第45話 不死身のヒダール! 海賊と戦う!!


「うおおおお!!!」


「死ねぇぇえ!!!」


「いや、お前らが死ね。胴薙ぎ! 首狩り! デスサウンド!!」


「「「「「『『『『『!?!? ぐわあああ!!!』』』』』」」」」」 


 斬! 斬! ジャァァァンンン!!! っと、敵の海賊を切り捨て、首を狩り。音波で、一気にぶっ飛ばす!!!


 ああ、このコンボ! マジで気持ちいい!!!


 この絡新婦型・鎌ギターをくれた、ボスには大感謝!!


 盛大に暴れて、血祭りってるぜぇぇえ!!! ウイーーー!!!


 ――ビリビリビリ!!! ギャァァァンンン!!!


「「「「「『『『『『ぐわあああ!!!』』』』』」」」」


 おっと、奏ですぎて雷多発!


 もっと海賊巻き込んで殺したな! 気持ちいい~~~!!!


 っという風に。


 俺たちは、漁をしてたら攻めてきた、敵海賊を殲滅中だ!


 はじめは、初めての敵ってことで、多少緊張したが。


「よっしゃあああ!!! ふっとべぇぇえ!!! ロケラン祭りィィい!!! ヒューーー!!!」


「わにゃあああ!!! ボォォォオオオ!!!」


「そこ! 突き刺せ! 蛇腹剣! はい! 乱れ撃ち! BAN! BAN! BAN!」


「「「「「『『『『『!!! ぐわあああ!!!』』』』」」」」」


 リオンやキャミーも、大活躍!!!


 うん! リオンは、ロケランで爆発させつつ! 


 近づいてきた海賊は、挑発キャンセルからのマチェーテで、即座に切り殺し!


 ワニモンスターのピッキーも、炎に、噛みつき! 尻尾アタックで、リオンをカバー! 


 多くの敵を殺しているぞ!!!


 また、キャミーも、素早い移動でナイフで切り! 蛇腹剣のリーチで中距離の敵を一層!


 さらに、遠い敵はミニガンで掃射したり、爆弾投げてぶっ飛ばしたりと! 大活躍!!!


 さすがだね! うん!!!


「はいやァァあ!!! シィィィヤッッッ!!!」


「「「「「『『『『『!?!? ぐえええ!!!』』』』」」」」」


 ムエターイは、バーサーク・ムエタイで、ドッカンドッカン攻めてるな!


 相手の海賊も、剣で切ったり、銃で撃ったり、魔法を撃ってきたりと攻めてるが!


 それを、気合で受け止めたり、蹴り返したり! 肘で切り裂いてたりして攻めてる!!


 つえーわー。俺でもあれはできんね。


 すげぇ!!


「同士討ち! 殺し合いなさい!!! オーッホッホッホ!!!」


「「「「「『『『『『!!! ぎゃあああ!!!』』』』』」」」」


 あ、登録者が3万人を突破した、悪役令嬢・ラミィ! 悪役令嬢・ラミィじゃないか!!


 うん。このゲームをして知り合った友人だけど、この人も強いんだよなァ。


 いつもの同士討ちで、夢想している上に!


『じゃ、行こうぜ!!』


「ええ、暴れますわ! ダーリン♡! 宝剣解放! 参る!」


「『どりゃァァあ!!!』」


「「「「「『『『『『!?!? ぐええええ!!!』』』』』」」」」


 っと、キャプテン・ビリーの宝剣と、遠隔自動エクター『キャプテン・ビリー』の! ダブル・アタックが強い!!!


 ああ、敵を貫通し、縛り、ラミィのガードもできる鎖のキャプテン・ビリー!


 そして、剣を振るうだけで光の刃や、レーザー・ビーム! 光の矢が降り、星の爆発が起きて、広範囲をぶっ飛ばす! ラミィの宝剣!!


 ド派手で、かっこよくて、見ごたえあるなァ!!


 こりゃあ、配信もかなり盛り上がって、同接6500人いくわ(納得)。


 いろんな意味で凄いぞ! うむ!!


「無限ナイフ投げ! っは! そこ! せいや! 凍りなさい! 絶対零度!!!」


「「「「「『『『『『!!! カッキィィィンンン!!!』』』』』」」」」」


 ホワイト・メイドさんも、相変わらず強い!!!


 無限ナイフを投げて、氷結! 霧化で避けて、ナイフで切り! 氷結! 


 霧化けで覆って氷結! ナイフで暗殺って感じで、ドンドン死体の山を作っている!!!


 実は何度か戦ったことあるけど、あの霧化は物理攻撃不可だから、やりにくいんだよなァ。


 冒険者の、サイバー・ビーム流の攻撃なら、物理と魔法の両方の特性あるから多少ダメージはいるけど。


 それでも、彼女は避けるの美味いし、ナイフの扱いもうまい。


 安心して見られる戦闘だ。ほんとに強い。


「辻斬り、闇討ち、騙し討ち――斬!」


「「「「「『『『『『!?!? ぐえ!!!』』』』』」」」」」


 うわ、えっぐ。


 うん。行動不能忍者は、行動不能魔法で敵を止め! 分身投げナイフで、めった刺し!


 かと思えば、忍び刀で、斬り! 鞘で殴り! 下げ緒でブン回して、ぶっ飛ばす!!!


 そうして海賊を殺し、その血でリーチ伸ばして、斬り捨て!!


 マジで好きが一片もない、ガチの戦い方だ。


 仕事人だぜぇ。かっけえええ!!!(興奮)


「おらァァあ!!! BAN! BAN! BAN!!!」


『『『『『「「「「ぎゃあああ!!!」」」」」』』』』』


 あ、ドスヤクザ君も暴れてるね!


 課金したらしい強化ドスを、ワープで振るい! 殺した数で、伝説のチャカをぶっ放す!!!


 シンプルだけど強い!!! 殺せば殺すほど強くなるから、こういう戦闘でも、強いよなァ。


 あと。


「フーーー!!! いいぞぉ! 兄貴ィィい!!! 俺らもやりまァす!!」


「しゃおらあああ!!! ドラァァあ!!!」


「ロケラン発射! イヤッホーーー!!!」


 彼の仲間も、一緒にマシンガン! ショットガン! ハンドガン! ロケラン撃って、大活躍!!


 うん! この1週間で、かなり友達出来たみたいだ! 初心者と交流で、友達作りいいよね!!


 あ、ちなみに俺にも初心者の友人が何人かできたけど、なんか師匠ってことになってるんだよなァ。

 

 今も、リオンやキャミーと戦いつつ。俺が敵を倒すと、『流石です! 師匠!!』って声援を上げてくれるのは嬉しいが、ちょっと恥ずかしい。


 リオンやキャミーも『ししょー!!WWW』って、乗ってくるしなァ。


 普通でお願いします。普通で。


「ガブリ! うん。それなりの味やな」


『『『『『「「「「!?!? ぐえええ!!!」」」」」』』』』』


 お! ごっそり人が減ったと思ったら、人食いの傀か。


 うん! 海賊食ってパワーUPで、大暴れ! 


 スピード上げて、突っ込み! 拳を振るえば、空気が砲弾のように飛び! 周りの海賊もぶっ飛んでる!!!


 あと、食った海賊に変身して暗殺とかもしてるな!


 結構、戦術のバリエーションあるよね!


 今度、人食い・ビルド。試してみようかなァ。


「ヒーハー! ヒーハーァァァ!!!」


『『『『『「「「「!!! っがあああ!!!」」」」」』』』』』


 あ、俺に流れ弾。


 弾いて、エネミー殺すけど。うん。


 やっぱ、犯人は、2丁マシンガン。お前か。


 あの人、俺と招待状をめぐって戦ってから、時々殺しに来るんだよなァ。


 まァ、特に問題ないから付き合うけどさ。


 今は、エネミー・バトルで、海賊のお披露目だから。ちょっと待とうね。


 って、あ! そうだ! お披露目で思い出した!!


 キャプテン・ジョリー・ロジャー、どこだ!?


 うん! 他のPKや、初心者PKも暴れてるから、あんまり見てなかったけど!!


 キャプテン・ジョリー・ロジャーの戦ってる姿、まだ見てないんだけど!!!


 絶対に、特殊な戦い方してるって! あのボスの兄貴だからな!(確信)


 是非見たい!!


「えっと、確かあの辺に――『しねやァァあ!!!』あ」


「シャァァあ!!! ガブぅぅう!!!」


「!? ぐえ!!」


 あ、メナスありがとう! 俺を襲ってきた海賊、食ってくれたね! 


 よーしよし、いい子! いい子!


 じゃ、俺噛んでくれ。


 毒になって、呪って、海賊へらすわ。


 うん。毒くらって、座り込ませた方が、キャプテン・ジョリー・ロジャーも見やすいだろうし!


 そうしよう!!!


 ってことで!


「シャァァあ!!! ガブ!!」


「!! がっは(吐血)! うっし! 毒化! 呪ィィい!!!」


 メナスに噛まれて、毒化! 


 そのまま、無限ジャンプ・アタックで切り進みつつ! 


「呪いのビートぉぉお!!! HHHHHUUUUU!!!」


「「「「「「『『『『『!?!? ぎゃあああ!!!』』』』』」」」」」


 毒を更に、広めまくりィィい!!! イエーーー!!!


 よーしよし!! いいぞぉ!!!


 これで、敵船の端から端まで移動!


 攻撃と音波で呪いを広めた!


 それによって、数多の海賊たちを毒塗れにし! ドサドサドサ!!! っと、倒れさせたぜ!!


 これで、俺の視界に映る海賊が減り!


 キャプテン・ジョリー・ロジャーが見やすくなるぞ!!


 そう思って、周りを見ると! 


 お! いた! って、うおおおおお!?!?


「そらよぉ!『鮫斬り』! はいはいはい!!! っと!」


「「「「「『『『『『!!! ぐあああ!!!』』』』』」」」」」


 !!! す、すげぇ! キャプテンが、剣を振るたびに、敵が切り裂かれていく!!!


 ジョリー自身が、めっちゃ剣扱いが上手いのもあるだろうが! それに加えて!


「GGGGGAAAAA!!! ガブぅぅう!!! 」


『『『『『「「「「「!!! ぎゃあああ!!!」」」」」』』』』』


 彼が剣を振るたびに、宙を泳ぐ! 鮫型の水!!!


 水で出来た巨大な鮫が、敵を食らいつくし! ドンドンと敵を血祭りにしてるぜぇぇえ!!!


 なにあれ、かっけえええ!!! 


 あんな水魔法!? 初めて見た!!! ファァァ!!!


 って、おお!? 移動も早い! 


 なんか、ジョリーの足元に波が起きてるみたいで、波乗りみたいに早!? え!?


「面倒だ! 食っちまえ!」


「GGGGGAAAAA!!!」


 ――ザッパァァァンンン!!!


「「「「「『『『『『!? うわあああ!!!』』』』』」」」」


 その波が、大型のサメになったァ!? 


 わ! 進みながら、敵海賊を食ってる!!! 


 縦横無尽に突撃して、めっちゃ殺しまわってる!!!


 すっげえええ!!!(感動)


 って、あ!!


「死ねやァァあ!!! オラァァあ!!!」


 ジョリーに、一人の海賊が襲い掛かかった!! 


 ああ、船のマストから飛び降りてきた奴だ! 


 全体重の乗ったその刃が! ジョリー目掛けて振るわれ!!!


「はい捌き」


 ――剣捌き! オート・カウンター!


「え――斬! ぐァ!!」


 彼は、難なく捌き!!


 もう一方の手に持った剣で! 敵の胴体を泣き別れッッッ!!!


 二刀流となったのだァァあ!!!


「終わらせよう。『乱れ斬り』」


『『『『『「「「「「!? ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』


 うわ! この剣二刀流も強い!! 


 一方は炎で、もう一方は風の剣!


 それを振り回すだけで、炎が敵を飲み込み! 風が細切れに切断!


「こ、このやろう! 切り殺せ! ――斬! っが!」


「銃撃てぇ! 近づくな! ――ボッ! ぐげ!」


「魔法だ! 水や氷! 撃て撃てぇ ――ズバッッッ!!! ぎゃひ!?」


「「「「「『『『『『うわァァあ!!!』』』』』」」」」


 敵海賊も、果敢に攻めるが! そのすべてを踊るように避け、カウンターで焼き殺すジョリーにはかなわず!!!


 あっという間に、大殺戮!!!


 そして!


「お前ら。樽」


「「「「「『『『『『アイアイ・キャプテン! せーの! そいや! そいや! どっこいしょおおお!!! そいやああああ!!!』』』』』」」」」


 とどめは、部下の海賊に指示出して、火薬樽を複数! 敵に投げ込ませ!


 ――BAN!


 ピストルで、狙撃!! 


 ドッガァァァンンン!!! 大爆発ぅぅう!!! 


 ヒューーー!!!


 ああ、船の半分が、木っ端みじんだ!! 


 沈むぞぉぉお!!! うおおお!!!


「よし、お宝詰み込めぇ! 稼ぐぞぉぉお!!!」


「「「「「『『『『『うおおお!!!』』』』』」」」」


 あ、部下たちに指示を飛ばして、めっちゃ宝を回収してる!!


 手慣れてるなァ!! へーーー!!!


 っと、見ているうちに!


「よし! 敵皆殺し! 宝全回収! 稼いだぞ! お前らァァあ!!!」


「「「「「『『『『『!!! うおおお!!!』』』』」」」」」


 海賊戦は、終わり! 大勝利!


 うん! キャプテン・ジョリー・ロジャーの船! フライング・ダビンチ号の甲板に、溢れるほどの、金銀財宝! 金の延べ棒! 金貨の山! 武器、肉、酒が積み込まれ!!


「船を進めろ! 面舵一杯ィィい!!! ~~~♪♪♪」


「「「「「『『『『『~~~♪♪♪~~~♪♪♪~~~♪♪♪』』』』』」」」」」


 波に揺られて、キャプテン・ジョリー・ロジャーと、海賊たちの歌を聞きながら!


 船は、進んでいったのサァァあ!!! 


 ヨーホー!!!

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