第76話 ヒダールの暗殺チャレンジ! コロシアムと罠の家編!!
「レーディース! エーンド! ジェントルメぇン!! メイン試合にようこそ!!! 今回は、久々のビッグマッチです!!」
「青コーナー! 110戦80勝! ちょい負け! 人を殴るために生まれてきた男! クレイジー・ギドー!!!」
「!!! OOOOOHHHHH!!!」
「「「「「うおおおお!!!」」」」」」
「「「「「勝てぇぇぇ!!! ギドー!!!」」」」」
『『『『『「「「「「イエーーー!!!」」」」」』』』』』
「対戦相手は、伝説のファイター!!! 蜘蛛人族の戦士!!! ウオンデッド・チュラリー!!」
「お、おおおお~~~!!!」
「「「「「勝てぇぇえ!!! ウオンデッドォォお!!!」」」」」
「「「「「あんたに賭けたんだ! 夢を見せてくれぇぇえ!!!」」」」」
『『『『『「「「「「HHHHHUUUUU!!!」」」」」』』』』』
デカい舞台の上で、俺と、ファイター・ギトーが紹介される!
凄い熱気だ! テンション上がるなァ! へへ!!!
っと、思っていると!!
「っへ! 逃げなかったようだな! じゃあ、せいぜい足掻け! 殺してやるよ!! ロートル!!!」
なんか、ギトーが挑発してきたな。
よし、絶対殺そう。
そう思った瞬間!!
「では、試合スタート!!」
――ゴーーーンンン!!!
ゴングが鳴り!
試合が、スタート!!!
「!!! うおおおお!!!」
ああ、その瞬間に! ギトーが殴って来た!
なので!
「っふ! っは! っよ!」
――パシパシパシ!!! 捌き!!
「!! く、こ! この! このぉ!!」
6本の手で捌きながら!
「カウンター正拳! ボディ! アッパー! そいや!!」
「ぐげ! ごへ! あが! まそっぷ!!!」
カウンターで、正拳突き! 水月突き!
顎をカチあげながら、上段回し蹴りッッッ!!!
ギトーをぶっ飛ばしたぜぇぇえ!!! ヒューーー!!!
『わあああ!!! ナイスです! マスター! かっこいい!!!』
『そのまま攻めなさい! ヒダール! 相手は大ダメージよ! イエーーー!!!』
「うおおお!! つえええ!!!」
「おいおいおい!! あんなに強いのかよ!? ウオンデッド!!」
「年寄りだから、勝てないって誰が言ったんだ!!!」
「話が違うじゃねぇか!!」
「ちゃんとしろや! ドギー!!!」
「「「「「『『『『『わあああ!!!』』』』』」」」」」
盛大に盛り上がるアラコ、メナスに! 観客たち!!!
気分いいね! へへへ!!!
「く、くそがァ!」
更に殴ってくるのを、肘でブロッキングし!!
「チェーン・パンチ!!!」
――ドガガガガガガガガガ!!!
「!? ぐわあああ!!!」
武術家の技! チェーン・パンチを! 4本の腕で、お見舞い!!!
そうして、ボディを滅多打ちにされ、苦悶の表情を浮かべるギドー!
その耳に、残る2本の腕で、耳打ちをしつつ!!
頭突き!
「!? が!」
アバラ砕き!
「ぐげ!」
顎打ち!
「ごッ!」
肝臓・ブロー!
「おえ!!」
顔面殴り!!!
「ぎゃ!!」
とどめに、追い打ち! 前蹴りィィィ!!!
「!?!? ぐわあああ!!!」
リングの外まで、ぶっ飛ばしたぜぇ!!
フーーー!!!
『『うおおおお~~~♡♡♡!!! おっほおおお~~~♡♡♡!!!』』
『ヒダール最強! ヒダール最強!!』
『勝つのはヒダール! 勝つのはヒダール!』
「おいおい、二度目のダウンだぞ!!」
「ぶっ飛ばされて血を吐いてるぞ! ギトーの奴! 弱すぎる!」
「いや、ギトーが弱いんじゃない! ウオンデッドが強すぎるんだァ!!」
「圧倒的じゃないかい! ウオンデッドは!」
「これは決まりましたわ!(確信!!)」
『『『『『「「「「「つええええ!!!」」」」」』』』』』
二度目のKO劇に、ヒートしまくるメナスとアラコの興奮と!
観客たちの歓声が心地いい!!
じゃ!
「そろそろ、フィニッシュといこうか!!」
そう、血を吐きながらも立ち上がった、ギトーに!
カモンカモン! っと、手招きすると!!
「!!! なめやがってぇぇえ!!! うおおおお!!!」
そう、怒りの雄たけびを上げながら! 俺へと突進してきて!!
