第38話 坂本翔平の取材旅行! ハワイ・ビーチ!!


「おー、ここがサーファーの多いビーチか」


 確かに、サーファーに水着の美女が多い。波もいいね! うん!


 という訳で、俺である。


 ああ、あのあとボートを降りた俺は、船長からめっちゃ感謝された後『パニックが収まって動けて良かったが、あれはいったい?』と聞かれたので。


 忍術ですっと答えておいた。


 そしたら、『おー! ジャパニーズ・リアル忍者! おー!!!』っといわれ、めっちゃ握手され、写真もお願いされたのでピース。


 っふ。忍者がスマホで写真かァ。


 田舎の親父が聞いたら、腹抱えて笑いそうだな。


 そう思いながら、サインも頼んできた船長の色紙にサインを書き。


 そのまま、このハワイで一番人気のサーフィンスポットに、やってきたのだよ!!!


 うん! 今回は、サーフィンをして波のデータと、サーフィンのモーションを撮るぞ!!


 金がないから、自分でやらないとね! 


 そういう訳で、水着に着替えて、一番安いサーフボードをレンタルし!


 カメラ内蔵の特性サングラスをかけ!


「イヤッフーーー!!!」


 波乗りだ~い!!!


 イエーーー!!!


「おお、結構波が良いな! サーフィンの事、実はよく知らんけど! 気持ちはいい! フーーー!!!」


 ああ、涼しい風に、青い波が最高!!!


 空飛ぶカモメのように自由で、キャーキャー言ってるビーチのギャルを見てると、テンション上がるね! うん!!!


 そして、波の波形データ、力学データも、良い感じで取れてるぞ!!! 


 日々進化を続けるVR技術バンザイ!!


 遊びながらの、データ取得! 


 役得だぜぇぇえ!!! ウイーーー!!!


 って。


(あ。波が終わりそうだな。じゃあ、もっと奥へ移動するように、海の上へを滑って、え!?)


 !? うお!?


 なんだ!? 波の上を滑って、奥の方へ来たら、いきなり! 


 サーフィン・ボードが、ぶち上げられた!?


 これはァァあ!!!


「!!! キャー! 見てぇぇえ!!! ビッグ・ウエーブだわァァあ~~~♡♡♡」


「「「「「『『『『『!!! おおおおお!!!』』』』』」」」」」


 うん! 名も知らん金髪爆乳ギャルが、言ったように!


 ビーチの人々が、アンビリバボー!!っと、驚きの声を上げたように!!


 大波が発生!!!


 たまたま、俺が滑って来た時に! 波が起きたから!!!


 俺、大波に乗ってるぜえええ!!!


 ウイーーー!!!


「いや、でもこれ危ないな! パワーがすごすぎる!!」


 うん! 波のデータは十分に取れるが、このままは危ない!!!


 きっちり乗りこなさないと、振り落とされて、飲まれちまう!!!


 だから!!


「っしゃおらあああ!!!」


 昔取った杵柄で、アドリブ乗りこなしィィい!!! フーーー!!!


 ああ、大波の頂点に乗りつつ、乗りこなし、あ。


 だめだ。すごい力で弾かれそう! っじゃ、このまま下に滑り降りて、お!


 波のトンネル!! この中を通っていこう!!


 おお、美しい景色! 


 煌めく波のトンネルから見る、ビーチ! 青空! 海の青さが! 素晴らしいね! ええ!!!


 じゃ、このままトンネル通って、あ。


 ヤバイ! 今度は巻き込まれかけてる! 波に押しつぶされそうだ!


 だから、波を登るように上がって、それ!


「ジャンピング! フーーー!!!」


 大波の先から、駆け上がるようにジャンピング!!!


 グルングルンと回転しながら、重心・体制を整える構えと、呼吸を行い!


 大波の上に、着水!!!

 

 よし、成功!!!


 あとは、このまま! 跳ねるようにジャンピング!!!


 波の上で、サーフボードを回転させ! 自分も飛び!


 縦にしたサーフボードに乗り、さらにジャンプ! 回転! ジャンプ! 回転!


 こうして力を発生させて、大波の力を乗りこなす!!!


 水の上を浮き沈みするブイのように! 波に合わせて、俺が飛び! 飲み込まれないように時間を稼ぐ!!


 すると!


「お! 波が崩壊しそうだ!」


 俺の粘り勝ち!

 

 そろそろ降りよう!!!


 崩れた大波の高い所にいると、海にたたきつけられるからな!


 なので上から降りて、横滑り!


 波のトンネルをまた通って、崩れるより先に! 抜ける! 抜ける! 抜け――バッシャァァァンンン!!!


 抜けたァァあ!!! ヒューーー!!!


 あー、良かったッッッ!!!


 マジで、無事に波を乗り切り! ビーチに戻ってこれたァァあ!!! っはあああ!!!


 怖かったよ! マジで!!


 大波に溺れたり、巻き込まれなかったか、マジで不安だった!!


 まァ、波のデータに、大波のデータ! サーフィンの技っぽいデータとも取れたのはよかったけど!


 二度とやりたくないね! 


 危険すぎる! マジで!!! ええ!!


『『『『『「「「「「!!! うおおおお!!!」」」」」』』』』』


 って、なんだなんだ!?


「「「「「『『『『『うおおおお!!! すっげえええ!!!』』』』』」」」」」


「「「「「ファンタスティック! アメージング!! HHHHHUUUUU!!!」」」」」


「あんた、凄い波乗りだったよ!!」


「すっげぇァっこ良かった!! HHHHHUUUUU!!!」


「連続エアー! かっこよすぎだろ!!」


「チューブライディングも、すっげぇクール! めっちゃ良かったぜ!! イエーーー!!!」


「あんたプロだろ!! マジでかっこよかった!」


「サインくれ!」


「ツーショット良い!?」


「頼むよ頼むよ~」


「ウイーーー!!!」


「お、おお? うおおお!!!」


 なんか、ビーチの人々! 


 うん! かっこいいサーファーたちや、美人なギャルたちに! 


 めっちゃ褒められ、写真撮影! サインをねだられ!


 大歓迎されたのであったァァあ!!!


 うおおお!?!?

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