第6話 PKピエロ軍団とキャプテン・ビリーの、強盗劇! 開始!!!
それは、ゲーム内時間が11時になったころだった。
前日のチャリン・スキーの発言から、きょうにも追加エリアが来るのではないか。武器や魔法が買えるのではないか。
そう期待して、始まりの銀行前に集まっていた、プレイヤーたちの前に!
『『『『『「「「「「イヤッホー――!!!」」」」」』』』』』
いきなり、ピエロの軍団が現れ!
襲いかかってきたのである!!!
「おらあああ!!!」
『しねぇぇえ!!!』
――BAN! BAN! BAN!!!
――ドンッ! ドンッ! ドンッッッ!!!
「ぎゃ!」
『ぐえ!』
『『『『『「「「「「!? ぐわあああ!!!」」」」」』』』』
ピエロたちのショットガン、ライフルで、やられる! NPCたち!!
「な、なんだこいつら!? なんで銃なんて、ぐわ!?」
『! こいつら、PKだ!』
「反撃しろ!! 銃は盾で防げる! っく!」
『魔法でも防げた! いくぞぉぉお!!! 『カウンター・サンダー』!!!』
「ああ、やってやる! PK狩じゃい!!! 『剛力斬り』!!!」
『おら! 『爆発ファイア』!! たっく! 新エリア待ってたらPKかよ!』
「間が悪いなァ!! 『シャドー・アロー』!!!」
『数の暴力でしねぇぇえ!!! 『フルスイング・ハリケーン』!!! っらあああ!!!』
「っしゃ! 『氷結・ブロー』!!」(……本当に間が悪いのか?)
「サンダー・アロー、分身アロー、狙い撃ち、反射撃ち、カウンター撃ち。5人倒した。右空いたよ」
(新しい武器・銃。それを全員が持って、ワープ襲撃。作為的なものを感じるのは私だけ?)
驚きながらも、訝しみながらも!
数と実力を活かし、反撃してくる! 冒険達たち!!
その反撃で、数人のピエロは倒せた!
っが!!
「あー、やっぱ数が多いと、PKは負けるな。しゃーない。カルマ・スキル! 『同士討ち!』」
「アイスボム! ファイア! はい、水蒸気で目隠し! 間で、カルマ・スキル! 『人食い鬼召喚』!」
「五月雨斬り! 払い斬り! 胴払い! 突き刺し・投げ! カルマ『混乱魔法』!! 大回転・斬撃乱舞!!! せいやあああ!!!」
『オー・ムエターイ! はァ!!! トイ(破壊の拳)! タッマラー(悪魔の縦肘打ち)! パンソーク(音速の肘打ち)! テッ(死の回し蹴り)!
テッカンコークワァー(恐怖の右ハイキック)! テックワァー(絶望の右ミドルキック)! テッカークワァー(蒼白の右ローキック)! テッカンコーサイ(光の左ハイキック)! テッサイ(秒速の左ミドルキック)! テッカーサイ(悶絶の左ローキック)!
フアコーク(死の頭突き)! 業・スキル! コマンド停止! カオローイ(始まりの飛び膝)、っはあああ!!!』
『テッ・ナロック(蹴り地獄)!!! フォアチャァァア!!! イヤァァあ!!!』
――はいはいはい!!! おらァァあ!!! どりゃァァあ!!!
「狙撃、カウンター・狙撃、ショットガン乱れ撃ち! 突撃撃ち! ライフル殴り! ライフル・ヌンチャク! ショットガン・アッパー! ライフル棒術! 呪い・発動! 『我に触れたもの、すべて死ぬが良い』!! っはあああ!!!」
ピエロたちが、攻撃しながら! カルマ・スキルを使用することで!!!
状況は、変化!!!
そう!
「!? ぐわ!」
「!! ぐえ!」
「お、おい! なんで殺し合ってんだ!」
「ち、違う! 体が勝手に!」
「さっき、奴が同士討ちって言ってた!」
「そういうスキルか! くそ!!」
同士討ちで、殺しまくるプレイヤーたち!!
「!? うわああ!!!」
「!? わ! なんかグロイの来た!? かず多ッッッ!!!」
「っぐ! 結構強い!」
「頑張れ! 押し返せ! ――よそ見してていいのか? 『エクスプロージョン』! !? しま!!」
――ドッガァァァ!!!
『『『『『「「「「「!! ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』
召喚された人食い鬼たちに苦戦してると!
魔法・『エクスプロージョン』をぶち込まれて、ぶっ飛ぶ冒険者たち!!
「ぐわ!」
「ぎゃ!」
「ごえ!」
「くそ! 辻斬りか! 有名なPKだ!」
「剣術やってるらしくて、攻撃スキルと合わせて、普通に切ってくるぞ! ――斬! が!?」
「くそ! 厄介過ぎる!! というか、時々動きがキャンセルされるんだが!?」
「そういうスキルだろ! ああ、やりにくい!」
「くっそおおお!!!」
辻斬りPKに切られまくり! 混乱魔法が厄介過ぎると痛感する、プレイヤーたち!!
「!?!? ぐわあああ!!!」
「な、なんつー連撃!? ぎゃ!」
「こ、これはムエタイ!? なんて威力!! ぐわ!」
「勢いが止まらねぇ! つええええ!!!」
『『『『『「「「「「!! ぐわあああ!!!」」」」」』』』』』
ダークネス・ムエタイっと、行動不可魔法により、やられまくる!! プレイヤーたち!!
