第43話 PKたちは、キャプテン・ジョリー・ロジャーの船に乗り! 大海原へ繰り出した!!!


「さて、全員乗ったな。では、出発!!!」


 そう、全員の乗員を確認したキャプテン・ジョリー・ロジャーが号令を出すと。


「「「「「『『『『『アイアイ・キャプテン!!!』』』』』」」」」」


 船は、ゴゴゴゴゴゴゴ!!! っという音を立てて出発!


 うむ! 乗組員である海賊たちが、目にも止まらな速度で、一斉に動き!!


 慣れた手つきで、ロープを操えり! 帆を傾けて!


 風を受けつつ! 動き出し!!!

 

 大海原へと、スムーズに出発したのである!!!


「うおおお!!! すげぇ!!」


「皆機敏に動いてる! 風を受けて! 帆が張って! わあああ!!!」


「わ、潮風の匂い! すっげぇリアル!!」


「おお! 船が動いて! 早い!!」


「出向だァァあ!!! イエーーー!!!」


 これぞまさしく、海賊船!


 その様子に、テンションが上がるPK達!!


「さァ、外海に出るぞぉ。キャプテン・ビリー……俺の弟から、お前たちを頼むといわれててな。一人前の海賊になるまで、面倒見てやるさ」


(! やはり海賊!)


(銀行強盗の次は海賊か! いいね!)


「お世話になりまーす!」


「どんなことするんですか~?」


 ジョリー・ロジャーの発言を聞いて、PK達は大いに沸いた。


 キャプテン・ビリーの強盗も好きだった彼らは、同じく無法者の海賊プレイに、心躍ったのである。


 故に、実際に何を出来るのか。そう聞いたのだ。


「おう! とりあえず、基本から教えていこう! まずは、飯の調達だ!」


「この海は広い! 船で移動するなら、常に食料は船に積んどけ! 出ないと、食えなくて餓死するからな! マジで重要だ!」


「「「「「あー、なるほど。たしかに」」」」」


 言われたことを、すぐ理解するPKたち。


 始まりの街では、店がすぐそばにあったし。岩山基地では、店も作れてすぐ食べれた。

 

 しかし、海では違う。


 すぐに食べれる店も農場もないので、飯の維持が必要となってくるのである。


 環境の違いだなっと、ヒダールはうなずいた。


「その通り! 海賊にとって飯は命だ! あと、ラム酒な! んで、それらをどうやって得るかだが! いくつか方法がある!」


「一つは、島に上陸して、買うか、奪うか、育てる! もう一つが」


「海で狩りをするってことだ!!」


 そう言いつつ、ジョリー・ロジャーは! 船を、大海原のド真ん中に、停め!


「捕鯨準備! クジラを捕るぞぉ!! そうだな……そこのお前!」


「え、あ、はい! 俺ですか?」


「そうだ! お前だ! 一緒に来い! 小舟でクジラ取りをするぞ!!」


「!? え!?」


 そう、PK達を呼び!


 クジラ取りを始めたのであった!!!

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