――音楽ガード!!
「!? ぐわ!」
音楽ガードで弾かれ! 大きく仰け反り!!!
ああ、腕が隙だらけだ!!
故に、掴んで一本背負い!
「!? ぐえ!」
そのまま、バックドロップ!
「が!」
スープレックス!
「! ごげ!」
持ち上げパワー・ボム!!
「ぎゃ!!」
ジャイアント・スイング!! 上空投げ!
「!? うわあああ!!!」
んで、アラコ能力で、糸を出し!
空中で掴んでぇ!
「マッスル・バスター!!」
――ボッキィィィ!!!
「ガッフ!(吐血) おっげえええ!!!」
首の骨を折って、勝利!!!
――ターゲット・ギトー死亡。残りは、コンカッセです。
「「「「「『『『『『!!! うおおお!!!』』』』』」」」」」
「っま、マジかァァあ!!!」
「すっげえええ!!!」
「劇的勝利!」
「圧勝!!」
「圧倒的やないかァい!!」
「ええええ!!!」
「負けたァァあ!!! ああああ!!!」
「ウオンデッドに賭けてれば!! ああああ!!!」
「勝ったァァあ!!! 大勝利ィィい!!!」
「信じてよかったァァあ!!!」
「ウイーーー!!!」
劇的勝利に、観客総立ち!!! 大感激!!!
『うおおおお!!!』
『やったああああ!!! イエーーー!!!』
メナスとアラコも、大喜びだ!
やったぜ! ヒューーー!!!
んで!
『いやー、良い勝利だったわ! コンカッセの奴ら、めっちゃ怒ってるわよ!!(笑)』
試合が終わって、リング降りたら!
メナスから、マフィア『コンカッセ』の状態を聞き!
次の作戦開始!!!
そう!
「おお、凄い金だなァ!!」
「え、ええ! ものすごい大金ですので! ご注意を!」
「では、馬車を呼んでくれ。島の北西にある、豪邸まで頼む!」
「か、かしこまりました!!」
手に入れた大金を、見せびらかす様に!!
馬車を呼んで、行先を言ったのサ!!!
すると!
『奴ら、追う準備をしてるわよ!!』
ああ、追ってくるようだね! ええ!!
なので!
「歓迎の準備をしよう!」
「「おおお!!!」」
屋敷に到着して、メナスを召喚し!
屋敷を改造! しまくるぜぇぇえ!!!
フーーー!!!
「よし、これでこれを作って! 完了!! いやァ、腕が六本あるとはかどるな!」
「意図も使えますからね! ガンガンやっていきましょう!」
「応!」
ああ、六本腕と糸で、罠を仕掛けまくりだ!!!
こういう時に、便利だぜ! へへ!!
「まだ来てないわ。馬車の数が多くて揉めてるのと、兵隊集めに時間かけてるみたい」
それは朗報だな! メナス!
いざとなったら、スナイプ頼むぞ!!!
っと、いう感じで!
俺たちは、屋敷の改造をしまくったのであった!!!
すると!!!
「来たわ! ヒダール! コンカッセの馬車たちよ!」
「「!!!」」
罠をだいたい終わらせたところで!
ついに、マフィア『コンカッセ』の乗った! たくさんの馬車が来たのであった!!!
故に!
「射撃を頼む! 馬車を近づかせるな!」
「OK! じゃ、ロケランがいいわね! それ!!」
――ボシュッッッ!!! ドッガァァァンンン!!!
「「「「「『『『『『!?!? ぐわあああ!!!』』』』』」」」」」
狙撃を支持したら、ロケラン発射!!
多くの馬車を、吹っ飛ばしてくれたぜぇ!!!
サンキュー! フーーー!!!
「ええい! 何をしているか! 襲え! 殺せ! 奪え! 金を手に入れろぉぉお!!!」
『『『『『「「「「「うおおお!!!」」」」」』』』』』
だが、奴らもあきらめない!!
馬車を数台ぶっ飛ばされて、何名も死んでいるが!
ゾンビのように襲い掛かってきた!!!
うん! 屋敷に魔法を撃ちながら、金目当てに突入してきてるぜ!!
なので!!
「一斉射撃!!」
「決めるわよ! それぇぇえ!!!」
――ズダダダダッッッ!!!
「!? ぐわ!」
「ぐえ!」
「ごげ!」
「ぎゃ!」
「「「「「『『『『『!!! うわあああ!!!』』』』』」」」」」
魔法を撃っている奴には、メナスとアラコと融合した俺の、一斉射撃で! 皆殺し!!!
魔法をその場……馬車の近くで爆発させ、マフィアを巻き込み、爆死させる!!!
HHHHHUUUUU!!!
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