじゃん! こういうのでいいのよ! こういうので!!」


 料理を食べて、能力あげ!


 スピードやパワー、防御を上げながら!!


「武器もいい具合ね! ショットガン最高!!」


「いいなー。でも、私も熊の鎧がいい感じだし、いいか!」


「次は武器アリの職を選んでもいいわね。ちなみに、私は投げナイフとサイレンサー・拳銃よ! あんさきめまくるわ!」


「「いいねぇぇえ!!!」」


 武器も製造!!!


 ちゃんと準備をしたわ!!! うん!


 ――レベルUPしました!!


 あ!


「レベルアップしたわね! 1から3になってるわ」


 最初は、レベル1だったけど。今は、3!


 何か変化があるかな?


「ふむ。時間経過と戦闘勝利で上がった感じね。ステータスは、おお! 結構上がってるわ! でも、スキルとかどう? 生えてる?」


 ちょっとまってね。えーっと、! 


 私、数人のマフィアを呼びだせるわ!


「あたしは、殴れば殴るほど強くなるよ!」


「私は、爆弾が作れるようになったみたいね。ふむ」


 じゃあ、人数が増える私の能力で、当たりを調べながら進む?


「「賛成!!」」


 よし! じゃあ、そういうことで!


「マフィア召喚!」


「「「YES、ボス!!」」」


 私たちは、マフィアたちに調べさせながら!


 森の中を、進んだのです!!!


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