第39話 坂本翔平の取材旅行 IN ラスベガス!!


「ここがアメリカ・ラスベガス! その空港か。っはあああ~~~!!!」


 はいどうも。あの大波サーフィンの後、めっちゃビーチの人々に歓迎され、酒や料理をおごられて。


 なんかハワイ・サーファーの偉い人に褒められて写真撮り、多くの人やギャラリーと写真撮り。


 夜までお祭り騒ぎとなったハワイで一夜を明かし。


 飛行機でラスベガスまで来た、坂本翔平です。


 あああ~~~、凄い盛り上がりだったなァ。


 うん。ハワイのTVレポーターや、他にもサーフィン関係の記者から多くの取材を受けて。


 大波がどうだったの、どんな心境だったの、マジで初心者? など聞かれまくり。


 それに、生きるために必死だったとか、気が付いたら体が動いてたとか言ったら。マジの天才だ! など言われ。


 その後は、サーファー、取材関係者、観光客、全部巻き込んでのお祭り騒ぎ!!!


 旨い肉、海老、パイナップル、スイーツ、酒を味わい。記者と意気投合したんで。


 名刺を受け取り、伝手を作っておいた。


 尚、この時に、アイアム・ゲーム開発者ァァあ!!! とは言ってない。


 こういうのは、俺がファンタジア・エルドーンの続編を作りあげた時にそれとなくリークしたりすることで。


『あの初心者・サーファー! 実は、ゲームの開発者だった!?』


 ってことで、宣伝ができる。


 そのための、伏線・布石を張ったという所だな。


 彼らの興味が引ければ強いが、薄れてたら引けないので、時間を置かずに暴露したいところだ。


 まァ、新シーズンは、あと数日で公開予定だし。いくつか引けるだろう。ええ。


 あと、同じような理由で伝手を作ったのが。


「キャーーー♡♡♡!!! 翔平~~~♡♡♡」


「「「「「『『『『『イエーーー!!!』』』』』」」」」」


 っと、大盛り上がりのパリピたち。


 とくに、金髪ボインなギャルたちだ!!!


 なぜかといえば、彼女たちは陽キャ世界・パリピ世界に伝手を持ち! 陽キャにゲームを勧めてくれるのである!!!


 ああ、今の時代。陽キャもゲームするからな。特に、VRゲーム。


 むしろ、一部では陽キャがパーティーするために行う、VRゲーすらあるほどだ。


 ゲームは、陽キャに支持されているのである。


 なので、彼女たちを通じて、ファンタジア・エルドーンの新シーズンを紹介してもらうため!


 全員と連絡先交換!!!


 そのまま、俺の部屋まで飲んで! めっちゃ盛り上がったのである!!!


 ウイーーー!!!


 ちなみに、この時に取材データは、ホテルに預けた。


 サーフィンの偉い人が金払って招待してくれた一流ホテルなので、データもかなり強固に扱えてもらったよ。


 おかげで、金髪美女たちと朝まで盛り上がり! 


 寝て、起きて、さらに盛り上がって。朝飯食べて、盛り上がって! 


 そのまま、朝からプール・パーティーで盛り上がり、シャワー浴びた後も、ホテルのパーティー会場で酒飲んでパーティーし! 


 盛りに盛って盛り上がって! 盛大なお別れ・パーティーした後も!


 データは全部、無事!

 

 前の仕事の時みたいに、眠剤盛られて盗まれた! なんてことはなったぜ! ウイーーー!!!


 なので、大きな収穫……データを得て、記者につながり、美女たちと上げまくった俺は!


 『おごらせてくれ!』っと、飛行機までおごってくれた、ハワイ・サーフィンの偉いおっちゃんのお陰で、飛行機に乗り!


 ラスベガスに着くまでに、仕事!!!


 クジラやサーフィンのデータを、ゲーム化して睡眠し!


 ラスベガスに、着いたんだよなァ。


 いや、凄い体験をしたもんだ。

 

 じゃけん、ラスベガスでも、がんばっていこう!!!


 おおおお!!!


 という訳で!


「おお! ここが、カジノ・ホテル! ゴールド・ラッシュ・ホテルかァ! はあああ!!!」


 空港から出て、カジノ・ホテルへ直行!!


 俺が今日泊まる予定のホテルであり! ホテルの中にカジノがある!


 ゴールド・ラッシュ・ホテルに、来たァァあ!!!


 フーーー!!!


 ああ、ここでの取材は、ズバリ・カジノ!!!


 海と言えば、海賊! 海賊と言えば荒くれ者! 


 荒くれ者と言えばカジノ!!


 そういう訳で、次のゲームではカジノやギャンブルを出したいから! 取材や撮影OKなカジノで、プレイし! データを取るぜ! ええ!


 ちなみに、カジノやギャンブルは、PKだけでなく! プレイヤーもできるようにするぞ!!


 そこらへんは公平にするから、安心してくれ!! へへ!!!


 じゃ!


「まずはポーカーだな!」


 さっそくホテルの1階に降り、ポーカーをやろう!!! 


 ――ジャリリリ!!! ビンビンビン!!!


「うおおお!!!」


「アメージング!」


「ふぁっきゅぅぅぅ!!! ああああ!!!」


「んっほおおおお~~~!!! ~~~!!! ~~~!!!」


「!? わ! うるさ! 凄い活気だなァ!!」


 1階のカジノエリアに近づくと、すごくうるさい!!!


 ああ、スロット・マシーンのギラギラした輝きに、機械音!


 何十もあるテーブルに、数百人の人間がいまくりで!


 歓声や、絶叫! 歓喜に苦悶、断末魔が響き渡る!!!


 まさに、熱狂のカジノ・エリアだ!


 参考になるなァァあ!!! っはあああ!!!


「すいません。1万ドルチップに」


「かしこまりました。どうぞ」


「どうも。ポーカー・テーブル空いてる?」


「右奥の方のテーブルが開いてるで!」


「ありがとう! 行ってみるよ」


 とりあえず、資金は400万円。つまり、約4万ドルあるので、1万ドルをチップにし! 遊ぶことに!


 人の波を通り、絶叫と泣き叫ぶ声。歓喜の声を聴きながら、奥のテーブルへと、進んでいく!!! 


 ふむ。やはり、本物はいいなァ。


 グラサン式カメラで記録してるから、是非ゲームに反映させよう!!!


(って、あ、待て待て。その前に、ロールプレイングを決めないといかんかったな)


 そうだ。その問題があった。


 ファンタジア・エルドーンのカジノでは、ユーザー同士でのバトルや、NPCとも遊べるようにする予定だ。


 そうなると、ユーザー同士は別にいいとして。NPCの種類が問題となる。


 新エリア的に、商人、海賊、兵士、村人、市民、貴族、海軍、ギャンブラーなどがいいだろう。


 が、ただ配置するのは芸がない。


 ここは、せっかく生のポーカーを出来るのだ。


 ここで、それぞれの役職を想像しながらRPすることで、NPCのゲームプレイの方向性や特性を作り! NPC内のAIを、育てるようにしよう!!!


 例えば、荒々しい海賊は、ドンドン掛けるプレイで、抜け目のない商人は、最初は様子見で途中から掛けてくる。


 兵士は守る所は守り、自信ある所は、勢いよく来るとか。貴族は、しょっぱなからかけまくってくるとか。


 それを念頭にプレイすれば、NPCも育ちやすい!!!


 新シーズン開幕から、ある程度育ったポーカーを楽しめるぞ!!!


 よし!


(ロールプレイングをしよう! まずは、海賊にするか。荒くれ者の酒場とか下級海賊とか合うし。上級カジノとかでも、大物海賊とかが出れば似合うからな)


 上中下の海賊で、RP・ポーカー!


 まずはそれでいこう! ええ!


 ……とはいっても、リアルにするのは、ヤバいのでね。うん。


 内心でRPさせてもらおう。


 故に!


「カードをどうぞ。どうしますか?」


「ふむ。レイズ」


 俺は、表では普通にしながら。


(俺は、雑魚海賊! 手札が強いかどうかは知らねぇ! とにかく、ガンガン上がて行くぞ!! ヒューーー!!!)


 内面では、まず雑魚海賊を演じたのである!!!


 っで。


「ガード・オープン!」


「あ、はい」


 俺、フルハウス。


 相手、3カード。


「!! お、お客様の勝ちです。どうぞ」


 ――チップ・じゃらじゃら!!


「「「「「『『『『『『!!! うおおお!!!』』』』』」」」」」


「また勝ったぞ!」


「すげえええ!!!」


「これで、10回連続勝ち!! 5万ドル(500万円)は稼いだぞ!!」


「マジかよぉぉぉ!!!」


「やっべえええ!!!」


「HHHHHUUUUU!!!」


 なんか、大勝ち連発!


 すっげぇチップの山を、稼いだのであった!!!


 ええええ!?!?

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