第28話 チャリンスキーVSキャプテン・ビリー!!


「大錬金・武装世界ウエポンズ・ワールド!!」


「賊の財宝!! 解放!!!」


 チャリン・スキー VS キャプテン・ビリー!!


 それは、ものすごいバトルだった!!! 


 チャリン・スキーは、錬金術で作る武器の嵐! それを爆破!!!


 剣、槍、弓矢、チャクラム、大剣、銃撃、大砲、魔道の杖!


 それらがキャプテン・ビリーに殺到し、攻撃しながら、自爆していく!!!


 そんな、圧倒的な破壊の暴力の前に! 


 キャプテン・ビリーも、また! 切り札を発動!


 自分の過去に盗んだお宝を、影から呼び出し! 使用する!! 『賊の財宝』を展開!!


 ああ、プロが作った武器から、神の武器まで! 様々な武具が宙を飛び!


 ドでかい爆破や、神聖なる槍の突き。


 巨人を殺す斧の斬撃や、伝説の剣から放たれる真空の刃。


 世界を破壊するレーザー・ビームが、チャリン・スキーへと殺到する!!!


 そんな猛攻に、チャリン・スキーは!


「っく! サイバー・ビーム流! 発動!」


「レーザー・キック!! っはァァあ!!!」


 サイバー・ビーム流の蹴りで、ぶち破り!!!


 ああ、神代の武器が放つ、光りの暴風雨を!


 たった一発の蹴りで、逸らしたのである!!!


「お前も使ってんのか! それ!!!」


「ええ、いろいろと学んでますよ。私たちにはない考え・発想・技術! 大好きだ! 狂おしいほどに!!!」


「ああ、そうかい!!!」


 そう言いつつ、キャプテン・ビリーは、距離を詰める!


 チャリン・スキーのHPが、ごっそり減っていること……先ほどの、族の財宝の攻撃を、完璧には反らせなかった事を見ていた彼は。


 カルマスキル・シャドー・ロードで、残像を残しながら進み!


 ここで死ね!! っと、二本のナイフを構え!


「シザー・クロス!!!」


 ――斬ッッッ!!!


 一気に、チャリン・スキーへと襲い掛かったのだ!!!


「っく!!」


 それに、サイバー・ビーム流のチャリン・スキーによる! 光の速度の、剣、ナイフ、斧、槍、棒、大剣などが、カウンター!!!


 キャプテン・ビリーのナイフを弾き、捌き、打ち返し!


 その体に、刃を当てていこうとする!!


 っが!!


「そこぉ!!」


 ――見切り! カウンター!!!


「巨人の斧!!! どらァァあ!!!」


 ドッガァァァンンン!!! っと、一刀両断!!!


 うむ! 両刃の斧で、瞬時に叩き潰す! キャプテン・ビリー!!!


 盗みで、チャリン・スキーの癖を盗んだ彼は! そこに、カウンター技を合わせ! 


 チャリン・スキーの展開していた全ての武器を! 一撃で破壊したのである!!!


 っが!


「……そうくると思っていた!」


「!? なn!? ――仕込みカウンター! 光速・暴れ突きマッハ・スラスト!! !? ぐわ!!」


 ―― ド ン ッ ッ ッ !!!


 それを受けても、チャリン・スキーは! 死んでいなかった!!!


 ああ、そうだ! HPが2割を切り、頭から血を流す彼は、それでも! 剣を作り! 


 カウンター! 光速の暴れ突きを! 


 キャプテン・ビリーに、ブチ当てぇぇえ!!!


「ッッッがは!!」


 それにより、キャプテン・ビリーは血を吐き!


 すさまじい衝撃で、木々が吹き飛び! 地面が割れ、空が揺れた!!!


「!?!? ええええええ!!!」


「すっげえええ!!!」


「当てたァァあ!!!」


「「「「「『『『『『!!! うおおおお!!!』』』』』」」」」」


 その事実に、みんなが、驚きの声を上げ!


 チャリン・スキーが勝った! 


 と思いきや!!


 ――カルマ・スキル! 闇の強欲!!


 そう! カルマ・スキルを仕込んでいたキャプテン・ビリーの、スキル! 闇の強欲で!


 キャプテン・ビリーの体から、闇が噴き出て! 


 チャリン・スキーのカウンターと剣を、飲み込んだのである!!!


 そして!! 


「いいことを教えよう。俺も、そうくると思っていた」


「ッッッ!!!」


「だから返すぜ! ホワイト・ホール!!」


 ――光速・暴れ突きマッハ・スラスト 解放!!! 


 ―― ド ン ッ ッ ッ !!! 


「!? がッ!!!」


 驚くチャリン・スキーの胸に、ナイフを突きたてたキャプテン・ビリーが、宣言し! スキル・発動!!!


 チャリン・スキーの体に刺さったナイフから、先ほどの剣が飛び出し! 


 さらに、カウンターの衝撃!!!


 そう! 空気を揺らし、木々を吹っ飛ばしたそれが! 倍以上の威力となって!


 チャリン・スキーの体を、ぶっ飛ばしたのだァァあ!!!


「!!! がっはあああ!!!」


 数百メートルぶっ飛ばされて、血を吐いて、倒れ伏す! チャリン・スキー!!!


「うえええ!?!? ちゃ、チャリン・スキー!!!」


「死ぬな! 絶対に死ぬな! 回復魔法!!」


「魔法使える奴は、チャリン・スキーを回復しろ!」


「チャリン・スキーを死なせるなァ!!」


『『『『『「「「「「うおおお!!!」」」」」』』』』』


 回復魔法を唱えるプレイヤーたち!!! 


 余りのダメージに、回復する先からHPが減っていくが、なんとか、一命をとりとめる!!!


 そんなチャリン・スキーに!


「シャドー・ロード! シザー・クロス! ヒャッハーーー!!!」


 シャドー・ロードの悪魔的速度で!


 飛びかかる! キャプテン・ビリー!!!


「と、止めろぉ!! サンダー・バリア!」


「行かせるな! エクスプロージョン!!」


「爆熱ファイア! 氷結ストーム! 合わせてぇ、冷熱・インパクトぉぉお!!! オラァァあ!!!」


 それを止めようとするプレイヤーを!


「うぜぇ!!」


「「「「「!?!? ぐっはあああ!!!」」」」」


 シザー・クロス!!!


 二つの刃をクロスさせるだけで、四方八方! 上下左右! ありとあらゆるものを切り刻む! 


 闇の技が、ぶっ飛ばし!


 さらには!


「ヒャッハーーー!!! チャリン・スキーを殺すチャンスだ! 全員! ボスを援護しろぉぉお!!!」


「うおおお!!!」


「爆熱! 爆熱! 爆熱ぅぅう!!!」


「アイス・ストーム! サンダー・ストーム! ファイア・ストーム! 極大・エクスプロージョン!!!」


「ドララララァァァ!!! マシンガン! 漢撃ちィィい!!! っはあああ!!!」


「ホワイト・アウト」


「同士討ちですわ! オーッホッホッホ!!!」


「「「「「!?!? ぐわあああ!!!」」」」」


 PKたちの攻撃もあり! 多くのプレイヤーが! KO! 


 キャプテン・ビリーを、妨害できなかったのだ!!!


 故に!!


「今度こそ死ね。老体」


「!!」


 地面に横たわるチャリン・スキーに、キャプテン・ビリーは追いつき!


「闇の重力! 我が斧へとエンチャント! っはァァあ!!!」


「『星砕く・巨人の斧オリオン・ストライク』!!! どらァァあ!!!」


 両刃の斧に、無限の重力を与えた! ガード破壊の闇斧とし! 


 止めを刺そうと、振り降ろしたのだ! 


 っが!


「光魔法・秘術! 黄金の盾!!!」


 チャリン・スキーの魔法! 光のバリア!!!


 そう! 黄金のように輝き、数学の方程式、幾何学模様が多重展開される! 美しきバリア!!!


 それが、一瞬だけ! キャプテン・ビリーの闇の斧! 無限の重力の振り降ろしを! 


 ひび割れながらも、食い止めた!!


 その隙に!


「冒険者たちに、『秘儀・力の神の加護』! そして、召喚!!」


「「「「「!!!」」」」」


 プレイヤーたちを、全員強くし! 回復させ! 


 キャプテン・ビリーの横へと、召喚し!!!


「「「「「おっりゃあああ!!!」」」」」


「!? ぐはァァあ!!!」


 横からキャプテン・ビリーを、ぶっ飛ばし!!! 


 うむ! 強くした冒険者に、キャプテン・ビリーを襲わせて! 


 チャリン・スキーは、なんとか生き残ったのである!!!


「おいおい、らしくないな。俺との戦いで、他人を召喚するなんてよぉ!」


 少し遠くに吹き飛ばされたキャプテン・ビリーは!


 ぺっと血を吐きながら、チャリン・スキーにガンを飛ばす!!


「ははは。そうだな。前の私なら、しなかった。っが、実は決闘を経てから、考えが変わったものでね!」


「仲間を頼るってことを、覚えたんだよ!!!」


 そのセリフとともに!


「「「「「おおお!!!」」」」」


 チャリン・スキーと、キャプテン・ビリーの間に現れる!


 強化されたプレイヤーたち!!!


「ああ、そうかい!!」


 憤怒の表情を浮かべるキャプテン・ビリーと!


「では、皆! 任せた!!」


「「「「「おう!!」」」」」


 プレイヤーたちに背を預けて、街へ逃げる!! チャリン・スキー!!!


「逃げられると、思ってんのかァ!! オラァァあ!!!」


「「「「「っはあああ!!!」」」」」


 追いかけるキャプテン・ビリーに、超強化されたプレイヤーたちが! 襲い掛かる!!!


「行くよ! 桃、唯! 魔法サイバー・ビーム流! 重力・ビーム!!!」


「わかってるよ! 茜! 獣サイバー・ビーム流! 人狼・ラッシュ!! オラァァあ!!」


「アイアン・メイデン!! 巨大・鉄剣斬! っはァァあ!!!」


「行くぞ! シルフィ! 覇王・超神斬!!!」


「分かってる! 伝次郎! ダイナマイト・アロー!!! それぇぇえ!!!」


「「「「「俺らも、行くぞ!!! うおおお!!!」」」」」


 放たれる、光速の攻撃! 魔法! ビーム!


 特殊な力を持った、霊能の攻撃!!!


 それに対し、キャプテン・ビリーは!!


「闇の力! 全開! 全てを飲み、俺の力に! そしてぇ!!」


「我が部下の力に! てめぇら! こい!!」


「「「「「!!! いやっほおおお!!!」」」」」


 闇の力を、全開!!!


 攻撃を吸収しつつ! 強化されたPKたちを呼び出し!!!


 全面戦争!! したのであったァァあ!!! 


 ウイーーー!!!


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