『『『『『「「「「「!? ぐわあああ!!!』』』』』」」」」」
「呪いだと!? まさか、銃や体術でやられた奴、全員死んだのか!?」
「マジかよ! やばいな!!」
「というか、当たれば呪いで死ぬって。速度が速い銃と相性よすぎるだろ!!」
「俺らも銃ほしいぞぉ!!」
「殺して奪ぇぇえ!!! うおおおお ――BAN! ぐえ!」
「「「「「『『『『『!!! ぐああああ!!!』』』』』」」」」
銃や体術を食らったうえで、呪い発動! 死にまくる冒険者たち!!!
そうやって、カルマ・スキルと、魔法、攻撃を利用し!
プレイヤーたちを倒していったのである!!!
そうして!
「よっしゃ! 銀行に入ったぞ!」
「中は、クリア! 制圧した!」
「金庫にドリルを設置しろ! 壊せ!!」
「了解! やってやるぜ! へへへ!!!」
強盗団は、銀行に入り! 制圧!!!
金庫にドリルを設置して! 金庫を破壊し始めた!!!
そして!
「おい、何人か集まれ! 俺が、特殊なカルマ・スキルを使う! 何人か来い!!」
そう、銀行の中にいる、キャプテン・ビリーの指示に従い!
「はいはい! 俺! 俺!」
『俺もいく!』
「馬鹿! 持ち場離れるな! まだプレイヤーたちいんだろうが! 俺が行く!」
『私も!』
『僕も!』
「行きたいのは分かる! でも、攻めて倒してからいけや! このおおお!!!」
競うように! ピエロなPK達が集合!!
その結果!!!
「よーし、人数揃ったな! では、発動!!
『要塞魔法』!」
数人のカルマを合わせて、発動する!
特殊カルマ・スキル! 『要塞魔法』を発動!
それによって、銀行自体が、ガガガガガガガガ!!! っと作り替わり!!
・名無しのPK
うお! すごい! デカい城になった!!
・名無しのPK
マジか! 銀行が、城! 要塞になったよ! おい!!
・名無しのPKたち
うおおおお!!!
PKたちも、びっくりするほどの! 超でかい城!!
強固な要塞へと、変化したのである!!!
「よーし! 全員! 要塞の中に入れ! 金庫破壊までの、時間を稼ぐぞぉ!!」
『『『『『「「「「「うおおおお!!!」」」」」』』』』』
あとは、金庫破壊の時間を稼ぐ!!!
そうビリーの指示に従い!!
PKたちは、城の中へと入ったのであった!!!
「くそ! なんて奴らだ! あんなに強いなんて!」
「PKが始まりの街で暴れてる! ピエロの仮面してて、銃を持ってる! あと、よくわからん技も使う! 今までにない技だ! 気を付けろ!」
「報告! 銀行が制圧されたらしい! なんか、城! 要塞になってる!!」
「その中にPK達が集まってるぞ!」
「籠城戦か!?」
っで、それを見ていた! 冒険者たち!!
うん! PKたちのカルマ・スキルによって、皆殺しにされ! 始まりの街の端にリスポーンした彼らは!
ピエロのPK達が襲ってきて、めっちゃ強いこと!
チャリンの銀行が制圧されて要塞となり、そこにPKたちがいることを! 周りに伝え!
反撃しようとしていた!
が!
「くそ、どうなってるんだ!」
「PKに強化つきすぎだろ! アホかよ!!」
「こっちにも強化ほしいぞぉ!!」
「運営! 仕事してくれぇぇえ!!!」
「待っててもいいことはない! ココは打って出るべきだ!」
「どうやって? 数で押しても、やられたんだぞ!」
「作戦を考えるべきだ!!」
会議は、踊る! されど進まず!
建設的な意見が、出てこない!!
そこに!
――緊急クエスト! 銀行強盗を、倒してください!
YES
NO
「「「「「『『『『『!!!』』』』』」」」」」
待ってましたといわんばかりに!
緊急クエストが、出たのである!!!
それを受けると!
――光のスキルをゲットしました! 『回復』、『聖なるビーム』、『聖なる強化』、『仲間呼び』、『守護霊の魔法』、『番犬』! などなど!
様々な技を覚え!
――光のスキルは、善行を行うことでポイントがたまり、使えます!
――また、プレイ時間や、NPCからの好意がたかいほど! 全能力にプラス補正あり!
――これで、強盗団を打ち負かそう!!!
そう、励ましのメッセージと、強化を!
受け取ったのである!!!
『『『『『「「「「「うおおおお!!! すげぇ!!!』』』』』』」」」」」
「これはいいスキルだ!」
「今までの行動が、反映されるのはいいなァ!」
『これなら、やれるぜ!』
『ああ! 行動不能とか呪いは、守護霊が一回だけ防いでくれるらしい! それで戦えば、勝ちの目はある!!!』
「運営の迅速な行動に感謝!」
「こういうのでいいんだよ! こういうので!」
「やってやろうぜ!! ヒューーー!!!」
『『『『『「「「「「うおおお!!!」」」」」』』』』』
こうして、プレイヤーたちは、立ち上がり!!!
ピエロ強盗団VS光の冒険者たちの! 大戦争が!
幕を開けたのであった!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます